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千歳忍の独り言

なんでも解説!

2002年 4月

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もくじ

4月10日・・・・・みずほトラブル・VMwareを使おう!
4月21日・・・・・アブトロニック改造・Linux関係メモ


 

4月21日
ゴールデンウィーク間近!

アブトロニック改造

 面白がって付けているアブトロニック。
 Electronic Fitness System=電気刺激による筋肉の収縮運動(オフィシャルページより)ちゅうことで、体内で起きる電気刺激で筋肉が収縮するものを、外部からの電気刺激で強制的に筋肉を動かしちゃうアレです。

 面白いのですが、2点ほど面倒があり、なんとかしなければなりません。

1)電池がリチウムのボタン電池
 これ、制御ボックスの小型化に寄与していて、服の下に付けていても目立たないというキャッチコピーの原動力なんですが、いかんせん、小さい電池。モチが悪い。
 普通に遊んでいて、3~4日ぐらいしか持ちません。また、ボタン電池の値段も高く、200~300円します。これはコストパフォーマンスが悪すぎる。
 これをなんとかしたい。

2)水溶性ジェルを塗らなければならない
 電極と皮膚の間に通電性のあるジェルを塗るんです。
 毎回毎回面倒ですし、すぐに無くなっちゃうんですよ。しかも、1本2000円です。まとめて買えば多少は安くなるものの、馬鹿馬鹿しい値段です。
 一応予備に、美容マッサージ用のジェルを買ってきており、使える事は確認しているのですが、塗る作業そのものが面倒です。
 電極にシリコンゴムを使ったジェルの要らないタイプも出るらしいのですがねぇ。

 これらを改良して、よりパーフェクトなアブトロニックを制作したいと思います。

 電池ボックスを作成する

 付属のリチウムコイン電池はCR2032で、出力は3Vです。
 言うなれば、普通の乾電池を直列に2本繋げばOKということになります。ウチには、デジカメで使い終わった単三電池が大量に余っているので、これを使わない手ははありません。
 デジカメなどの高出力が必要な機器は、電池を使い切る前に電圧が下がって「電池を交換しろ」という事が多いです。ですから、アブトロニックのような低出力の電源には十二分に使えるはず。
 さっそく、東急ハンズに出向き、電池ボックスを入手してきました。80円。
 たった一つ、これだけのために行列のレジに並ぶのは忍びなかったです。

 

 これの電極を、アブトロニックの電池ボックスにリード線を使って半田付けします。
 線は、パソコン用に買っておいたLEDが余っていたので、これを引きちぎって使用。
 動作を確認したうえで、電池ボックスに接着剤でくっつけて完成。
 所要時間5分で、スーパーアブトロニックに変身です。

 試してみた所、おおおお、痛痒いぐらいに強力です。ボタン電池とは比べるまでもなく、激しい刺激を体験できました。

 ジェルを塗らなくていいようにする

 試しに、ジェルを塗らずにアブトロニックを付けてみても、うんともすんとも言わない。
 乾燥した皮膚は4000オーム、湿った皮膚は半分の2000オーム(どっかのWebサイトに書いてあった)と言われ、濡れていたほうが通電しやすいのは確か。ジェルなどの物質は、もう少し抵抗値を下げてくれそうな気分がする。
 水分を含み、導電性があればOKなのでは?
 もちろん、水分には粘性がないと簡単に流れ落ちてしまいます。
 安価で、そういったものに耐えるモノ.....。

 ティッシュに水分を含ませてやってみたのです。妙な付け心地で動くのですが、水でぶよぶよになったモノを捨てるのが気持ち悪い。
 水分に強い繊維は、と思った所、ウェットティッシュが! これでさらにコーティング(二つ折りにして挟む)

 おおう、GOOD!
 はがした時にジェルが肌にべっとりと残らないので、気軽にいろいろな所に試せます。いや、これは便利。

 というわけで、簡単に使えて長持ちアブトロニック計画を進めてみました。
 これで、家族全員、腹筋割れ割れ(いやん)ですな。がはははは。

 忘れないようにApache

 テキストに残しておくと、すっかり忘れてしまうのでここに書いておきます。
 読み飛ばしてくださいまし(笑)

 Apacheのhttpd.conf編集
・メールアドレスの設定
ServerAdmin chitose@hoehoe.mailaddress.org.

