第七回道主特別講習会は九月十七、十八日の両日に、国内外から約三十団体、百二十名以上が参加し開催された。
講習会に先立ち、今講習会の実行委員長である茨城支部道場・稲垣繁實師範より開催するに当たっての諸注意の後、磯山博相談役より茨城支部道場や開祖についての話があり、午後一時より講習会が始まった。
植芝道主は「震災で壊滅状態のあった道場は、皆様のお陰で素晴らしい形に復興いたしました。この講習会では新しく立ち直った道場で多くの方々と稽古していただきたいと思います。」と挨拶があり稽古を行った。植芝道主は転換・入り身の基本動作の大切さを述べながら、入り身投げや一教などの基本技を中心に二時間講習を行った。六十畳の道場に百二十名以上が稽古をする環境ではあったが、参加者は皆、新しくなった道場を慈しむかのように、またお互いの研鑽を大切にしながら大量の汗を流していた。
夕方から行われた懇親会では、植芝道主より「笠間市を始め様々な方のご尽力を含めました皆様の大きな力で、開祖の建てた道場を大事に残しながら、新しくし皆さまと今日稽古、懇親会が出来ることを大変嬉しく思っております。」と挨拶があった。
更に笠間市・山口伸樹市長より「皆様にとっても掛替えの無い道場でありますが、笠間市にとっても世界に一つの、貴重な財産だと認識しております。また来年から始まる中学校武道必修化で、笠間市では合気道を選択いたしました。今後ともご理解、ご協力のもとお力添えできればと思っています。」とお祝いの挨拶があった。
海老沢五郎顧問によって発声された乾杯をかわきりに懇親会は大いに盛り上がった。また参加者の各宿泊先では夜遅くで深く懇親を深め合ったという。
十八日は午前十時より植芝道主による講習が二時間行われた。昨日の転換、入り身の基本動作に加え、丸く捌く動作を大切にすることを強調しながら、後ろ両手首取り、横面打ち、もろ手取りで基本技を中心に稽古をした。突き抜けるような青空に参加者は笑顔を絶やすことなく、最後まで大きな怪我人もなく盛会に二日間の講習会は終わりを迎えた。 |