2001年 2月
2000年 < 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 > 2002年
2月2日・・・・・ビデオキャプチャやりませう!
2月10日・・・・・再び1T-SRAMを追う!
2月14日・・・・・デジカメの原色フィルタと補色フィルタ
2月18日・・・・・MSのソフト
2月23日・・・・・日記だねぇ。これじゃ。
2月25日・・・・・100Mbps夢物語
2月27日・・・・・クラッシュしないパソコン
時々メールが舞い込みます。
「私は初心者です。
家でパソコンを使っていると、よく固まります。キーも受けつけなくなってしまいます。どうしたらよろしいでしょうか?」
え~、千歳のパソコンなんて、ダイアルアップすると、80%ぐらいで飛びます。ですから、それぐらい大丈夫ですよ。と、書けたら楽なのになぁと、思います。どうも、シリアルポートを何者かに監視されているようです。LAN経由なら全然安定してるんですけど。何のプログラムが悪いか見つけるのも面倒なので、さっさと再インストールしようと思ってます。
最近のパソコンは、価格の低下に比べて性能の上昇が激しくて、うんざりします。
新しい仕様は小出しにされ、そのたびに買い替えないといけないような感覚にとらわれます。ところが、新しいCPUに載せかえたところで体感できるほどの差ってないんですよ。(早くなったと体感するには20%の速度差が必要。遅くなったと気がつくには5%で十分といいます。買い替えても早くなったと感じないけど、元には戻れない速度ですね)
とまあ、しわ寄せが部品レベルで起きています。
マザーに十分なコンデンサが乗っていなかったり、接点があまりにもいいかげんでノイズが多かったり。
自作を繰り返してきたパワーユーザーなら、基盤のレイアウトを見れば、まあ、その部品の出来などを見ることもできるでしょうが、普通の人だと、そんなもの見たって分からないですよ。
「買ったマザーボードのCPUソケット近くのパターンが波打ってます。これは不良品でしょうか?」
「いえいえ、違います。線の長さを揃える為に、わざと蛇行させて距離を取っているのです」
「ウォークマンでカセットテープを聞いているときに振ったり落としても滅多に壊れないのに、なんでHDDはあんなに簡単に壊れるのですか?」
「根性回路が搭載されていないからです」
「画面が固まり、キーボードも受け付けなくなったので、しかたなしにリセットしました。すると、青い画面でスキャンディスクというものが走り「この画面を出さないようにするには、スタートボタンを押して終了するように、とありました。こう言う場合、どうやってボタンを押せばいいのですか?」
「マウスの左ボタンを1秒間に16.6回以上連写すると、隠しキャラのゲイシ君が現れるので、これを撃破するとスタートボタンが押せるようになります」
「なんで「スタート」ボタンで「終了」するのですか?」
「Maccrosoftがショボショボだからです。もしくは、設計者、開発者共に言語を理解していない可能性があります」
「諸行無常という言葉をご存じですか?。輪廻転生と思いましょう。ニワトリのたまごが先かニワトリが先か、という問題によく似ています。スタートがあるから終了があるのです」
「WindowsXPと思われるアクセスログがあります。Maccrosoftに監視されているのでしょうか?」
「いいえ、この間流出したIE6.0ではないでしょうか?さもなくば、WindowsXP開発チームはベータテスターに試験を任せ、無駄で怠惰な時間を過ごしているのかもしれません。この新OS(とはいえ、ただのマイナーバージョンアップ)のバグの多さに辟易したときは、このアクセスログがその原因であると考えるといいでしょう。ムカつき度が数倍に高まり、次から違うOSを使うように修練する意識を植えつけてくれます」
「クラッシュしないパソコンを作ってください」
「不可能です。ユーザーが重く、見栄えだけ体裁を整えたOSを好む以上、それは、間違いです」
とまあ、今日もユーザーサポートは忙しいのです(嘘)
有線ブロードネットワークスが3月よりスタートさせる予定のFTTH(光ファイバ)サービス、早速申し込んでしまいました。
うちの近くの電話線、既に光ファイバ化が住んでおりまして、ADSLにもしずらい。その上ISDN回線からアナログに戻すと電話番号が変わる。普通の電話線をもう一本引くのにアパートの大家がいい顔をしない。非重畳(電話番号を持たず、通話を同時に行えないタイプ)なんだから、イイじゃん、と思うのですが...
