第七回 茨城支部道場 道主特別講習会 (2011/10/10記)
茨城支部道場月例祭2011 茨城支部道場月例祭2011
茨城支部道場月例祭2011
 
 第七回道主特別講習会は九月十七、十八日の両日に、国内外から約三十団体、百二十名以上が参加し開催された。
 講習会に先立ち、今講習会の実行委員長である茨城支部道場・稲垣繁實師範より開催するに当たっての諸注意の後、磯山博相談役より茨城支部道場や開祖についての話があり、午後一時より講習会が始まった。
植芝道主は「震災で壊滅状態のあった道場は、皆様のお陰で素晴らしい形に復興いたしました。この講習会では新しく立ち直った道場で多くの方々と稽古していただきたいと思います。」と挨拶があり稽古を行った。植芝道主は転換・入り身の基本動作の大切さを述べながら、入り身投げや一教などの基本技を中心に二時間講習を行った。六十畳の道場に百二十名以上が稽古をする環境ではあったが、参加者は皆、新しくなった道場を慈しむかのように、またお互いの研鑽を大切にしながら大量の汗を流していた。

 夕方から行われた懇親会では、植芝道主より「笠間市を始め様々な方のご尽力を含めました皆様の大きな力で、開祖の建てた道場を大事に残しながら、新しくし皆さまと今日稽古、懇親会が出来ることを大変嬉しく思っております。」と挨拶があった。
更に笠間市・山口伸樹市長より「皆様にとっても掛替えの無い道場でありますが、笠間市にとっても世界に一つの、貴重な財産だと認識しております。また来年から始まる中学校武道必修化で、笠間市では合気道を選択いたしました。今後ともご理解、ご協力のもとお力添えできればと思っています。」とお祝いの挨拶があった。
海老沢五郎顧問によって発声された乾杯をかわきりに懇親会は大いに盛り上がった。また参加者の各宿泊先では夜遅くで深く懇親を深め合ったという。

 十八日は午前十時より植芝道主による講習が二時間行われた。昨日の転換、入り身の基本動作に加え、丸く捌く動作を大切にすることを強調しながら、後ろ両手首取り、横面打ち、もろ手取りで基本技を中心に稽古をした。突き抜けるような青空に参加者は笑顔を絶やすことなく、最後まで大きな怪我人もなく盛会に二日間の講習会は終わりを迎えた。
 道場修復の報告と御礼 (2011/9/11記)
茨城支部道場月例祭2011 茨城支部道場月例祭2011
茨城支部道場月例祭2011
 
 この度、皆様に大変ご心配をおかけしましたが、9月17、18日に行われた『道主特別講習会』から、震災で使用できなくなっていた弊道場が使用できるようになりました。
 6月より工事が始まり、内装は新築同様に綺麗になりましたが、今までの部分で使える部分はそのまま生かしながら修繕を行ったため、昔からの趣も残すという良い形で完成することができました。
 再開に先立ち『鎮座祭・お清祓い』が執り行われた後、講習会が始まりもとの活気のある道場に戻りました。
 道場修繕に際しては、多数の皆様からのご声援を賜ったことに深く感謝いたします。ありがとうございました。

道場長代行 植芝充央
 合気神社月例祭 (2011/6/15記)
茨城支部道場月例祭2011
茨城支部道場月例祭2011
 例年4月29日に行われていた「合気神社大祭」であるが、東日本大震災による影響で中止になったことは、4月号の合気道新聞で報告させて頂いたが、今年は毎月行われている月例祭として、本部道場並びに茨城支部道場の関係者約80名が集い行われた。合気神社月例祭は修祓に始まり祝詞、植芝家をはじめ各界代表の玉串奉奠者が行われ、参拝者全員で神言を奏上し、開祖・二代道主慰霊祭に移った。慰霊祭は祖霊、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、二代道主所縁の参拝者、参拝者代表による玉串奉呈が行われた後、天津祝詞が奏上された。

