公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 第13回植芝守央道主特別講習会 (2017/10/16記)
第13回植芝守央道主特別講習会
 第13回植芝守央道主特別講習会は、9月16日、17日の両日、公益財団法人合気会茨城県支部道場で開催された。
 全国各地から 55団体、から 128名が参集した。
 初日16日は秋晴れの中、13時から2時間にわたって講習会が行われ、植芝道主は基本技を通して、体捌きと呼吸法が行かされていること、入身、転換、転身が全ての技に繋がって成り立っている事を指導された。
 稽古終了後、植芝道主を囲んでの懇親会が行われた。
 稲垣繁實茨城支部道場総務部長より挨拶があり、次に磯山博茨城県支部道場相談役から、また、植芝道主は挨拶の中で昨今の合気道の広がりに言及されながら感謝の意が表された。
 林典夫(公財)合気会理事の乾杯の発声で懇談に移り、各参加団体の紹介など会場は盛大に盛り上がった中、平澤憲次全国高等学校合気道連盟会長より閉会の言葉がなされた。
 17日は台風の影響も多少ある中、10時から2時間の講習会が行われ、前日と変わらず参加者は、道場の使い方を工夫しながら、熱心に稽古に励み汗を流した。講習会の最後には、道主より2日間に渡る講習会の総括がなされ、無事に終了した。
 合気神社大祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭 (2017/6/5記)
 「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」は四月二十九日午前十一時より、茨城県笠間市(旧岩間町)の合気神社で執り行われた。当日は1600名近くの参拝者が集まった。
 合気神社は修祓に始まり、大祭祝詞、植芝家を始め各界代表の玉串奉奠が行われ、参拝者全員で神言を奏上し、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭に移った。
 慰霊祭は祖霊、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、二代道主所縁の参拝者、参拝者代表による玉串奉呈が行われた後、天津祝詞が奏上された。
 続いて、植芝守央道主が「本日はご多用の中このように大勢の皆様にお参りして頂き心から感謝申し上げます。開祖が亡くなられて48年、吉祥丸二代道主が亡くなられて18年の歳月が経ちました。この間、世界130数か国まで広がっております。これから私どもはこの素晴らしい合氣道を正しく次の代次の代へと繋いでいくことが責務だと思います。そのためには日々の稽古を大切にしてしっかりと歩んで行くことだと思います。皆様方本日は本当にありがとうございました」と挨拶。この後、植芝充央本部道場長、植芝道主による奉納演武が行われ、午後十二時半祭典を終了した。
合気神社大祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭(2017年)
合気神社大祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭(2017年)
 合気神社大祭前の清掃奉仕作業 (2017/6/5記)
 合気神社大祭前の清掃奉仕作業が4月16日午前9時から行われ、茨城県合気道連盟傘下の20団体と本部道場指導部、本部道場幹事、茨城支部道場の会員130名が参加した。
 清掃は各班に分かれて神社境内、神社、道場周辺の草刈りや落ち葉拾いを行い、12時半ごろに終了した。
 当日は天候に恵まれ、また茨城支部道場敷地内の桜が満開ということもあり、清掃終了後、参加者は花見も楽しんだ。大祭前ということもあり、参加者は清掃作業に一生懸命取り組んでいた。奉仕作業に参加された皆様に心から感謝申し上げます。
より一層の輝きを
 新春道言 (2017/1/16記)
合気会道主画像
合気道道主 植芝守央
 明けましておめでとうございます。
 世界中が政治・経済全てにおいて大きなうねりとなっているように感じますが、例年通り越年稽古中に多くの合気道門人の皆様と共に穏やかに新年を迎え、晴れやかな気持ちで一年をはじめられました事を大変嬉しく思います。昨年も日本は地震・噴火・台風などの自然災害の多い国であると思い知らされた年でしたので、こうして穏やかに新年を迎えられる事を本当にありがたく思います。
 (公財)合気会は昨年も無事に1年を終えることが出来ました。合気道の活動は(公財)合気会本部を中心に、国内外ともに平穏に数多くの講習会、周年記念行事がとり行われました。それに加え、4年に一度開催されます国際合気道大会という大きな行事も加わりましたが、すべて成功裏に終えることが出来、(公財)合気会にとって充実した年となった気がいたします。
昨年、第12回国際合気道大会が群馬県高崎市で開催されました。国際合気道連盟が発足して40年という記念すべき大会でしたが、富岡賢治高崎市長が高崎市での開催を誘致してくださり、真新しい高崎アリーナにおいて、70の国と地域の門人が参集し、盛大に開催できました事を大変嬉しく思います。

 講習は各時間500名から最大2000名、延べ12000人の会員が参加し、使い初めとなった高崎アリーナの800枚の畳が一杯となる実りある講習会となり、最後に国際演武大会で締めくられ、充実した6日間の日程を終えました。
 昨年10月、日本・ベルギー友好150周年の一環として、首都ブリュッセルで国際合気道祝賀行事が開催され、私も招かれ講習及び演武を行いました。日本文化紹介プログラムとして合気道を大きく取り上げていただき大変うれしく思いました。
 私自身がフランス、ベルギー、ヴァチカンと出向いたこともありますが、開祖が昭和36年にハワイを訪れた折「日本と世界の銀の架け橋となる」と挨拶したその言葉通り、開祖の心が世界130の国と地域にまで大きな輪となって広がっている事を実感した年でした。
 その当時の開祖の言葉には「国内に『黄金の橋』をかけておるが、さらに海外へも橋を架け、つまり合気道によって東西に橋を架けるわけであります。すなわち、すべての国々に橋をかけて、和と愛を持って世界を結ぶのが合気道なのであります。そして、私は、まだまだ修行中でありますから、橋をかけるだけではなく、ますます真なる部武の道を磨かねばならぬ」と仰っています。当時78歳の開祖にして「修行中の身である」と仰っているのですから、その道をたどる我々は気持ちを引き締め、心新たに修業してゆかなければならないと思います。

 昭和35年より開催しております全日本合気道演武大会ですが、昭和52年の15回大会より日本武道館での開催されるようになり、今年で40年目となります。当時の出場者は約1000名とありますが、武道館の演武場がとても広く感じられた事が強く印象に残っております。
 また、昭和6年に建てられた旧本部道場が取り壊され、昭和42年12月15日新道場(現在の(公財)合気会・合気道本部道場)が落成し、今年で現道場は50歳となります。
「合気道が至誠よく世のため国のために尽くす営みの本拠であります」と開祖が仰ったことを汚さぬよう、日々の稽古を大切に、和合に充ちる日々を送りたいものです。
そして、開祖が作られた「黄金のかけ橋」の輝きを失わせぬよう、「銀のかけ橋」がより輝きを増すよう、合気道の道を正しく継承するために私自身羽ばたいてまいりたいと思います。
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