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千歳忍の独り言

なんでも解説!

2002年 12月

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もくじ


12月4日・・・・・WindowsXP化
12月6日・・・・・FEATHER G-Spec.と、ラグナロク オンライン
12月26日・・・・・電源換装、 WindowsXPその後


12月26日
今年ももう終わり

 電源を新調

 久しぶりに電源ユニットを新しくしました。
 ずっと、seventeamの300wを使っていたのですが、さすがにAthlon DUALに堪え切れなかったのか、ちょっと不安定気味。WindowsXPにしてからというもの、不意のリセットがたびたび起こるようになってしまって、安心して作業も出来ないので、気合を入れて交換してきました。
 以前使っていたのはSeventeamのST-300BLVというタイプで、型番通りMAX300wの電源です。当時としては、なかなかの静音タイプでした。性能も素晴らしく、3.3Vが28A、5Vが30A、12Vが15Aと、最近のものと比較しても遜色ない程です。しかし、DUALでの使用推奨は350W以上。当初よりもキャプチャカードは増設され、ビデオカードもより大容量なものに切り替えました。さすがに、300W電源では不安なのです。
 今回購入したのはAntecのTrue480という、ケースの中を無意味に青く照らしてくれる480w電源です。Antec製の電源のいいところは、5v系と3.3v系が独立しているということ。Athlonは、マザー上の5v系からCPUに給電する電圧を作り出す為に、3.3v/5vが独立しているのは非常に都合がいいのです。
 ケースについている電源の仕様をよ~く見てみてください。3.3v~5v~12vとか-5v、-12v、5vSBとかありますよね。上記のST-300BLVの場合、

3.3v
5v
12v
28A
30A
15A
180w
180w
< 300w

 となっています。ワット数は、電圧×アンペアなので、3.3v×28A=92.4w、5v×30A=150Wとなります。両方合わせると、242.4wになるのですが、両方合わせて180wまでと記載されています。更に言うと、全部の合計が300w以下までとなります。
 これは、3.3v系が、5v系を使って生成されているからなんですね。5vが、150w使われていると、3.3v系は30w=10A程度しか使えない、という事になります。
 このような仕様の電源は決して珍しいものではなく、ごく一般的なユニットの多くがこのタイプです。antecのTrue480の場合

3.3v
5v
12v
30A
38A
22A
99w
190w
264w
< 460w

 3.3v×30A=99w、5v×38A=190Wとなります。独立しているので、各系MAXまで出力することができ、割り当て的に余裕が出来ます。もちろん、全部で460w以内という制限はつきます。
 前述したとおり、Athlonは、5v系を非常に酷使します。ですので、3.3v系に余裕がなくなったりする事があるのです。3.3v系はPCIなどに供給されますが、これは、マザーにより、3.3v系をそのまま使うもの、5v系から再度生成し直すものあり、マニュアルを見ないと分からないと思います。
 Pentium4系は、12vからコアへ供給する電圧を作り出すので、あまり供給不足になることはないと思うのですが、HDDを多く積んでいる人などは注意が必要です。Athlon系でも、ATX12v(4ピンの四角いやつ)を持つマザーは、12v系からコア電圧を生成するので、かなり余裕が出来ると思います。
 とまあ、より詳しい内容は、下のリンク先からJumpして見てください。ここには、電源容量計算電卓などもあり、非常に参考になると思います。

http://www.ne.jp/asahi/takaman/pc/psu_how_to_select.html

 WindowsXP 不安定さを克服!

 今月の頭にWindows2000からWindowsXPへ移行したのですが、イマイチ不安定で、こう、ぷつぷつリセットがかかる症状が収まらなかったのです。
 「ライトコンバイン」チェックボックスを外す事でいくぶん収まったのが前回まででした。それでも、日に数回落ちる事もあれば、全く平気な日もあり、再現性が薄くて大変困惑していたのです。

 原因が分かりました。
 Athlonの熱風をまともに受けて、Parheliaが熱暴走をしていたのです!

 何という事でしょう。
 横から扇風機で直風を当てる事で俄然安定するようになりました。
 AthlonXP2000+の熱風量の余りの凄さに、改めて驚いた自分であります。現在のThoroughbredコアよりも一つ前のPalominoですから、ものすごい熱量なんです。CPUファンからは、熱風が吹き出す、という表現が正しいです。
 AGPは、一番CPU寄りのスロットですから、この熱風をまともに浴びつづける訳ですね。もともとParhelia自体比較的熱くなり、熱さに弱いカードでもあります。結果、不安定なタイミングでリセットがかかるという状況が真相のようでした。
 遮蔽板でも付けようかなぁ?

