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千歳忍の独り言

なんでも解説!

2002年 8月

2001年 < 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 > 2003年

 

もくじ


8月1日・・・・・世界最小サイズの記録メディア「xD-Picture Card」
8月12日・・・・・Windows2000SP3、Parheliaその後
8月23日・・・・・MTV2000を買ってきた!
8月29日・・・・・思いがけないトラブル

 


8月29日
気に入ったCMをクリップする日々 

 やけに調子の悪いパソコン

 MTV2000を買ってからと言うもの、TV録画が楽しくて仕方ありません。
 インターネットTVガイドから目的の番組をクリックするだけで、録画予約が出来てしまう、この手軽さ。iEPG万歳! 今まで、パソコンでTVチューナーなんて要らないぜ! と言っていたのが手のひらを返したようにこの有り様。

 テープ録画の問題点

 今までビデオデッキがありながら、なぜビデオ予約しなかったのか!
 ほんのちょっとの面倒くささと、テープの管理の繁雑さに集約されるのではないかと気がつきました。テープに撮っても見る時間がない。すると、テープの残りが少なくなる。テープ変えようと思うと、そっちにも前にとって見てないものが。新しいテープをあけると、ますます大変。重ね撮りしようにも、前のは1時間番組で、今日のは、野球の延長が入るかもしれない。
 結果、もういいや、見なくて。と、なっていたわけです。
 ところが、DISKメディアに録画できるPCや、HDDレコーダーなら、インターネットTVガイドなどから、クリック一つで予約。重ね取りすることもなく、容量にだけ気を使えばいいし、見終ったらさっさと削除しておしまい。テープみたいに次に撮る場所を考えなくていいし、本当に便利。
 今ごろ、TVのキャプチャブームって、こんなに便利だから流行ってたのか、と納得。

 長時間録画

 千歳のPC。HDDのフォーマットがFAT32なのが問題。
 FATファイルシステムは動作が軽く、緊急時にMS-DOSからもアクセスできるなど、意外と便利なのですが、その制限から1ファイルあたり4GBまでしか作成できないのです。普段は特に問題になるような問題ではないのですが、ビデオキャプチャでは簡単に越えられる数字です。2時間番組を録画したり、野球の延長を考慮に入れたりすれば、4GBは狭すぎる! おおう、画質は落としたくないし、こりゃ、ファイルシステムを変える必要があるぜ! というわけで、意気揚々とディスクマネージャを起動します。
 (当然ながら、Windows9xではこの方法は使えない)
 必要なファイルをバックアップを取り、キャプチャ用のドライブをNTFSに指定してフォーマット! 待つ事数分。これにて、気を使わなくていいドライブの完成となったのです。

 思いがけないトラブル

 念のため再起動して、ワザとPCをスリープ状態にして、予約録画を実行して見ました。
キュイーンとHDDがスピンアップする音とともにPCが起動します。
 順調だ。すばらしい。
 と、思ったのも束の間。録画を開始した画面を見ていると、妙にコマ落ちしてる。
 それに、HDDへのアクセスが驚異的に多い。というか、アクセスランプ付きっぱなし! おかしい、これはどこかおかしい。MTV2000はハードウェアエンコードのカードなので、CPUに負荷をほとんど与えません。MPEG2キャプチャ時でも数%です。出力するデータも毎秒数MBなので、転送速度などは全然シビアではないのです。
 なのに、このアクセスランプの表示はおかしいとしか思えません。
 確認のために簡単なHDDのベンチマークを取った所、先程NTFSにしたところが転送レート2MB/秒程しかでていないのです。笑ってしまいました。
 「一桁違うよ?」
 デバイスマネージャからIDEコントローラを見て見ると、転送モードがPIOになってしまっているではありませんか! なんたる事。
 PIOとはHDDの古いアクセス方式で、CPUがイチイチデータ転送を行う非効率的な方式です。最近のDMA方式とは、負荷も速度も全然違うのです!
 CPU利用率は50%。ウチにはCPUが2つ付いているので、1個のCPU(AthlonXP2000+)がフルパワーで転送している計算。
 「それで、2MB/秒かよ」
 だめです。話になりません。

 この時点で気がついた点。
 システムタイマが狂っていた。当日の午前0時になっていた。
 プライマリのスレーブ(NTFS)だけがPIO。他のHDDや、CD-ROMなどは、ちゃんとU-DMA。
 タスクスケジューラが動作しない(サービスが起動しない)。
 チップセットドライバがおかしいのかと思い、ドライバを入れなおそうとした所、AMDのセットアッププログラムに「AMD Not Found」と言われる(チップセットを見つけられない)