まあ、有線放送引きたいと言えば、大丈夫(笑)ということで、メールをポチッと投げてみました。もっとも、私の住んでいる地域は先行する地域と離れているので、3月~4月というわけではなく、10月の予定。それまでそこに住んでいるか?という疑問符もあるものの、100Mbpsはやはり魅力です。(予定早まってくれないだろうか...)
さて、これだけの広帯域。何に使うかといえば、自分でサーバーを立てるしかないでしょう。ホームページもこちらをメインとして、apacheとか入れれば、好き勝手にできます。スクリプトもperlだけじゃなくて、PHPとかRubyとか試してみたいものもありますよね?レンタルサーバではそこまで出来ないけど、自分でやるなら大丈夫。面倒ならcでcgi書いたっていいわけですしね(^^)
用語辞典のDB化とかも、自在にできちゃうかも(笑)
会社の方が東京めたりっく通信のADSLに切り替わるので、こちらは1.6Mbps。お互いこれだけ速いと、メディアでデータを運ぶのが面倒になりますね。会社のデータと自宅のデータ、これをシームレスに扱うようにすることで、えらく効率的になります。
10MBぐらいのデータをCD-Rに焼いて職場に持っていこうとしたら、朝ばたばたして、「まるで宿題やったのに机の上に忘れてきた小学生」のような状態に陥る事もない訳です。
有線ブロードネットワークスの場合は、IPを1つ貰えて、専用のモデムに5台まで接続出来る(モデムじゃなくてルーターのような気もするが、光-EtherNetの変復調装置とすると納得も出来る)ので、プライベートな方に固定IPをふってNATかけておけばサーバー運用も大丈夫でしょう♪
ベストエフォート型(みんなで帯域を共有)なので、100Mbpsが出るとは思いませんが、余裕が有るのはいいことですよね。しかも上り下り対称だから、サーバー立てるのにも都合がいいですね♪
これで月に6000円代って言うんですから、価格破壊もいいところ。
うう、早く開通してくれないかなぁ~
ノートなんですが、稼働中にコツリと落としてしまったのが原因なんですけどね。はぁ。全くもって使いづらいっす。
ディスクの内側のクラスタがイッてしまっているようで、6GBのうち4GBを越えはじめると、途端に異音がし始めます。
かつっ かつかつかつ!
と、あからさまに代替セクタに行っている様子。おかげでスキャンディスクをフルにかけても「不良セクタ」はゼロ。そのくせ、ファイルを書き込んでいる最中に画面がブルーに反転して「データが書き込めませんでした」とのメッセージ。
ブルーバックが出るということは、ハード的なエラーをファイルシステムが検知しているに違いない。念のため再起動すると、スキャンディスクが走り、「エラーが有るかもしれない」とのメッセージ。しかも、クラスタスキャンまで行う完全版ときたもんだ。しかし、不良セクタはでない(笑)
私は毎朝2時間近くかけてスキャンディスクを行うことになってしまった。
とほほ。
新しい15GBぐらいのに買い替えようかなぁ。
仕事の関係で新しい言語を覚えなくちゃいけなくなりました。
CFMLです。言語というか、スクリプトというか、まあ、私にとって面倒なものなのは間違い無いです。
ん?なにそれ?って ColdFusionというやつなんですけどね。Web上で動く奴ですわ(笑)
折角ならRubyとかPHPとか覚えたいのになぁ
で、マニュアルが送られてきました。
結構厚い奴だったんですが、ちゃら~っと読んでいると、サーバーへの導入の仕方しか書いてない! むう! 怒って担当者に連絡すると、プログラムの改定が早くて印刷してる場合じゃない。WebからPDFをダウンしてくれ、とのこと。
しかたなく、その会社のホームページに行ってダウンを試みると、嫌な予感。でかい。10MB越えてる... そんなのがいくつも... ああ、合計で30MB越えてる...