  神事の終了後奉納演武が行われたが、演武に先立ち植芝道主は「東日本大震災で災害に会われた方、被災された方々にお悔やみとお見舞いを心から申し上げたいと思います。こうした社会状況の中、合気神社並びに茨城支部道場も被災にあいまして、そういう中で、全国の合気道関係者をお招きすることは出来ませんでしたが、合気神社月例祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭を行うことが出来ましたことを心から感謝申し上げます。社会の安寧が保たれそして合気道の輪が更に広がりますことを合気神社の大神様開祖、吉祥丸二代道主の御霊に祈願させていただきました。これからも日々の成果を大切にして常に前を向きながら社会をより盛りたてながら歩んで生きたいと思っております。皆さんも是非合気道の和の心を活かしながらともに歩んでいただければなと思っております。今日はありがとうございました」と述べられた。

  尚、今回の震災により合気神社本殿、鳥居の破損、茨城支部道場の天井部分の破損がありましたが、本殿と鳥居は修復されました。未だ道場は使用できない状況です。
 合気神社大祭前の清掃奉仕に約50名 (2011/6/15記)
茨城支部道場 合気神社大祭前の清掃奉仕2011
茨城支部道場 合気神社大祭前の清掃奉仕2011
 4月17日、合気神社大祭前の清掃奉仕作業は午前9時から行われた。本部道場指導部から若先生を始め7名、本部道場幹事及び一般会員から6名、茨城支部道場から約20名、取手支部から約20名の参加があった。神社境内の清掃、神社・道場の周辺の草刈り、枝落としなどを実地した。同日は、天気も良く心地よい空気の中、絶好の清掃活動日和となった。先日の東日本大震災の影響等により、社会の空気が芳しくない一方で、清掃活動後の参加された方々の清々しい雰囲気が感じられた。作業は順々に進められ午後2時に無事終了した。奉仕作業に参加された皆様に心から感謝申し上げます。
 震災のお見舞い
このたびの東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。一日も早いご復旧と、ご復興をお祈り致します。
 茨城支部道場使用不可のお知らせ (2011/4/19記)
 3月11日の東北地方太平洋沖地震により、弊道場も被害を受け使用できなくなりました。よって、3月14日より合気神社拝殿(30畳)を使用し稽古を続けております。道場が使用できるようになりましたら、皆様にお知らせいたします。
茨城支部道場鏡開き式2011
茨城支部道場鏡開き式2011
茨城支部道場鏡開き式2011
茨城支部道場鏡開き式2011
 茨城支部道場鏡開き式 (2011/4/19記)
茨城支部道場鏡開き式2011
茨城支部道場鏡開き式2011
 平成二十三年、最初の合気神社月例祭は一月十六日午前十一時より執り行われた。道主は神社拝殿・道場にて、祝詞を奏上し、鏡開き式に訪れた会員たちと共に参拝をした。
 引き続き、正午より「鏡開き式」が茨城支部道場で開催され、菅原繁本部道場指導部師範の司会で進行された。
 式は、飯島悦男茨城県合気道連盟理事長の開会の挨拶から始まり、植芝道主より「合気道が国内外にてここまで広がったのは、先達たちが稽古を大切にしてきたからだと思います。その思いを大切にし、本年も皆さんとしっかり稽古していきたい」と年頭の挨拶があった。続いて磯山博茨城支部道場相談役、渡邉千明笠間副市長、柴沼広笠間市議会議長の挨拶、祝辞があり、来賓と茨城支部道場の役員紹介の後、樽の鏡割りが行われた。
海老沢五郎茨城支部道場顧問の乾杯の発声、額賀福志郎衆議院議員、長谷川大紋参議院議員、橋本昌茨城県知事より頂いた祝電の紹介があり、会は和やかかつ賑やかに行われた。会の最後に、植芝充央茨城支部道場道場長代の挨拶があり、平澤憲次全国高等学校合気道連盟会長の発声のもと会を締めくくった。
 道言 (2011/4/19記)
 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 めまぐるしく変わる世の動きの中で、今年も本部道場の越年稽古中に新年を多くの皆様と一緒に爽やかな気持ちで迎えることが出来ましたことを嬉しく思っております。