 とまあ、凶悪な壊れ具合。Chkdskしてもエラーは出てないんですけど。
 このまま使っていると、絶対ひどい目にあうと思ったので、OSを再度セットアップする事にしました。早めに対処しないと、修復不可能になってしまうような気配がしたのです。
 最初は、HDDのコントローラが壊れたのかと思ったのですが、ハード的なエラーの兆候が見えなかったのでWindowsがヨレヨレなのだと判断しました。結果からいうと、この判断は正しかったのです。
 先日セットアップ直後にボリュームごとバックアップ取ってあったものがあったので、書き戻し。メールなどの最近の物だけまた別のドライブにバックアップして、あとは1時間ほどまてば、インストール直後のWindows2000に戻りました。
 B'sRecorderのHDDバックアップ機能を使ったものです。
 ブートCD形式にしておいたので、バックアップディスクをCD-ROMに入れて起動するだけできれいさっぱり書き戻してくれます。これは便利です。
 早速HDDのベンチマークを取った所、30MB/秒と、正しい数字に戻ってくれました♪ もちろん、キャプチャ用のドライブはNTFSです。

 ただ、今回、なぜこうなったのかが分からない。
 FAT32→NTFSへの変換の際クイックフォーマットを選んだ事か。
 スリープモードを多用したからか。
 サービスパック3のせいなのか。
 原因は謎の中です。

 オマケの障害

 ああ、もう一つ謎なのが、WindowsMediaPlayer7以降をインストールすると、マルチプロセッサ環境ではMovieの一時的な早送り現象っておきませんか? 前から発生するんですよ。Pentium3+VIAChipSet+G400とRADEON、AthlonXP+AMD760MPX+RADEONとParheliaでも発生するので、Windowsというか、MediaPlayerのせいだと思っているのですが。
 知ってる人が居たら教えてくださいな~

 本日の一言 「夜中キャプチャ専用に静音マシンが欲しくなってきました」


8月23日
すっかり秋の気配

 MTV2000買っちゃったよ

 6月21日のコラムで「MTV2000でAVIキャプチャが出来れば、絶対買うんだけどね」と書いた所、本当にAVIキャプチャドライバがリリースされてしまったので、勢いに乗って買うことにしました。
 先月、Parhelia-512買ったばっかりなのに、一体どこから金が出てくるのか、自分でも不思議です。
 以前、TVチューナーは要らない! と言っていたのですが、このMTV2000のチューナーはすごいです。3万円弱だったSVHS機のチューナーより安定した画質を提供してくれました。これは、ノイズが乗ったPCの中でこの画質を維持するのはすごいです。
 もっとも、基本性能については多くのサイトで語られているので、そちらを参照してください(すごい不親切なサイトだなぁ、ウチ)。
 つい最近まで、CX23880を搭載したIO DATAのGV-VCP3/PCIを購入して使っていたわけですが、BT8x8の物に比べ、画像はシャープになったものの思いのほかノイズの多い映像。調整のしにくい色合いに、使い物にならない付属ソフトという困った状態でした。そこをできる限りの補正を使って仕上げていたわけです。
 値段相応って言葉が、脳裏をよぎりました(ドライバが成熟していけば、ある程度解消される内容だと思いますが)。

 MTV2000。箱を明けてみると、思いのほか大きいPCIカード。
 筐体の小さなマシンには辛そうです。素直にMTV2000SXにしたほうがいいでしょう。ロープロファイルPCIで、TVチューナー部分が外付けになっている方です。
 音声入力がステレオピンプラグです。一般的なサウンドカードの場合、ステレオミニジャックなので、移行の際にはちょっと手間取るかもしれません。MTV2000→サウンドカードへはオス-オスのステレオミニジャックで繋ぐか、内部で接続します。千歳の場合は、AVアンプからの接続なので、ピンプラグ-ピンプラグを新たに買ってきました。MTV2000からサウンドカードへはミニジャック-ミニジャックの短いものを持っていたので、それを流用しました。
 内部接続用のケーブルは付属しているんですが、価格を考えると、こういったケーブルも付属していて欲しいですね。