い、印刷するんですか?これ。
アクロバットで開いてみると...650ページ近くあるよ...これ。
い、印刷せざるを得ないのでしましたけど、読みたくもないです。
あ、あと3部もあるの? 許して(>_<)
オンサイトサポートと言うことで、お客さんの家に行く話になったのです。
トゥルルルルルル。ガチャ。
「はい。○○株式会社でございます」
「昨日修理をお願いした者ですが」
「はい」
「×時に来てくれるって話なんですが、その時間、うちの息子が見たいテレビがあるっていうので、別の日にしてくださいね」
「はぁ」
「じゃ、お願いね」
がちゃ。
う~ん、これでいいのか?日本の将来よ。
電話を受けた担当者以下全員が絶句。
時々有るんですよ、本当に。テレビ見てねぇで、外で遊べ。本でも読め。大学生で「小数点って何ですか?」とほざいてるバカ多すぎ。「ここがヘンだよ日本人」出てる場合じゃないよ、ホント。
米マイクロソフトのから、ファイアーウォール・キャッシュサーバーの機能を備えたセキュリティソフトが発売されるそうです。
でもねぇ。マイクロソフトですからねぇ
1)セキュリティを開放してしまうソフトである。または、凶悪なセキュリティーホールが無数に空き、結果として同じ事になってしまう。
2)ウィルス対策コードをダウンしようとして、ウィルスに感染してしまう。
3)トラフィックを監視して、疑わしい行為を管理者に通知する機能が、実は、それ以上の情報がマイクロソフトに送信されてしまうバグが意図的に存在する。
4)Webページをキャッシュした内容を勝手に集計してマイクロソフトに送付するバグが埋められている。
5)さらにデータを改竄して「ほら見ろよ、うちのサイトの閲覧率はこんなに高いんだぜ」なんて発表して、データの出所を突かれて窮する。
という機能が備わっているそうです。(もちろんJokeです)
ちなみに、製品名は『Internet Security and Acceleration Server』
standard editionは1CPUごとに1499ドル、enterprise editionは1CPUごとに5999ドルとなっているそうです。
東京めたりっく通信からNTTへの調査依頼が入りました。
調子が良ければ、あと2~3週間でADSL化が出来そうです。
ちなみに、申し込んだのは12月の上旬。全然音沙汰無いので催促のメールを入れたら、その途端に調査開始の連絡が入りました。
NTTがサービスするフレッツADSLなどのハーフレートよりも、東京めたりっく通信のフルレートの方がシステム的に余裕が有るし、何かのタイミングで増速してくれるかもしれないし、いい感じですよね~
そうそう、ルータータイプを選んでいるのですが、これの設定がいじれないそうなんですよね。コレ自身にNAT機能があるのですが、どうせ別個にサーバーを立てているのでルーターにNATは要らないのです。
2重にNAT掛けたくないしね~
なんて思ってたら、スプリッタ&ADSLモデムなどの売り切りに合わせて、設定変更ツールが提供されるそうですよ。朗報ですね♪
この間、2台目のデジカメを買いました。オリンパス製のCamedia C-3000zoomです。初代は、同じくオリンパス製のCamedia C800Lでした。まさに隔世の感があります。80万画素から334万画素ですから、丸4倍です。
C800Lを買った当時は、10万以上したと記憶しています。
まだ35万画素ぐらいが主体で、80万画素は、まさに夢物語。ズームなんて夢のまた夢なんてご時世でした。
画素数も低かった為、レンズ性能なんてレンズ付きフィルムに毛がはえたようなものでしたし、メモリも少なくて、転送もシリアルで死ぬほど大変でした。
最近ではUSB接続で、繋げばデジカメのメモリがストレージにみえるから、データの操作が簡単でいいですね。特定の画像を探すのに、一旦カメラのディスプレイで確認して、ようやく見つけたのを転送して。なんて思ってたら電池が切れちゃったりして。おお!何てことだ、とあわてて予備の電池を探したら、そういうときに限って買い置きが無くて。近くのコンビニにダッシュする、なんて事も無くなりました(液晶使う時と転送中は、死ぬほど電池を食ったなぁ)
その当時、気になっていたのが、原色フィルタと補色フィルタです。まだCCDの感度も十分ではなく(その分1画素の面積がでかいので相殺している気もするけど)、レンズ性能が低かったので、これらフィルタの違いによって画像の差が見て取れるほどハッキリ違ったのです。
最近は、補正処理も上手になってきましたし、それほど気にしなくてもいいと思いますが、それでもやっぱり気になります。
そうそう、C3000zoomのマニュアルをぱっと見たのですが、フィルタがどっちか書いてませんでした。補色フィルタだと思うのですが...
