公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 道主を囲む会 (2008/12/25記)
 十二月十四日、午前十時半より今年最後の合気神社月例祭が執り行われた。
 植芝守央道主は合気神社にて祝詞を奏上され、約120名が共に参拝し、その後、記念写真を撮った。
 続いて正午より例年の「道主を囲む会」が茨城支部道場で開催された。
 まず、来賓挨拶として橋本昌茨城県知事、額賀福志郎衆議院議員、渡邉千明(わたなべ ちあき)笠間市副市長が挨拶された。

 続いて道主は「本日はこのような会を催して戴き有難うございます。今年一年全ての行事が無事行なわれたことに安堵しております。来年も日々の稽古を大事にしてゆきたいと思います。」と挨拶された。
 その後、磯山博茨城支部道場長代行の音頭で乾杯した。
 
県内の道場からもたくさん参加があり、互いの親睦を深め、午後二時に会は終了した。

 道主特別講習会 (2008/9/25記)
 道主特別講習会は、九月十三・十四の両日、開祖所縁の地岩間(現笠間市)の (財)合気会茨城支部道場で開催された。
 講習会は今年で四回目となり、北は青森から南は熊本まで、さらにアメリカからも参加があり、初段以上四十三団体百三名が参加した。
 初日は初めに道主をお迎えして写真撮影を行い、その後全員で合気神社を参拝した。
 講習会は午後一時から三時までの二時間、植芝守央道主による指導が行われた。一日目の講習会は、基本動作である入り身と転換を活かした動きをテーマとされ、道主は全ての技に共通して含まれる基本動作の重要性を繰り返し指導された。
 講習会終了後、午後六時から茨城支部道場内で道主を囲んでの親睦会が催された。来賓として山口伸樹笠間市長が参加された。
 会の半ばには茨城支部道場相談役、島田栄氏と海老沢五郎・藤枝一弘両顧問から、茨城支部道場や開祖の昔話などが語られ、参加者は開祖所縁の道場で親睦を図った。
 二日目の講習会は午前十時から正午までの二時間、道主による指導が行われた。
 講習会は肩取り正面打ちと後両手取りからの技等を指導された。
 稽古の最後には道主より、戦後から現在に至る合気道の歴史、これからの展望などを話され皆が聞き入っていた。
 二日間の講習会は怪我人も出ず、無事終了した。
 平成20年度 合気神社例大祭 (2008/5/15記)
合気神社例大祭(2008)
合気神社例大祭(2008)
合気神社例大祭(2008)
[次の世代へ伝えよう]
 財)合気会は四月二十九日午後十一時より、茨城県笠間市(旧岩間町)の合気神社で「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」を執り行った。当日は千三百人名近くの参拝者が集まった。合気神社大祭は修祓に始まり大祭祝詞、植芝家を初め各界代表の玉串奉奠が行われ、参拝者全員で神言を奏上し、開祖・二代道主慰霊祭に移った。
 慰霊祭は祖霊、開祖、吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、門弟代表、合気会役員代表、開祖所縁の参拝者、二代道主所縁の参拝者、参拝者代表による玉串捧呈が行われた後、天津祝詞が奏上された。続いて、植芝守央道主が「開祖・吉祥丸二代道主を始めとする先達の方々が合気道の素晴らしさを唱え、そして実践してこられたその結果現在世界九十数カ国まで広がってきております。この素晴らしい形で広がった合気道を私どもはまたいい形で次の代に伝えていくことが役割であると思っております。そのためにもご参拝を賜った皆様をはじめ会員の皆様と共に歩んでいきたいと思っております」主催者挨拶を述べた。このあと、道主による奉納演武が社殿で行われ、午後十二時半祭典を終了した。
その後、直会が開かれ、植芝道主の挨拶、続いて、来賓を代表して山口伸樹笠間市長、森章二田辺副市長、常井洋治茨城県議会議員の挨拶があった。更に、多田宏本部道場師範の音頭で乾杯が行われ、懇親会へと移り大いに盛り上がった
 奉仕作業のお礼 (2008/4/28記)
合気神社清掃奉仕作業(2008年)
合気神社清掃奉仕作業(2008年)
 合気神社大祭前の清掃奉仕作業は、四月二十日(日)午前九時から行われた。本部道場、茨城支部道場、航空自衛隊入間基地合気道部、キャンプ座間、合気道自然館、取手支部、石岡支部、水戸支部等から五十九名の参加があった。神社境内の清掃、神社・道場の周りの草刈り、枝落としなどを実施し、作業は午後三時に無事終了した。奉仕作業に参加された皆様に心から感謝申し上げます
 鏡開き式 (2008/2/14記)
合気会茨城支部道場鏡開き式(2008年)
 平成二十年度、最初の合気神社月例祭は一月二十日午前十一時より執り行われた。植芝守央道主は神社拝殿において祝詞を奏上し、約百名の会員と共に参拝をした。
 引き続き正午から「鏡開き式」が茨城支部道場で開催された。笠間市助役 石川和宏様、茨城県議会議員 常井洋治様、額賀福志郎衆議院議員秘書 荻津様、長谷川大紋参議院秘書 君嶋様、道主令夫人、本部指導部師範、全国高等学校合気道連盟会長 平澤様、茨城支部道場役員、OB会員と県内十五道場の代表者が参加し、稲垣総務部長の司会で進められた。
 
