4月20日 (火)  酔っぱらい


 先日、終電に乗り遅れてマンガ喫茶に行った話を書きましたが。
 その時、駅のホームで「見事な酔っぱらい」に出会ったのです。

 年は50過ぎ。赤い顔をして、見事に上機嫌です。

 「俺さぁ、ソコに看板見えるだろ(ホームから見える飲み屋の看板を指さして)。あそこなぁ、すげぇいい飲み屋なんだよ」
 「はぁ、そうですか」

 「女将さんがなぁ、べっぴんさんでなぁ」
 「はぁ」

 「でさぁ、俺はさぁ、その店の隣で飲んでたんだよ」
 「隣かよ!(今更ながら三村風ツッコミ)」




 「(隣にいた女性を指さして)お姉ちゃん、お姉ちゃんは何やってるの? 看護婦?」

 この女性は、酔っぱらいよりも上手でした。
 「う、うん! 看護婦! 看護婦3級だから」

 (さ、3級?)

 「看護婦とかだと、剃毛とかするの? ねぇ、するの?」

 (うわ、エロ酔っぱらいだぁ)

 「剃毛ね。するよ。バンバンするよ」
 「うわ、俺も剃ってくれよぉ」

 「看護婦も、夜遅くまで大変だねぇ」
 「そうそう、大変なのよ」

 「(千歳を指さして、親指を立てて)コレ?」
 「あー、彼はね、医院長。うん。医院長」

 (げっ、俺、医院長かよ!) 
 「はい。医院長です」

 「かー。若いのにすごいねぇ どこの医院? 肛門科?」

 (なんで、肛門なんだよ....)




 とまあ、終電を待つ30分。退屈せずに済みましたが。
 長時間、このテンションで話を合わせるのは大変でした(これに対抗し得るトークが出来た彼女、素敵過ぎです)