CCDは、光を電気信号に変換します。
ただし、CCD自体が色を判別できるわけではなく、光の強さを見ていますから、CDのみであれば白黒(グレイスケール)の画像になります。
ですから、素子につけられたフィルタを透過した色の強さを合計すると、カラー画像を得られる仕組みとなっています。
光の三原色は「赤」「緑」「青」(RGB)です。全てが全開なら白、何もなけれな黒ですね。
原色フィルタは、この「赤」「緑」「青」の3色を使用します。
出力される信号がそのままパソコンに使える為、階調が豊かで鮮やかなトーンとなります。
原色に対する補色は「シアン」「マゼンタ」「黄」「緑」を使用します。
シアンは「緑+青」、マゼンタは「青+赤」、黄色は「緑+赤」から計算することによってRGBの三原色を作り出します。
ところが、計算をすることによって色を得るので、再現にロスが生じて、どうしても色乗りの悪い感じになると言われています。また、その計算の過程で階調が狭まり、固い感じになるといわれています。
このままだと、補色フィルタを使うメリットがないように感じますが、そうとも言いきれません。
原色フィルタは光の透過率が悪く、どうしても低感度になります。それに対して補色フィルタは、光の透過率がいいのです。赤一色しか通さないフィルタと、赤と青通すフィルタ、どっちが光量が多いか考えると分かります。同じ赤い色を得るのに、三原色中の1色と、三原色中の2色を2回取得して計算すにより出されるのですから。
また、補足フィルタで使用する緑は、人間の目に大きな影響を与える輝度情報が多いため、これを加えて計算すると高感度になります。また、画像を生成する中でシャープネスを算出しやすい為、解像度が高くなる傾向が有ります。
ここに、高画素タイプは補色フィルタ、低画素なものは原色フィルタという定説が生まれました。高画素は1画素が小さくなり感度が低下します。それを補う為に透過率の高い補色フィルタを使用していたんですね。
最近では補色フィルタの処理技術も高まり、各メーカーもノウハウを積んできたせいか、以前のように画像を見ただけで「あ、これは原色フィルタ!」「こっちは補色かな?」なんて見て取れるようなことはありません。
サンプル画像をよく見て、自分の好みや目的にあったデジカメを選ぶといいでしょう。青の抜けや、赤の深みなど、RGBではなかなか表現しにくい所がポイントです。また、ぱっと見ためは同じでも細部のシャープさ、ノイズなどレンズの性能も問われるようになってきます。レンズが明るいのも優位性の一つだと思いますが、そういった所まで含めてカタログを見ると面白いと思います。
デジカメも、だいぶ成熟の域に達してきたのでしょうか。
いつも持ち歩いて、簡単なスナップが欲しい。簡単なズームがついて、カメラっぽいのが欲しい。ズーム重視、連続撮影重視。一眼レフのレンズを使いたい。
様々な理由が有ると思います。今や携帯にもデジカメが付く時代です(シャープ製)。もっと、カメラ、写真という物を気軽にしてくれたデジカメに感謝しましょう♪
しかし、感謝しても、1)OFF会の撮影、2)年賀状のネタ、3)ホームページの素材、ぐらいしか使わないんですよね~。
年に数回はポートレート撮りに行きたいなぁ(;_;)
仕事柄メールを多くもらいます。
携帯電話のメールのやりとりや、メールマガジン類も含めると、1日100通を越えることも珍しくないのですが、少々困ったちゃんが多くてヤになってしまいます。
会社宛のメールの窓口もやってます。Webmasterや、Info、Supportといったアカウントの管理も私がやっているのですが、ここら辺に来るメールは酷い。名乗りもしなければ、何がしたいのかもわからない物ばっかりです。
「これ(商品名)の意味が分かりません。詳しく説明してください」