 マイクロソフト、DirectX 9.0をリリースしました。コンシューマ向けのランタイムです。Windows95のサポートはなく、98/ME/2000/XPに対応とのことで、InternetExplorerのようにセットアッププログラムだけをダウンロードして、必要なモジュールだけがインストールされる仕組みとなりました。
 最大で、166MB近いダウンロードもあるそうです。
 おおお、一体どんなドライバなんだろう、と気になって仕方ありません。サービスパックより大きいもんなぁ。
 ちなみに、WindowsXPSP1でセットアップした所、ダウンロードは、僅か8.6MBでした♪
 後は、DirectX9に対応したベンチマークソフトがリリースされるのを待つばかり!

 今年最後の更新となりました。
 また来年もよろしくお願いいたします。

 本日の一言 「DirectX 9.0正式版リリース」


12月6日
気がつけば師走


 カノープスから、MTVシリーズ用コントロールソフト FEATHER G-Spec.登場!

 合わせて、メディアクルーズと、カーネルドライバ1.19がリリースされてました。ただ、ちょっとバグが多すぎて使い物にならないかも。画面を見ながら撮るにはいいのだけど、予約録画が動かない。
 なんでやろ。

 FEATHERというのは、従来のメディアクルーズが、いろいろな機能を付け過ぎて重くなっちゃたし、設定がしにくかったり、インターフェースが若干まどろこしかったりで、「たるい」部分を解消しようと、新しく作り直されたドライバ&インターフェースなのです。まあ、羽のように軽いという事から命名されたそうで。
 今までも、β版ということでリリースされてきたのですが、今回から(一応)G-Spec.という事で正式公開になりました。
 インターフェースは、TVリモコンを意識した形状で、使いやすくなったと思います。また、設定画面も1ヶ所にまとめられ、わかりやすくなりました。デフォルトの値も、実状に即するように変わっていたりで、概ね良好です。
 もっとも、千歳の状況では、TVのチャンネル変更などは、旧メディアクルーズの方が軽く感じます。マシンパワーに余裕のある人は、あまり恩恵を感じないかもしれません。
 特筆すべき点は、AVIキャプチャに対応した事です。
 今までも、ノーサポートの「ζ(ゼータ)ドライバ」で無圧縮AVIキャプチャに対応する事はあったのですが、なにぶん、無圧縮なので、毎秒30MBの書き込みに耐えられるHDDやらなんやらで、結構敷居が高かったんですね。今回は、映像圧縮コーデックを選べるので、一般的なMotionJPEGを使ったり、DivXでリアルタイムキャプチャしたりすることができます。可逆コーデックのHuffyuv(など)を使えば、無圧縮AVIと同等の画質を得ることができます。
 試して見ましたが、1分間で500MBでした。1時間で30GB。まあ、許容範囲内ですね(ぉぃ)
 AVIキャプチャでは、画面表示もプレビュー(オーバレイではない)ですし、当然ハードウェアの支援も無いので、結構な負荷でした。マシンスペック要りそうです。
 ただ、この場合の映像は素晴らしく、従来のMTVでMPEGキャプチャした場合、いくら高画質とはいえ、MPEG特有のノイズや、画像の寝ぼけが気になっていたんです。
 動画の圧縮は、元の画質に大きく影響されます。ですから、このファーストインプットの画質をこれだけ高められるのは非常に貴重だと思います。それに、MTVのノイズリダクションや、3D Y/C分離を使った上でのAVIキャプチャですから、これは素晴らしい。(ζドライバでは出来なかった)

 しかし、驚異的なぐらい不安定で(笑)、インストールも一苦労。
 ドライバをインストールして、再起動したら、WindowsXPが起動せず、途中でリセット。延々とリブートを繰り返したり。
 なんとか起動させて、メディアクルーズと、旧ドライバを削除したら、同じようにリブートの嵐。
 どうにかして、FEATHER G-Spec.だけをインストールしたら、やっぱりリブートの嵐。なんでやねん!
 起動してしまえば安定するかと思ったのですが、ソレも甘かった。
 AVIキャプチャモードにしたら、灰色の画面しかキャプチャできなかったり(再起動したらなおった)、LAMEのACMコーデックで音声圧縮しようとすると、「44.1kHz、0ビット」と分解能が0になってたりしました。
 極めつけが、予約録画。
 スタンバイモードからの復帰が、ほぼ100%失敗します。起動中でも、撮り損ねる事がありますし、撮った後に、スタンバイしなかったり。今見ている番組しかキャプチャできへんやないか! と叫びたいです。