 さて、適当なTV放送をキャプチャしてみます。
 GV-VCP3/PCIで苦労して作ってきた画が、いとも簡単に取れてしまいます。つうか、それ以上。「あれ? こんなにさくっと使って、こんなにきれいなの?」という感じです。うん、90点。取りためて捨てていく録画には、これで十分過ぎます。特に色合いの調整が楽です。一生懸命明るさだの、コントラストだの、色合いだのをいくつか変更しては画面で確認していたのが馬鹿みたいです。
 こんなにスムーズに録画が出来るのであれば、多くの人がやっているように、PCをスタンバイにしておいて、録画→スリープという使い方も実用的だと感じました。そのうち、設定してみたいと思います。
 MTVシリーズは、そこそこのビットレートを与えると上記のように安定した画質を誇るのですが、ビットレートが下がってくると、急に画質が悪くなる傾向があります(それでも、他のキャプチャカードに比べればマスなのですが)。お手軽にMPEG1にしたいのであれば、MPEG2高画質設定でキャプチャして、TMPGEncでMPEG1化した方がいいでしょう。これは、ソフトの持つ特性として、高ビットレート高画質か、低ビットレート高画質かという違いです。適材適所で行きましょう!
 そうそうiEPGで予約録画ができるのも便利ですねぇ。
 TVガイドで見たい番組をクリックして、画質などを選んではい終わり。ビデオデッキより楽♪ みたい番組の予告を見ても、ビデオ予約が面倒、テープの管理してないし、そもそも、前に取ったのまだ見てないし。あいてるテープ探すのめんどいし、という事がなくて、エアチェックだけに専念できる。すばらしい。
 もちろん見る時は、DVDMAXでTVに出力。ふふふ。

 しかしですね、しかし。取ったものを、後から編集が入る事を考えるとMPEG2は面倒なのも事実。
 搭載されているPanasonic製MN85560は、MPEG1/2以外にもAVI(無圧縮)の出力が可能。実はリモコン付きで使い勝手がいいとされるNEC SmartVision/HGと最後まで悩んだんですが、このAVIキャプチャが出来るということが決め手となって、こちらを選んだわけです。
 ではでは、早速ドライバを入れてみましょう。
 (現時点で、AVIキャプチャドライバは、impress社のDOS/V PowerReport誌2002年9月号にのみ収録されています。Webでの公開の予定は無いようなので、買いそびれると入手が難しいです。気をつけましょう)
 ドライバは簡素なもので、MPEGキャプチャドライバと、無圧縮AVIキャプチャドライバを切り替えるアプリが付属しています。正しく動作している状況に、キャプチャのカーネルドライバだけを差し替えているような感じです。
 切り替え後は、必ず再起動が必要になります。メディアクルーズを起動すると、MTVの欄がグレーアウトしており、選択できなくなっている事が分かります。
 無圧縮AVIドライバはWDMに準拠しているという事なので、「ふぬああ」などでキャプチャすることができます。サイズを720×480に設定し、エンコーダーを「none」にして、早速キャプチャ!
 「おおお、すごい勢いでドロップフレームが増えていく!」
 720×480×24bit×29.97=31072896Byte/sec! 毎秒30MBもの速度がないとHDDに書き込めない訳です。当然、取り込めないフレームはどんどん捨てられていくわけで。また、キャプチャカードから、メモリへの転送帯域、メモリからビデオカードへの転送帯域、メモリからHDDへの転送帯域を考えると、PCIバスも結構ギリギリです。調整がヘタなチップセットでは、HDDの書き込みが追いついても、バスが飽和してしまうかもしれません。
 そこまでの速度は維持できないなぁ。という訳で、千歳はこのドライバをお蔵入りさせる事にしました。っていうか、ドロップフレームなんて久々に見ました。DivX5ですらリアルタイムでキャプチャできる環境なのに!
 普通のWDMキャプチャデバイスだったら、まだ使いみちがあるのに、と、しばし苦笑。
 (この価格で、この画質で、AVIキャプチャが出来てしまったら、セミプロ用の製品が売れなくなっちゃうからなんだろうな、と更に邪推)

 画質をチェックする為に、RAM DISKにキャプチャしてみました。
 色の抜けはさすがによくなっています。
 ケド、そこまでして取らなくてもイイよなぁ、というのが実感。
 もともと高画質なMTVシリーズですから、出来る範囲でビットレートを上げて、全てIフレーム(キーフレーム)にして取り込めば、十分ではないかと思います。またClosed GOP、GOP完結にチェックを入れておいた方がいいでしょう。
 キャプチャをいくつかして行く中で、もっともこのカードにしてよかったと思えたのが、TBC(タイムベースコレクタ)の存在。古いビデオテープから取り込む際に、画面の揺れなどを強力に補正してくれます。TVで見てるよりきれいじゃないかと思えるほど。フレームシンクロナイザも相当に役に立っているのでしょうね。
 いや、本当に、画面が揺れるぐらいに保存の悪いテープを持ってる人は、ちょっと考えたほうがいいと思います。あ、もちろん、デッキ側も対応が必要ですケド。