というメールが来ました。というか、あんた誰や? 挨拶はないにしても名前ぐらい名乗ってほしいなぁ。一応仕事なので丁寧に返事を書きました。
他にも、
「お世話になっております。これ(商品名) 1ヶ追加願います」
だから誰! 注文はいいけど、どこに届けるんじゃ!
こう言うのもらうとと脱力してしまいます。
どうぞ皆さん、意味の通じるメールを書きましょうね(^^;)
以前、任天堂 GameCubeを追うのところで初めて触れた1T-SRAMですが、最近になって、マスコミに取り上げられる機会も増え、また、ちゃんとした日本代理店との契約も出来たようで、公開される情報も多くなってきました。
1T-SRAMとは、以下の2点が大きな特徴だといえます。
「従来のSRAM(BurstSRAM,PipelineBurstSRAM)に比べ3倍の集積度」
「従来のSRAMの1/4の消費電力」
「リフレッシュ動作の隠蔽」
SRAMというのは、アクセス速度(特にレイテンシが少ない)が高速で、キャッシュなど高速にデータをやりとりする部分に使われるタイプのメモリ、と思っていただければいいでしょう。DRAMのDはダイナミックの略です。SRAMのSはスタティックの略です。この違いは、内容を保持するのに定期的に書換を行う(=ダイナミック)、行う必要がない(=スタティック)という差があります。
メモリについておさらいしておきましょう。
DRAMはリフレッシュ動作が必要と言われます。これは、コンデンサに蓄えられた電荷が有れば「1」なければ「0」として記憶を保持するのですが、すぐに電気が逃げてしまいます。消えてなくならないうちに再度書き込んで(再充電)、内容を保持しているのです。
DRAMは1つのトランジスタとコンデンサで記憶することができる為、コストパフォーマンスに優れます。
速度の遅さをカバーする為に、FP(ファストページ=ページの切り替えを早くする)、EDO(エクステンドデータアウト=データ出力時間を長くする)、S(シンクロナス=バスと同期を取る)、VC(バーチャルチャネル=複数チャネルをもつ)など様々な工夫を凝らしています。
SRAMは4または6個のトランジスタで構成されており、フリップフロップ回路で有る為電荷が減少といったことがない為、リフレッシュ動作が必要ありません。そのため動作が速いのですが、集積密度がどうしても大きくなりコストパフォーマンスが悪いのが特徴です。
そういった理由もあり、容量の少ないキャッシュメモリや、コストを度外視したスーパーコンピュータ(の一部)などはSRAMで、パソコンなどの主記憶はDRAMでというのが基本です。
余談ですが、携帯電話などはリフレッシュ動作のない方が消費電力も少ないということで、SRAMが使われています。
1T-SRAMは、基本構造はDRAMです。
メモリを数百~数千というバンクに分け、それぞれに対してセンシングやリフレッシュなどの動作が行えるように設計されています。ただ、それだけではなく、バンクを多く分けることにより、一つのバンクが小さくなることによって、ビット線、ワード線が短くなり、結果としてアクセス速度が向上します。
リフレッシュ動作も、メモリアクセスから完璧に隠蔽します。各バンクに独立したリフレッシュコントローラを用意することで、処理の合間に作業を完了させてしまいます。また、アクセスとリフレッシュ動作するバンクが完全に競合したときのために、1バンクに相当するキャッシュを用意することで回避しています。
回路的に見ると、非常に制御が複雑で、DRAMの設計をほぼ流用できるにしても、15%程度のダイサイズのペナルティを負うそうです(64MB時SDRAM換算) ということは、同じ容量で量産が進んでも、SDRAMの15%増しの価格が妥当という話になります。
ところがです。最高400MHzで動作し、その際のランダムアクセスサイクルは3nsです。これは現在のSDRAMの10倍という速度となります。何よりも、SRAMの1/3程度のダイサイズで済むと言われています。