・サーバ名の設定
ServerName FreeHouse

・ドキュメントルートの設定
DocumentRoot "/home/web"

・/home/web/の設定。cgi、SSIの実行を許可
<directory home/*/public_html>
 AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit
  Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch ExecCGI
 Options +Includes
 <Limit GET POST OPTIONS PROPFIND>
  Order allow,deny
 Allow from all
 </Limit>
 <LimitExcept GET POST OPTIONS PROPFIND>
  Order deny,allow
 Deny from all
 </LimitExcept>
</Directory>

・CGIのファイルを設定
AddHandler cgi-script .cgi

・SSIのファイルを設定
AddType text/html .shtml
AddHandler server-parsed .shtml

・バーチャルホストの設定
サーバのIPを設定しておく
NameVirtualHost 192.168.0.2

・FreeHOUSEでアクセスしてきた場合
・ドキュメントルートを/home/FreeHOUSEに設定する
<VirtualHost 192.168.0.2>
 ServerAdmin admin@FreeHOUSE
 DocumentRoot /home/FreeHOUSE
 ServerName FreeHOUSE
 ErrorLog /var/log/httpd/FreeHOUSE-error_log
 CustomLog /var/log/httpd/FreeHOUSE-access_log common
</VirtualHost>

 この辺の設定は、タモチャン ドット コムが参考になります。

 ついでにWu-ftpd

・設定ファイル
/etc/xinetd.dにあるwu-ftpdの設定を
Disable = no

・グループを追加
groupadd 登録するグループ名

・ユーザーを追加
useradd -g メイングループ名 -G サブグループ名 -d ホームディレクトリ ユーザー名

・シェルログインできないユーザーを追加
useradd -g メイングループ名 -G サブグループ名 -d ホームディレクトリ -s /bin/false ユーザー名
/etc/shellsに
/bin/false
を追加しておく

・ログインしたディレクトリより上位にいけないようにする。
/etc/ftpaccessに
guestgroup グループ名
を追加する。

SSH関連

・ホストキーの生成
rootで/etc/sshにキーを作製
ssh-keygen -b 1024 -f /etc/ssh/ssh_host_key -N ''
sshdの起動

・RSA認証キーの作成
鍵を生成するユーザーで
ssh-keygen
.pubが公開鍵なので、利用できるようにしておく。
ユーザーで作成できない場合は、管理者にお願いして、鍵を作ってもらう。

 以上。Linux使いはじめて10日目のメモ。

 本日のキーワード「X-BOX、ヨーロッパ、オーストラリアで値下げ。アメリカ、日本はどうなるんじゃ!」


4月10日
春っぽい雨の日が多くなってきたね

 

みずほ銀行の大トラブル

 銀行が合併する時は、多かれ少なかれトラブルものなんですが、今回のは影響が大きかったですね。
 今日現在でもまだ引き落としが滞っていたり、多重引き落とししてしまったり。利用者は、恐くて入出金もできません。

 銀行の持つコンピューターシステムは、非常に古くから存在し、小さな修正を繰り返してきたものです。スパゲッティのように複雑に絡み合ったプログラム同士が微妙なバランスの上で動いていると考えられるでしょう。
 また、今回は、富士銀行(IBM)、日本興業銀行(日立製作所)、第一勧業銀行(富士通)という3社全く違うメーカーのシステムを短期間で統合したところに問題があるように思います。第一勧銀で使用していた富士通をメインにシステムの構築を行ったようなのですが、メーカーの思惑やらなんやらが絡み合って、上手に主導権をとって移行できなかったようにも伝えられています。
 新生みずほ銀行も、一般向けのみずほ銀行と、大手向けのみずほコーポレート銀行とに別れたのも原因でしょうか。

 さらに、時期が悪かったです。
 つい先日合併したUFJ銀行は、当たり障りのない時期(2002/1/15)を上手に選びトラブルがあったにしても最小限に抑えた感があります。
 みずほ銀行は、決算が集中する年度末を狙い撃ちです。
 統合により振り込みなどの処理量が、1行の3倍になるのに、処理するシステムや、人員は3倍にはなっていない。おそらく、夜間のバッチ処理(オンライン以外の処理。夜中にまとめてやることが多い)も結構ギリギリスケジュールだったのだと思います。
 そこへ来て、振り込み、送金のトラブル。
 これをリカバリーしようとして、単純ミスが発生。
 泥沼。
 そんな姿が目に浮かびます。