先ず始めに道主より「平成二十三年四月から、武道が一万一千校ある中学校で必修正課として実施されるわけですが、指導者には単に合気道の技が出来るだけでなく、自らを高め、幅広い教養と品性を持ち合わせた人材になってもらいたい。それには日々の稽古を大事にし、今年も皆様と共に頑張っていきましょう」とご挨拶を頂いた。続いて磯山道場長代行は「今年も道主植芝守央道場長の意を体し、合気道の道統の確立の為、正しい合気道の普及と発展に努めるよう、本部と茨城支部がしっかりと連携していきたいと思います」と挨拶があった。次いで笠間市助役、石川様の祝辞が述べられ、奉納された二斗樽の鏡割りのあと、大澤勇人合気会総務部長の音頭で乾杯した。指導部及び会員のご婦人方の手料理と樽酒と御汁粉に舌鼓を打ち楽しい語らいのうち、午後二時散会した。
 新春道言 (2008/1/10記)
新春道言
 皆様、あけましておめでとうございます。世界中で色々な事がおこり、色々な事が考えさせられる中でこうして新たなる年を皆様方とお祝いできます事を幸せに思います。
昨年、合気道の活動は(財)合気会本部を中心に国内外ともに例年と変わりなく、平穏に数多くの講習会、周年記念行事がとり行われました。例年と変わりなくといっても一つ一つの行事における年月の積み重ね、充実度は増しております。そしてこの淡々と平穏の内に一年を終える事が出来る事こそ合気会の安泰であり幸せであると思っております。
合気会道主画像
合気道道主 植芝守央 
田辺市にて国際大会開催
今年は四年に一度の国際合気道大会が合気道開祖生誕の地和歌山県田辺市で行われます。ここ二回は東京代々木の青少年オリンピックセンターで行っておりましたが、今年は開祖没後四十年目と言う事もあり、田辺市で行う事となりました。世界九十か国に及ぶ地域に理解を深め、国際合気道連盟もその役割を年々重くしつつありますが、それだけに心しなければならない事は、決して中心をずらしてはいけないと言う事です。裾野が広くなる事を無理やりに縛り付ける事なく、あくまで自然体でありながら軸をしっかりと保っていく事は大変難しい事だと思いますが、このことが道統を守るという責任だと思っております。
教育における武道の意義
 昨年九月「中央教育審議会の専門部会は改定を予定している学習要綱で中学生の保健体育の授業の中で、武道とダンスを男女とも必修とする案をまとめた。武道は日本伝統や文化を知るために役立つと判断...」と中教審専門部会が出されています。勿論、義務教育の中で武道が取上げられる事は非常にうれしい事です。中学生での武道教育は難しい高校生への普及を考える時、とてもよい足がかりと思うからです。しかし、教育の現場に入っていくという事はこちら側の体制もそれなりに整えなければなりません。「武道を通して日本の伝統や文化を知る」となれば教える側も単に合気道の技が出来るだけでなく、人格や見識を備えた人でなければなりません。机上で学ぶ知識が必要とされる事は間違いないのですが、それ以外の豊かな人間性も必須だと思います。
「和合」の心を大切に
 合気道は「和合」の心を大切にしています。「和」と言う言葉の中には相手を認め、見守る心も含まれていると思います。受け入れ、許し、やさしく正す心が和合の精神であり、武道の心意気だと思っています。合気道は稽古の中ではお互いに投げて投げられ、受身をとりあい、両方を反復します。そのことでお互いの痛みもわかり、相手を思いやる心が養われていくのです。また、合気道は稽古により、人と人とが向き合い、お互いを尊重し、感謝し合う心を養います。その心を養い、理想の人物像に近づけるよう開祖の教えを受け継ぎ、合気道の日々の稽古を大切に今後も精進して行きたいと思います。それが今後の私の責任と思っております。そして、その事が人を大切にする事に繋がり、教育の現場で武道が果たす役割となり、責任となって行くのではないでしょうか。「道」は果てしなく続いております。合気道の道も然りです。今年もこの道を謙虚な気持で、決して驕ることなく邁進してまいりたいと思います。
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