 もうすぐ、Canopus MTV2000SX Liteが出ると言うのは聞いていたのですが、出はじめでどこまで値段が落ちるか不安だったのです。TVチューナ、周りの評価はすごくいいって言うし、ないよりはあっても困らないよね? という、消極的な理由もそこにはありました。
でもいいです。コレ。
 値段も張りますけど、相応の機能を持ってます。コンシューマー向けでは間違いなく最強でしょう。変なカード買って設定で悩んで、時間掛けてエンコードしてる事考えると、価格分の価値は有ります。
 思いのほか満足感の高い買い物でした。

 本日の一言「メディアクルーズ立上げてないと、キャプチャしたファイルがTMPGEncで編集できないんだけど、それってウチだけ?」

 


8月12日
決戦明けて


Windows2000SP3

 ようやく出ました。
 前回のサービスパックが出たのが2001年の6月でしたから、実に1年を越えてのリリースです。
 ただし、今回は、バグフィックス中心で、SP2の時のような、大きなシステム更新はないとの事です(多少はあるけど)。SP2ではUltra ATA/100対応や、WDMオーディオ・ドライバでの非PCMサウンドの再生(SPDIFなどによるDTSやドルビーデジタルなどの非PCMフォーマットのパススルー)など、コンシューマにとって非常に大きな修正があったので、関心を呼びましたが、今回はあまり関係なさそうです。まあ、詳しい説明は、大手サイトからあると思うので、ここでは割愛します。

 ということは、WindowsUpdateでしっかりとパッチを当てていれば、十分なんでしょうか。でも、「アプリケーションの追加と削除」で、HotFixやら、セキュリティロールアップパッケージがいくつも登録されているのが気になります。できれば、こういったパッケージはきれいにしてしまいたいですよね?
 個々に修正されると、レジストリとかも肥大しそうだし、やっぱり、ここは一発きれいにサービスパックを当てちゃおう! という気にもなると言うものです。

 マイクロソフトから、SP3のダウンロードをします。
 高速インストールは、最低限のモジュールだけをダウンロードし、必要なファイルだけを転送してサービスパックを当てる事になります。ナローバンドと言う方や、1回インストールしたら、もう二度とやり直ししないっていう方は、この方法がお薦めです。もっとも、ナローな人は、雑誌の付録に付くのを待つか、別途CD-ROMを注文したほうがいいでしょう。
 ネットワークインストールは、すべてのモジュールをダウンロードしてからインストールを行います。125MB程ですから、ADSLならものの数分です。千歳は、こちらの方法をお薦めします。

 どうせだから、クリーンインストール

 せっかくなので、Windows自体もきれいにしたいと思います。
 SP3をダウンロードした後、必要なファイルをバックアップしました。私の場合、必要なフリーソフト類は「tools」フォルダにまとまっていますし、それ以外のアプリも、ReInstall.txtにまとめてあります♪ メールやICQのフォルダも圧縮バックアップしてからGO!です。
 と、その前に、既存のWindowsにSP3を当ててみます。
 クリーンインストールして、サービスパック当てたら起動しなくなりました、じゃ洒落にならないので、念の為のチェックです。
 ちゃらちゃら待っていると、再起動を促されました。
 そして、起動も問題なし。目立っておかしい所はありません。一通りアプリケーションを動かしてみますが、大丈夫そうです。キャプチャも出来ます。
 DVDの再生のときに使う、SPDIFへのパススルーがDisableになっています。あれ? これ、SP2で修正された「WDMオーディオ・ドライバでの非PCMサウンドの再生(SPDIFなどによるDTSやドルビーデジタルなどの非PCMフォーマットのパススルー)」のハズなのに! SP3適用で消え去ってる?
 SP3が悪いのか、サウンドカードのAcousticEdgeのドライバが悪いのか謎です。これが出来ないと、DVDを見る時に、AVアンプに5.1chのデータを流せない!
 と思ったけど、DVDプレイヤーが別にあるからいいや。パソコンでデコードして、2chでは音が出るので、全然問題なしです。