 皆さん、もうちょっと安定してから導入しても遅くはないようです。

 ラグナロク再び

 「ラグナロクオンラインの公式サイトに不正アクセス。問い合わせ内容が当事者以外にも見える状態に」とニュース速報。
 ああ、またか。またかと声が聞こえてきそうです。

 ラグナロクは、12/1に正式サービスに移行し、有料となりました。
 長い長いベータテスト期間時代には、会員86万人にも達したそうで、一番ユーザーの多いMMORPGであったのではないかと思います。千歳もちょっと参加して見ましたが、余りの人の多さと、タイムラグの酷さに諦めました。うう。
 有料サービスへ移行した場合、10%残れば御の字という状況の中、移行直後の数日間で実に10万人を越える(12.3%)ユーザーを獲得しています。
 おそらく、もっとも成功したMMORPGとして後世に名を残すかと思われたのですが、その前に、もっと大きな汚名を残す事となりました。

 ユーザーサポートのページで、他者の問い合わせないようが見えてしまう、というもの。ページ自体は、アクセス認証された内部にある為、完全に外部の人間から見えるものではありませんが、問い合わせの中には、Webマネーのトラブルで番号がそのまま記入されたものなどもあり、場合によっては大きな被害を生む可能性がある事件でした(どうも、その方法が2ちゃんねるで公開されたようです)。 通報後すぐに対策を講じたものの後の祭でした。
 ラグナロクは、以前にも登録ユーザー情報が見れる状態にあり、ユーザーがそれを指摘したにもかかわらず長い間放置されつづけるという事がありました。それがまた酷い。サーバーが日米韓とあり、米韓のサーバーはすでに対応済みにもかからず、日本国内サーバーのみ放置という体たらく。
 困ったものです。

 ドキュメントルート外へデータ置いておくか、パーミッション切っとけアホ。

 こんな事も出来ないサーバー管理はヤバイと思います。

 本日のキーワード「HONDAのASIMOが自立で動くように! ロボットすげ~」


12月4日
未だN504iSを入手できぬ日々


 そろそろ年賀状を書かねばなぁと思う毎日。

 プリンタを毎年買い替えてる気がする千歳です。
 やっぱりプリンタを買う理由って「年賀状」が大きな要因だと思うんですよ。年賀状作成ソフトは毎年バージョンアップし、あの価格。よっしゃ、今年はより写真画質で! みたいな。
 そう言えば、数がちゃんと出るなら、年賀状ソフトみたいに高機能でも3,800円とか、5,800円で十分に利益が出るんですね。今のソフトは高すぎるなぁ。普通一般のソフトが6,000未満だったら、おそらく多くの人がコピーとかしないで買いますよ。
 そういう話はさておき。
 いざ作ろうとすると、妙な所で凝りだしちゃって、結局年賀状作りは元日を越え、ヤバイ、とあせりだすと、既に成人式。おお、ダメじゃん。毎年このペース。来た年賀状に、出来合いの印刷年賀状に、ちょちょっとメッセージを添えて返信するのが精一杯という状況になっちゃうんですよ!
 でも、今年は違います。
 千歳は生まれ変わったのです。
 いつも「凝りだすと止まらないヤツ」と言われていますが、今年も凝りたいと思います。

 ちゅう訳で、千歳からののこもった年賀状が欲しい方は、ここからメールプリーズ 抽選でお送りさせて頂きます。
 ああ! このメールに住所とか名前とかは書かないでくださいね! 当選された方にのみ、その旨を書いたメールを返信させていただきます。

 ああ、アニメチックな絵柄とか、18禁とかヤバいネタじゃないんで、安心して送ってくださいね(千歳ならやりかねん、とか言うな)

 WindowsXPへ!

 後ればせながら、千歳もWindowsXPへ移行しました。
 Windows2000は、出た当初から使っていたんですが、なかなかXPへ移行するチャンスもなく、今までに至っていた訳です。
 そもそも、2000で出来なくて、XPで出来るようになったことといえば、USB2.0のサポート、UIの変更、リモートデスクトップ関連、他ちょいちょいで、無理にリスクをおかしてまで変更する理由が無かったからなんですね。
 でも、先日買ったプリンタPIXUS 950iがUSB2.0に対応していたのと、Windows2000のサービスパック3を当てると、SPDIFのパススルー出力が出来なくなるなど致命的な点もあり、2000はやっぱりダメか? 移行か? と思い悩んだり、でも、XPのアクティベートはやっぱりイヤだよなぁ、と考えたりしていたのです。
 と、そんな話を会社の先輩に話したら、「前に買ってインストールしてないXPあるから、安くで売ってあげるよ」とのこと。本当は、OEM版の譲渡はマズイんだけどね。
 渡りに舟?(ドロ舟って気がする)

 動作は軽く感じるものの、メモリ使用量は増加!