 (日中、ATMなどでの入出金や、振り込みなどはオンラインで処理されています。時間になると、振り込みなどは翌日扱いになりますよね?これは、オンラインで溜まったデータを処理したり、バックアップを取ったりしているわけです。翌朝、夜間受付分を処理し、オンラインを再び開始させ、オンラインは動いていくのです。24時間系のオンラインは、往々にしてオンラインシステムを2系統もって、片方が稼働中にバックアップなど、切り替わり、残りがまたバックアップなどをしていると思われます)

 銀行関係者のみなさん、頑張ってください。

 VMwareをインストールしよう!

 VMwareってナンデスカ? って言われると辛いので、先に説明。
 アメリカのVMware, Inc.が開発した、仮想PCソフト。VMというのはVirtual Machineの略で、普段使ってるPCの中に、疑似的なPCを作り出してしまおう、というコンセプトの製品です。
 考え方としては相当に古くからあり、銀行などで使われる汎用機などでは、当たり前のように使われています。

 そんなもの入れて、何が便利かと言いますと、同時に複数のOSを実行することができるのです。Linuxいれたりして遊べますね。OSマニアも安心ですよ。
 え? あまりそんな事はしない?
 じゃ、次。

 テスト環境を作れる。
 WindowsっていうOSは、堅牢性だのなんあの差があれど、長時間使い込むうちにゴミが溜まり、起動は遅くなり、意味不明の不安定性を持つようになります。
 たとえば、WIndows2000を2つ入れておき、安定してあまりいじらない主環境と、VM上にテスト環境を構築。フリーソフトだの、なんだのの実験はテストOSで。安定性や使い勝手の確認ができたら、主環境に移行。
 安定嗜好のあなたにぴったり。

 デュアルブートは管理が面倒。
 Windows9xとNT/2000/XPなどをデュアル環境で動かしている人も多いでしょう。インストールするフォルダを分けておけばOSは問題ないものの、PrgramFilesフォルダがいつの間にか書き換わり、何やら面倒なことに。
 ファイルは増え続け、収拾がつかないから、再インストールしたいものの、フォーマットまですると、もう一つのOSまで消えてしまう。
 ほら、ここで、VMware。アンインストールだって、ひょいひょいです。

 最近のPCで、メモリもCPUパワーも存分に余ってるのに、活用するアプリケーションがないと、お嘆きのあなたも朗報です。
 擬似で新たなPCをPCの中に作成しますから、結構なパワーを食います。

 何しろVMwareを起動すると、画面の中にPOST(BIOS)の画面が出てくるんですよ!もちろん、CMOSのセットアップも可能です。うひょ~。それだけで楽しいですよ。本当に。
 30日間のトライアルもできるので、ちょっと興味のある人にはいいと思います。もしやめる時も、VMware自体は、ただの1アプリケーションですので、アンインストールして終わりです。

 出た当時は互換性の問題や、メモリの搭載量など様々なネックがありましたが、最近のバージョンはもう、何も問題ないです。
 LANも独立したポートのように見せる(IPアドレスを取得)事も、NAT機能を介して仮想的に運用することもできます。USBも排他的に利用することができますし、本当にすごいの一言です。
 最初に、汎用機では当たり前のように使われているVirtual Machine技術ですが、それは、ハードもソフトも、そういったソフトウェア(OSの為のOS)が動くことを前提としているから当たり前のように動くんですね。
 そういった機能を想定いなかったx86互換機でこういった事ができるというのは、本当にすごい事です。

 ちょっと試しにOS入れてみたいけど、パーティション切ったり、フォーマットしたり、面倒くさいなぁ、とお嘆きの方には、すごくいいと思います。

 本日のキーワード 「MatroxG1000でるらしいよ」



当ページは「千歳忍」の独り言です。
極力真実に基づいて記述するようにしていますが、当方の思い違いや表記の方法によって一般的な解釈と異なる場合が有ります。意見や訂正の要請は大歓迎です。また、書いてほしいネタも募集しています。その場合はこちらまでどうぞ。

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