 早速、DOSで起動してFdiskでパーティションを開放/確保、そしてフォーマット。
 Windows2000をインストール直後にSP3を当てて、それから、DirectXを入れて、ドライバ類をインストール。サービスパックは、ファイルの新旧を問わず、強制的に上書きしてしまうようで、後から入れると、かえって不都合が出ることが多い(性能が下がる)のです。ここ、注意。

 いつでも書き戻せるように

 せっかくきれいな状態のOSですので、バックアップを取っておきたいと思います。使用したのは、BsRecorderGOLD。CDライティングソフトですね。コレに、HDDのバックアップ機能がついておりますので、利用する事にします。
 もっと高度にバックアップしたいって人は、DiskImageなどを購入するといいと思います。
 HDDのパーティションを丸ごとバックアップできて、かつリストア出来る事。どういう事かというと、バックアップを書き戻せば、OSをインストールしなおす必要がないって事ですね。Windowsが立ち上がってからではレジストリやシステムファイルは上書きできませんから、別途専用のリストアシステムが必要になります。
 メニューからHDDバックアップを選び、パーティション単位のバックアップを選択。ドライブ単位も選択できますが、未使用セクタのスキップが出来ないので、圧縮ファイルサイズが驚異的に大きくなる事が予想されます。パーティション単位では、そのようなことがないので安心です。
 その際に圧縮するように指示します。すると、容量を半分ぐらい節約することができます。
 CDブートできるようにします。その際に、CD-ROMを読み出せる状態にする(oakcdrom.sysと、mscdexが必要)起動FDが必要になりますから、あらかじめ準備が必要です。これに、BsRecorderGOLDが専用リストアプログラムをコピーして、起動イメージとします。
 必要であれば、リストアの際にパスワードを求めるようにすることができます。もちろん個人利用なので、そんなものは設定しません。
 てな感じで、ウィザードにしただっていくだけでバックアップが取れちゃう優れものです。CD-Rのブランクメディアを用意して、バックアップスタート!
 千歳の場合、インストールしたドライブは40GB。これ、無圧縮で全部バックアップしようとすると、61枚のCD-Rが必要って言われて、古きよきFDでWindows3.1のバックアップを取ってた頃を思い出しました。
 実際の使用領域は3GB。コレをバックアップするには、5枚必要と言われましたが、予想外に圧縮が効いて、実際に使った枚数は3枚。

 何かあった時は、このCD-Rを順番に入れていくだけでいいんですから楽ですよね。
 定期的に取るのであれば、CD-RWに取るのもいいでしょう。
 このSPDIF障害以外にも、外付けHDDに関するトラブルが多数報告されているようです。→ここ
 WIndowsUpdateを一度も実行せずにSP3を当てると、その後WindowsUpdateが使えなくなるようです。何かファイルを消せばいいらしいです。

 Parheliaその後

 7月にParheliaの不都合を書きましたが、その続報。
 RealMediaのDVDMAXオーバレイが表示できなかった件ですが、無事に表示されるようになりました。サービスパック3のせいではないみたいなのですが、ドライバのインストールする順番とかだったのでしょう。
 それから、MS MPEG4 V2/V3、PicVideo MJPEGなどは、DivXG400をインストールすると、動画支援は働かないのですが、DVDMAXでの使用が可能になります。もともとは、G4x0/550用のツールのようですが、Parheliaにも問題なく利用できました。
 これはGOODだと思います。
 オーバレイ上に動画の再生時間を重ねたりする事が出来ます。他の機能は、誰か訳して欲しいデス。
 あとは、DirectX9のリリースを待つばかり♪

 本日の一言「スーパーマリオ・サンシャイン始めました!」


8月1日
熱波と戦う毎日

世界最小サイズの記録メディア

 「オリンパスと富士写真フイルム、世界最小サイズの記録メディアを開発」というニュースが飛び込んできました。
 聞いてすぐにピンときたのは、両者とも、スマートメディアを主体に採用していたメーカーと言う事です(オリンパスは、一眼デジカメなどサイズの大きいものでコンパクトフラッシュを採用しています)