マルチタスク・マルチスレッドなどでメモリはほぼランダムアクセスと言っても過言ではないでしょう。現実に、Intelのセレロンとペンティアム3のキャッシュの容量差程速度の差を実感できますか?ベンチマークのようなある種特殊なアプリケーションだけが違いを分からせてくれるものなのかもしれません。
キャッシュは実際に必要だと思います。ただ、メインメモリが8MBや16MBの頃からセカンドキャッシュの容量は変わっていない。それどころかペンティアム2では、512kbから256kbに落ちたのはなぜでしょうか? この程度の容量では殆ど差がでない証拠ではないかと思います。
現在、DDR-SDRAMとRDRAMが虎視眈々と次世代主記憶の座を狙っています。
しかし、ランダム性能に優れ、そこそこの価格で登場する1T-SRAMは意外な伏兵になるのではないかと思っています。次々世代、本命視されているMRAMなどもありますが、これは登場にまだまだ時間を要すると思います。
ずばり、大容量2次(3次)キャッシュとして登場。ビデオカードのメモリとして登場、この2点がいいところではないでしょうか? 1次キャッシュが16k~32k、2次キャッシュが256kBではお話しになりません。メモリ512MBが主流になると32~64MBクラスのキャッシュが今後必要と思いますが、SRAMはで不可能です。
また、3Dの多様でランダムアクセスの激しいビデオカードは速度の向上を武器に、ハイエンドカードは価格を度外視してくるのではないでしょうか?昔の#9レボリューション3Dや、初代ミレニアムの採用したW(Window)RAMのように。
来年の今頃。いやいや、今年の後半にはビデオカードぐらい出ていてほしいですね~。
ゆっくりしようとモスバーガーで新商品のコロッケピタパンのセットを買って帰途についた日のことです。
ビデオデッキが壊れた(壊れかけていたのを分解して壊した)ので、買い替えようと思い量販店へ足を向けました。
しかし、安くなったですね。依然使っていたのがソニーの8mmとVHSのダブルビデオだったのですが、店頭品を値切って10万ぐらいで買った覚えがあります(定価は20万近くしたはず)。最近のはソフト的に性能が上げられるのでカタログスペックはいいのですが、なんとも質感がちゃちくて、ちょっと悲しいです。特にリモコン...(;_;)
ま、それはさておき、ポイントカードにかなりため込んでいたのもあって、予算がちょいと余りました。
これで帰ればいいのに、ついつい近くのPCショップに行ってしまったのです。
以前からビデオキャプチャがしたくて、ウズウズしていたのです。最近はCPUの性能向上や、MPEGエンコードチップの低価格化もあってか、手軽な値段でとりあえずのキャプチャが楽しめるようになってきました。
いや、まて。Matrox好きな私としてはMarvelG800が出るまで待つんだと、心に固く決めていたのですが、待てど暮らせど「遅れる」というニュースは耳にしても「出る」なんて言葉は一切出てきません。
しかし、キャプチャだけではなく、PCの画面をTVに出力したいという欲求も大きいのです。そうなると、USBなんかのキャプチャデバイスは、安いのが魅力ですが範囲からは外れます。既にG400のシングルヘッドを使っているのに、TV出力のためだけにデュアルヘッドに買い替えたくもないですしね。あれこれ悩んでいたところATIのREDIONが目の前に山積みじゃないですか。
「オーラが見えるよ!」
買ってくれくれ光線が出ています。
気がつくと我が家にはAll in Wonder REDION DDR32Mが転がっているのでした。 ビデオデッキを繋げ、そこからのS出力をREDIONに。逆に、REDIONからの映像出力をビデオに、音声はアンプを経由して入るように繋ぐのです!
