公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 道主特別講習会 (2016/11/7記)
道主特別講習会
 第12回植芝守央道主特別講習会は、9月17日、18日の両日、公益財団法人合気会茨城県支部道場で開催された。
 全国各地から44 団体、から125名が参集した。
 17日の13時から2時間にわたって講習会が行われ、植芝道主は基本技を通して、呼吸法が行かされていること、入身、転換が全ての技に繋がって成り立っている事を指導された。
 稽古終了後、植芝道主を囲んでの懇親会が行われた。
 植芝充央道主本部道場長より挨拶があり、次に磯山博茨城県支部道場相談役から、また、植芝道主は挨拶の中で合気道が世界に広く普及していることに言及されながら感謝の意が表された。
 林典夫(公財)合気会理事の乾杯の発声で懇談に移り、各参加団体の紹介や参加者全員での合唱など、会場は盛大に盛り上がった中、稲垣繁実茨城支部道場師範より閉会の言葉がなされた。
 18日は10時から2時間の講習会が行われ、前日と変わらず参加者は、道場の使い方を工夫しながら、熱心に稽古に励み汗を流した。講習会の最後には、道主より2日間に渡る講習会の総括がなされ、無事に終了した。
 合気神社大祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭 (2016/7/4記)
合気神社大祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭
「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」は4月29日午前11時より、茨城県笠間市(旧岩間町)の合気神社で執り行われた。当日は千四百名近くの参拝者が集まった。
 合気神社は修祓に始まり、大祭祝詞、植芝家を始め各界代表の玉串奉奠が行われ、参拝者全員で神言を奏上し、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭に移った。
 慰霊祭は祖霊、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、二代道主所縁の参拝者、参拝者代表による玉串奉呈が行われた後、天津祝詞が奏上された。
 続いて、植芝守央道主が「本日はこのように大勢の皆様方に合気神社慰霊祭祝詞、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭にご参拝賜りまして誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。現在合気道130もの国に広がっております。昭和二十年代後半に一般に門戸が開かれて60有余年の間にこのように大きな広がりを見せております。その中で今年は第12回の国際合気道大会が群馬県高崎市で開催されます。これは富岡賢治高崎市長が合気道の大会を誘致し、尽力してくださいました。合気道は社会にしっかりと根づいて多くの方々に理解されているものと確信しております。それは開祖植芝盛平翁が合気道を創始してくださった事、吉祥丸二代道主を始めとする先達の方々が普及振興してくださったからだと思います。また、そのことに常に感謝の気持ちを持ち続け顕彰していくことが大事だと思います。これからこの合気道を正しく後世に伝えていくことも大切なことであると思っております。そういう意味で日々の稽古を大切にして皆様とともに歩んで参りたいと思います」と挨拶。この後、植芝充央本部道場長による奉納演武、植芝道主による奉納演武が行われ、午後12時半祭典を終了した。
 茨城支部道場鏡開き (2016/2/3記)
2015茨城支部道場鏡開き
 平成28年最初の合気神社月例祭は1月17日に行われた。
 植芝守央道主は神社拝殿、道場にて祝詞を奏上し、鏡開きに訪れた会員たち120名とともに参拝した。
 正午より茨城支部道場で開催された「鏡開き式」では道主より「昨年はおおらかに、良い形で終えることが出来ました。今年もこの流れを大切にして日々の稽古を大切にしながら、前に進んでいきたいと思っております。みなさん今年もしっかり稽古をしていきましょう」と年頭の挨拶があった。続いて磯山博茨城支部道場相談役から挨拶があり、額賀福志郎衆議院議員、山口伸樹笠間市長、常井洋治茨城県県議会議員、村上典夫茨城県県議会議員、野口圓笠間市議会副議長より来賓祝辞があった。
 来賓紹介の後に鏡開きが行なわれた。藤枝一弘茨城支部道場顧問の乾杯の発声があり、会は滞りなく和やかに行われた。
日々淡々と
 新春挨拶 (2016/2/3記)
合気会道主画像
合気道道主 植芝守央
 明けましておめでとうございます。
 昨年はテロや内戦により、世界中を震撼とさせるようなことがあり、国内においても異常気象や火山の噴火等数多く起こり、多くの方々が被害に遭われました。国内はもとより世界中の多くに合気道の同胞がいらっしゃることを思うと、その度に心を痛めておりました。それでも月日は瞬く間に過ぎ去りまた新たなる年を迎えました。それだけに、平穏に多くの会員の方々と越年稽古を行いながら新年を迎え、こうして皆様方にご挨拶が出来る事は本当に幸せであると思います。
 合気道の活動全般については、特筆する大きな行事もなく、淡々と過ぎた年でございましたが、その事は、(公財)合気会本部を中心に着実に国内外の普及活動が行われた事であり喜ばしい事と思います。
 昨年も全日本合気道演武大会、少年少女合気道錬成大会、全国高校合気道演武大会、全国学生合気道演武大会等大きな行事が充実した内容で執り行われました。毎年、こうした大きな行事が淡々と行われておりますが、これらは多く時間と努力の積み重ねによって実施されているという事を忘れてはいけないと思います。
 全日本合気道演武大会は(公財)合気会の登録道場・社会人団体・学生団体が年一回、日頃の研鑽の成果を発表する組織を挙げての重要な行事であるため当然の事とは言え、開催前の準備は大変なものなのです。参加者はそれぞれ年に1度の武道館での演武会だけあり、年々開場前の参加者の列が長くなり、今年は北丸公園からご注意を受けたほどです。皆様の意気込みが感じられる、熱気溢れる5時間を超す大会となったわけですが、その裏では、皆様に日頃の成果を存分に発揮していただけるよう多くの力が結集されているのです。
 少年少女合気道錬成大会、全国高校合気道演武大会、全国学生合気道演武大会は毎年参加者が変わっていきます。基本的なものを変えずに、いかに良い大会にして行くかは、「慣れ」だけでは作り上げる事は出来ません。
 この様に、ごく普通に淡々と行われるという事は素晴らしい事なのです。それと同じに、日々淡々と過ごすという事は簡単な様に思えますが、実に難しい事だと思います。何故ならしっかりと何事にも動じない心が備わっていなければならないからです。特に最近は何が突然に起こるかわかりません。想像もしないことが起こってしまったり、当たり前の事が当たり前でなくなってしまったりしているからです。不測の出来事に対しても慌てず、騒がず冷静な心をもって、しっかりと前を向い行く必要があると思います。そしてそのような心が備わるよう、日々の稽古をしていかなければと思っております。
 日々淡々と何事も行えるよう、「見ざる聞かざる言わざる」ではなく、多くの良いものを見、多くの人々の声を聞き、偽りのない思いを言って行こうと思います。
 今年は4年に1度の国際合気道大会が群馬県高崎市で開催されます。高崎市は初めての開催地となりますが、淡々と大会が運営され、有意義な7日間となるよう、表には出ない英知を結集させ、しっかりと準備をして行こうと思います。
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