 合気道新聞は本号で6百号となりました。活字離れの時代に五十年間継続してきたことは素晴らしいことだと思います。この区切りの号を新年号として発行出来ます事でなお一層新年のお祝いとなりました。
 新たなる気持ちで昨年を振り返り、抱負を述べさせていただきたいと思います。
合気会道主画像
合気道道主 植芝守央 
 (財)合気会本部を中心に国内外ともに例年と変わりなく、平穏に数多くの講習会、周年記念行事が執り行われました。例年と変わりなくといっても一つ一つの行事における年月の積み重ねを感じ、歴史と先達の努力、熱意を感じ取りながら昨年を終えることが出来ました。
 合気道は昭和二十年代後半より植芝吉祥丸二代道主によって一般へと門戸が開かれ、開祖植芝盛平翁の技と哲理が国内外の多くの国々へと其の輪を広げました。とりわけ学生に対する合気道の普及は吉祥丸二代道主の強い願いであり、心血を注ぎ、稽古を実践しながら普及にあたっておりました。その実現として創立された全国学生合気道連盟が五十周年を迎えました。同連盟は昭和三十六年に関東の大学十三校と関西の大学三校のわずか十六校で創設されました。しかし、現在に至っては北海道から中四国まで百二十校を超える大組織となっております。五十年間でこのような大きな組織となったことを感慨深く思います。ただ残念なことに、参加大学の数はこれだけ多くなったのですが、各校の部員の人数が減少しているということです。合気道に限らず部活動離れが現実なのですがやはり寂しい気がいたします。昨今、合気道を含む武道全般が海外で盛んになっておりますが其の反面、日本国内における武道人口が減少傾向にあると聞きます。こうした傾向が全国学生合気道連盟にも表れているように思います。日本の文化を大切に、誇りを持つように日本の教育現場にも協力していただける事を願っています。
 全国学生合気道連盟が五十周年を迎えたわけですが、昨今創部五十周年を迎えた大学が七校ありました。祝賀の席へ参りましたが、大学合気道部の五十周年の歴史の底力と頼もしいパワーを感じることが出来ました。現役部員の日々の努力は言うまでもありませんが、五十年間毎年誕生した大勢のOB・OGの方々の団結力が現在の合気道を支えている一本の柱となっていることを確信いたしました。また、OB・OGの中から地域やシニアボランティアとして活躍している方々を多く輩出していますが、その事が今日の合気道の普及に繋がってきたことは間違いありません。そうした意味においても、現在大学の合気道部部員も四年間で終えることなく、社会に巣立った後も稽古を継続し、それぞれの立ち場で次世代へと継承していってもらいたいと思います。
 それと同時に、先達が築き上げたものを大切にする心を育てることは、合気道はもとより日本の文化を大切にする事でもあると思います。中学校の正課体育で武道が必修となり、「武道を通して日本の伝統や文化を知る」と言う事はまさにこの心だと思います。
 今年、合気道本部道場創建八十周年、財団認可七十周年を迎えます。
 合気道は開祖植芝盛平翁が日本伝統の武術の奥義を究め、さらに厳しい精神的修養を経て発展させた現代武道です。日本の土壌から生まれた、日本の誇る文化の一つであると確信しております。本部道場が創建されてからの八十年の間に、合気道は吉祥丸二代道主を主とする先達の努力により日本から世界九十五カ国へと広がって参りました。そして、その都度日本では馴染みの薄い遠隔地の国々からの参加も見られ、其の広がりをじかに確信しております。
 こうして、今日の合気道の広がりを思う時、一つ一つの積み重ねがいかに大切であるかと改めて考えさせられるのです。今後も大きな一歩を踏み出すよりも少しずつ、小さな積み重ねを大切にしていきたいと思っております。
 卯は十二支の中で春の営みを象徴しているそうです。草木が芽吹き、地面を多い茂る、季節が始動する春のごとく、気持ち爽やかに前進して行きたいと思います。
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