 デジカメなどでメモリーカードの需要の伸びが予想された時、それまでPCカード状の物しかなかった市場に「コンパクトフラッシュ」「マルチメディアカード(MMC)」「スマートメディア」という規格が乱立しました。その後、少しおいてからメモリースティックが登場します。
 コンパクトフラッシュは、サンディスク社が中心となり、PCカードをそのまま縮めた形状と電気的特性を持っています。メディア側にコントローラを有するので、若干コスト的に不利なものの、制限が少ないと言う利点もありました。PHSカードなど様々な物が生産されています。キヤノン、コダックなどが参画しています。
 マルチメディアカードは、松下電気が中心となっています。現在は、SDカードと呼ばれ、サイズが切手大と小さいのが特徴です。パナソニックのデジカメや、MP3プレイヤーなどに採用されています。
 メモリースティックは、ソニーが策定しました。ずっと、ソニー製品のみに使われてきましたが、ここ最近ライセンス商品も見かけるようになりました。メモリースティックDUOという、サイズを更に縮めたものが登場しています。
 そしてスマートメディア。これは、東芝が中心になっています。薄い事が特徴です。スマートメディアは、メモリだけを直接配置したようなもので、コントローラを持ちません。結果としてメディアのコストが押さえられ、安く供給できるという目論見がありました。オリンパスや、フジ写真フィルムなどが参画しています。

 スマートメディアは、前述したメディアにコントローラLSIが必要ない、薄い、それに、ECCエラー訂正機能が組み込まれている点。容量に関しては、無制限に拡大可能、アクセス速度は2MB/秒(READ速度と思われる。WRITEは512kB~1MB/秒と予想される)という特徴を武器に比較的多くのメーカーから賛同を得て、一定のシェアをとりました。
 しかし、その間、デジカメの画素数は増え続け、より高速に書き込む要望が出てきました。メモリーカードが登場した頃は、4MB~8MBが主流で、16MBといえば大容量だったものが、今では64MBは当たり前。少し多く写真を取っておきたい、MP3を長く聞きたいと言ったら128MBでも物足りなく感じます。
 その点、コンパクトフラッシュは、PCカードを小さくしただけとあって、制限が少なく、メモリでも1GB、HDD形状のものでは2GBの物までが既に製品化されています。スマートメディアは、64MBが最大容量の時期が長く、128MBも出たものの、電気的特性に若干変更が加えられたりで互換性に難がでてきました。
 また、書き込む容量が増えるに従って、アクセス速度の向上が無ければ、結果として遅いメディアとして認識されてしまいます。
 他にも、メディアの端子がむき出しの為、衝撃に弱い点、薄いが故に折れやすい点など、いくつか懸念事項が有りました。薄い割に面積が広く、デジカメのコンパクト化にマッチしなくなってきた部分も有るのだと思います。
 東芝も、128MB以上の大容量化に難色を示していたのでしょうか。(8/5追記:メディアが薄すぎて、大容量化が難しかったようです)
 結果として、今回のデジカメメーカー主体による新しいメモリーカードの策定に相なったというわけです。

xD-Picture Card

 CAMEDIA擁するオリンパスと、FinePix擁するフジ写真フィルムが規格を策定し、東芝がメディアを製造するというのですから、事実上スマートメディアの終焉。そして後継と考えていいでしょう。
 MMC(SD)カードよりも更に一回り小さい60円切手サイズに、読み込み5MB/秒、書き込みも3MB/秒(64MB以上のメディア)と高速です。その上、重量は2gと、本当にぎゅっと詰まった感じ。小さすぎて落としてしまわないか心配なぐらいです。
 容量も、8GBまでサポートすると言いますから、当面困る事はなさそうです。

 写真を見てもらえば分かるのですが、スマートメディア同様端子がむき出しです。
 xD-Picture Cardの細かい仕様が分からないので想像になりますが、スマートメディアと特性が似ているのではないでしょうか。
 ピン配置や信号線などは異なっているにしても、今までの技術がそのまま応用できる範囲での変更というのが一点。
 デジカメ側で、メモリ部分のレイアウトの変更が少なくて済むようにとの配慮、というのが二点目です。
 純粋に、メモリ部分の容積を少なくすることができるというだけでも、最近の小型デジカメには必要な機能ですから、喜ばしい事ですね。きっと、すぐにでも、世界最少最軽量XXX万画素デジカメとかいうキャッチコピーのデジカメが出てきそうです。

 価格は、現行のスマートメディアと同等。
 メモリカードリーダーなども同時に発売するとの事なので、案外早く使えるようになるかもしれませんね。

 本日のキーワード「FF XI 大規模アップデート!



当ページは「千歳忍」の独り言です。
極力真実に基づいて記述するようにしていますが、当方の思い違いや表記の方法によって一般的な解釈と異なる場合が有ります。意見や訂正の要請は大歓迎です。また、書いてほしいネタも募集しています。その場合はこちらまでどうぞ。

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