 インストール自体はすんなりと終了。
 2000をメインで使っていたせいで、ドライバも全て流用でき、何のトラブルもなく完了しました。面白くないぐらいです。
 新しいUIのLUNAを使う事もなく、デスクトップのプロパティから、クラシック(Windows2000タイプ)を選び、画面エフェクトなどを一切切ると、これがウソのように快適なOSだったのです。
 反応速度が2000よりも速いのです。
 どうやら、グラフィックカードのドライバがXPに最適化されているのと、XPの方がそこら辺の処理がスマートなようです。
 ところが、タスクマネージャを見ていると、標準でのメモリ使用量が多い。どうも、起動しているサービスが多いのが原因ではないかと。コントロールパネルから、サービスを見て見ると、知らないサービスが一杯起動しようとしています。
 テーマ管理のサービスなんていらん! WindowsUpdateの自動更新もいらん! これも、これも、これも!!! と削って行くと、だいぶスマートになりました。それでも、2000と比べて10~15MB程余計に食っています。標準では、きっとものすごいメモリを使っているんでしょうね。256MBの本体メモリではちょっと辛いかも。
 進化したなぁと思ったのは、プロセスの実行優先度以外にも、メモリの優先度を決定できるようになった事。アプリケーションに振るのか、キャッシュに振るのか。メモリを多く積んでいる人にはいい感じです。
 どっちにしても、タスクバーに表示されるお知らせはウザいですな。

 FF11と共に具現化した不都合

 と、半日ぐらい利用していて全く問題なかったので、「復元ポイント」を設定した後、POLと、FF11をインストールする事に。(何せ、CD-ROM4枚組なので、インストールが面倒)
 こういう時に、オンラインゲームはセーブデータの心配をしなくていいですね。IDとパスワードを間違えなければちゃんと利用できる。
 と、油断していると、ゲーム中突然のリブートが。青画面もなにも出ない! 本当にぷつっと落ちる。おわ、なんでじゃ!
 こういう時にCPUの温度が上がっている可能性もある(マザーボードで、一定温度に達すると、シャットダウンするようにしてある)のですが、この場合、リブートしてこない。次に怪しいのは、BIOSがXPに未対応、メモリがおかしい、のどっちかだと思います。また、3Dゲームの最中なので、ビデオカードも若干怪しい可能性があります。
 まずは、BIOSを疑って見ました。
 メーカーのサイトを覗いて見ると、都合よく最新のBIOSが公開されているじゃありませんか。よし、ダウンロード。そして、PureDOS環境で起動して更新! よしよし、さくっと終了。
 そして、再起動っと。

 あれ?
 あれれ?
 という訳で、ウチのパソコンはウンともスンともいわない、ただの箱になってしまいました。残念。

 って、簡単に諦められるワケないだろう!
 BIOSのUPDATE自体はSuccessしたけれども、実は失敗していたってこともあり得るし。と少し悲しげに電源を入れたり切ったりしていると、一瞬だけ起動して、メモリチェックの途中で停止した画面に。
 おお、BIOSは死んでいなかった。
 どうも、電源動作にシビアになった様子です。
 AthlonXP2000+をDUALで運用してるのにもかかわらず、電源は300Wなもので。よくぞ動いてますね?っていう状態なのです。だから、拡張カードとか差すのに、すごく勇気がいるんです。このバランスがBIOSの更新で壊れてしまったら? うお、十分に考えられます。
 あわてて、システム以外のHDDを外し、CD-ROMを外し、PCIに刺さっているカードを抜き、メモリを1枚だけ残し、ブートさせて見る事にしました。
 すると、ちゃんと起動します。おお!
 あわてて保存して置いた古いBIOSを上書きする事によって、今まで通り起動するようになりました。
 教訓:むやみにBIOS上げちゃいけない。