んで、ポチっとな。
さくさくインストールは終わり(途中不正な処理も出たけど(笑))とりあえずTVを見てみる。おお、思ったよりきれいに映るなぁ(ノイズの渦中にあるREDIONのチューナーは最初から使用する気ナシ)ビデオデッキのノイズリダクションを経たものを見ているのだ。モニタの性質上画質がシャープなのはやむなし。
ところが、実際に映っている画像をキャプチャしてみると音が出なくなるのです。
録画されている動画にも音なんか入っちゃいません。
とほほ、です。
録画ボタンを押すと音が消え、一度TVを落とさないとTVの音が復活しないのです。
よくあるパターンで「音声入力」がミュートされてたなんてオチじゃないです。ネットの掲示板を見てるとこういうパターンも多いのですが、少なくともLive!のサウンドミキサーはONになっています。
どうも、REDIONの新ドライバー(Alternate Driver - 4.13.7072 Special Purpose/Not Supported D7.20-0110b-119E-ATI Posted
Jan. 16, 2001)だと、どうもラインアウトに音声を出力しない、というバグらしいのです。そんな致命的な!
CDに付属していた旧バージョンを強制的に上書きしてインストールした所、なんとかなりましたが、こりゃ、ダメでしょ~
巷で、ATIいいよ~、という声をよく耳にするのですが、Matroxに長いこと慣れた私には、安定性、画質の面でまだまだだと思います。
画面も普段1280×1024や、1600×1200あたりを使うのですが、細かい文字などのにじみは酷くなりました。ケーブルも安物を使っているので何ともいえませんが、同じケーブルでもG400の方が全く上です(真っ当なケーブルと交換します)
G400デュアルヘッドであれば、TVとPCのモニタ別々に出力できます。これは、別のグラフィックカードが有るのと同じように振る舞うわけです。REDIONはTVにも出力できるものの、PCと同一画面を映し出しているという感じで、DVDなどを見るとき、わざわざ低解像度にしなくてはならないのが面倒です。
3Dの画質に関しては、エンチエイリアスを掛けた状態ではREDIONの圧勝です。これは素直に奇麗だと思いました。この状態ではG400と同等です(3DMark2000で2000点ぐらい)。アンチエイリアスを切ると、速度は倍ぐらい(3DMark2000で5000点ぐらい)です。
ただ、エンボス処理など、一部絵的におかしいところが見受けられました。ここらへんG400は素直に処理します。
REDIONの絵は、少し局面ブラウン管から平面ブラウン管に移ったときのような感じを受けます。なんと言ったらいいのか。魚眼レンズで覗いたような感じです。ただ、それは、3DfxのVooDooなどに比べれば全然気にならない程度のものです。G400の特徴のない絵とは意見の別れる所だと思いますが、私はあまり好きではありません。
この程度の速度差であれば、3万円も出して買い替えなくてもいいのかなぁ、というのが実感です。もっとも、チューナーや、キャプチャ機能などトータルで考えるとバランスの取れたカードだと思います。
DDRSDRAM64MBで3万円ぐらいだったら、だいぶ値ごろ感が出るんですけどね~。
G800出たら買い替えるんだろうなぁ。トホホ。