公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
常に感謝の心をもって
 新春挨拶 (2022/2/8記)
合気道道主 植芝守央
合気道道主 植芝守央
 今年が勢いのある明るい年になることを願いながらご挨拶させていただきます。皆様、明けましておめでとうございます。
 コロナ禍と言われるようになって早2年が過ぎようとしております。今回の越年稽古も大勢の方々に集まっていただくことが叶わず、合気道本部道場の指導部と本部道場会員で事前に受付で参加登録した方のみのさみしい越年稽古となりました。それでも新型コロナの変異株が出ている状況下、感染防止対策を考えながら行えたことは多くの方々にご理解ご協力いただけたからこそと感謝しております。
 昨年は緊急事態宣下が長く続き、制限されることも多い中、「今出来ることを精一杯やる」と言う精神で主だった行事を規模縮小しながらも執り行うことが出来たことは、新年を迎えるにあたって大きな励みとなりました。
 当たり前に出来ていたことが出来なくなり、予定していたことを実行出来なくなることは実行するのと同じくらいのエネルギーがいるものだということを実感しております。たとえ十分でなくとも、実行することに大きな意義があると思います。小さな規模でも形を整え実行することで前へと進めるだけでなく、次にバトンをつなげる大きな役割となるからです。
 その意味で、合気道本部道場鏡開き式、道場団体連絡会議、合気神社大祭、全日本合気道演武大会、国際合気道連盟総会、全国指導者講習会、全国学生合気道演武大会が規模縮小、またはオンラインによって行えましたことは勇気と絆の結晶であったと感謝しております。
 松下幸之助氏の名言の一つに「楽観よし悲観よし。悲観の中にも道があり、楽観の中にも道がある」があります。今この状況下、「今に何とか切り抜けられる思い」と「一体この状況はいつまで続くのであろうかという不安な気持ち」の二つが混在しておりますがどちらにも道があるという言葉には救われるものがあります。今年もその時々の状況を鑑み、その都度しっかりとした絆で前進あるのみと思っております。
 数々の場面でオンラインが活用され、今年もそうであろうと思います。合気会の主だった行事が世界中に配信され、これまで参加できなかった方々も参加出来たり、画面を通じてその場で会議が出来るといったメリットは多く、その利便性を痛感しております。その反面正直な気持ちとしてやはり、同じ空間でお互いの息づかいを感じられるところでお話しできたらと思ってしまいます。
 私は合気道という道を歩み、道統を継ぐ中で人と人とのつながりをとても大切にしております。それにはやはりお互いに顔を見て心を通じ合わせることが必要だと思います。この二年近く、合気道本部道場以外の方々とあまりお目にかかれずにおりますことがさみしく、歯がゆい思いでおります。
 今年は寅年です。壬寅は「厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となる」年のようです。コロナ禍という厳しい冬も必ずや終わり、合気道という道の木々や草花も厳しい冬に耐えた分だけの勢いが増し、緑豊かに、色美しく咲き誇ることを切に願っております。その道を互いに信じ合い、支え合い、己の行動に責任を持ち、他には常に感謝の心を持ち続け歩んで行きたいと思っております。
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