 次に疑うべきはメモリです。
 memtest86というメモリテストツールがあります。これは、結構な負荷を掛けながらメモリテストを行ってくれるツールで、クロックアップの際に、どこまでメモリがついてくるかチェックするのに必須のソフトと言えます(違う)
 512MBのPC2100DIMMが2枚刺さっておりまして、合計1GBのです。コレをテストするのに、1時間近くかかります。
 すると、どうでしょう。最終1GB直近の部分でいくつのかのエラーが報告されてきました。
 今までのリブートは、XPにより、キャッシュ優先のメモリマネージメントへ変更した為、Windows2000では空き領域だった部分にまでデータが割り当てられ、メモリエラーが引き金となっていたのではないかと推測できます。
 早速メモリを抜き、接点をアルコールできれいに拭き、しっかりと、刺しなおします。念のため512MBずつ刺し、どちらのメモリチップでエラーが出るかを確認しました。
 ところがおかしなもので、しっかり拭いたメモリは一度のエラーを出す事もなくコンプリート。もう一枚をテスト。そして、両方さしてテスト。完璧です。エラーは出ません。接点不良によるノイズでのエラーと考えられます。

 コレで完璧だろうと、再びFF11を始める。
 何人かとパーティを組んで、さあ、冒険へ!(ぶつっ!)

 だめだなぁ。なんでやねん。
 と、愚痴をこぼしつつ原因を考えて行くと、どうしてもビデオカードが犯人と思えてきます。実は、ParheliaのFR(ファーストリリース)を使っているのですが、せっかくなのでこれをリテール化して使っていたんです。FRは、コア200MHz、メモリ500MHzで、リテールは、220MHz、メモリ550MHzなんですね。1割ぐらい速度が変わってくるので、クロックアップして使っていたのです(当たりの人は、コア250MHz以上で動くそうです)
 やっぱり、オーバークロックは良くない。
 PINS(BIOS設定)を書き換えて、再スタート! どうだ、FF11これで動くだろ!
 .....ぶちん!
 っだめかぁ!

 原因は、画面のプロパティにある「ライトコンバイン」チェックボックスでした。ライトアロケートを制御するチェックのようで、「最近使われたのデータの近辺は、再び使われる確立が高いから、予め(グラフィックの場合はフレームバッファに)キャッシュしておこうというもの。とりあえず付けておくと画面描写が高速化されるようだが、いろいろトラブルも多い様子。
 ドライバが未対応なのか、システムが対応していないのか分かりませんか、どうやら、これを外してから危険なリブートを繰り返すという事は無くなりました。

 XPまとめ

 WindowsXPはNT5.1となり、Windows2000のNT5.0からみてマイナーバージョンアップです。骨格自体に大きな変更はありませんが、CPUスケジュールの調整や、パフォーマンスのアップなど正常な進化をしている部分、重厚長大なユーザーインターフェース、余計なサービスの追加など、明らかに向上するCPUパワーを意識した部分があります。
 また、Windows9xからの移行を狙っているだけあって、マルチメディアに関する部分は、2000に比べて非常にマトモになっていると感じました。DUAL以上の構成では、AVIなどの動画を再生すると、音声や映像が一瞬スキップされてしまうという事や、前述したSPDIFのパススルーが出来なくなる点など、正しく改善されています。
 家庭で使い、LANは組んでいるけどドメインで運用していない(普通はワークグループで十分でしょ?)場合や、DUALプロセッサにしていない場合(Pentium4のハイパースレッディングは物理的に1CPUとカウントされるので大丈夫)は、WindowsXPのHomeエディションで十分と考えることができます。
 Homeで出来る事、Proで出来る事、その価格などは、以前から多くのサイトで議論されているのでそちらを参考にしてください。個人的には、9xからXP Homeへの移行は十分に価値があると思います。ただし、プロセッサの速度や、メモリ、HDDの容量など、十分に余裕がない場合は辛いかもしれません。
 それらを踏まえて、そろそろ32ビットOSもいいかもしれませんよ、と伝えておくことにします。
 あ~、2000使ってる人は、USB2.0が使いたい(USB2.0カードのドライバでも動くけどサ)とか、リモートデスクトップが、ムービーメーカーがとか、そういう部分に魅力のない人は、全くアップデートする必要ないと思います。

 本日のキーワード 「ドラクエ8発表! 制作はレベルファイブ



当ページは「千歳忍」の独り言です。
極力真実に基づいて記述するようにしていますが、当方の思い違いや表記の方法によって一般的な解釈と異なる場合が有ります。意見や訂正の要請は大歓迎です。また、書いてほしいネタも募集しています。その場合はこちらまでどうぞ。

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