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千歳忍の独り言

なんでも解説!

2004年 1月

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もくじ

1月9日・・・・・Palmを久しぶりにいじる
1月20日・・・・・レッツノートのHDDを換装する



1月20日
小春日和を実感


 Let's Note A1R、ついに撃沈

 長いこと使ってきたPanasonicの薄型ノートPC A1R。
 発売当初はワイヤレスモデム付きで、どこにいても回線に接続できる機能が話題になりました(もっとも、その時点でISDNルータを使ってダイアルアップしていた私は、一度もこの機能を使うことはありませんでしたが)。画期的に薄く、厚さは20mm。重さも1.67kgというものでした。バッテリーは購入後半年で完全にダメとなり、今となってはACナシでは起動すらしません。デスクトップと何も変わらないノートPCです。ノートを持って座席を移動するのに、いちいちシャットダウンしないとダメなんですよ。困ったものです。バッテリだけでも安く売ってたら欲しいなぁ~。(調べたら、標準バッテリで\15,000円もしやがります。高すぎ!)

 で、肝心のHDD。2年ほど前から異音が発せられるようになり、明らかにディスクの内周に読み込めない領域があるようになってきました。パーティションマジックを使い、エラーの発生頻度の高い部分を別のパーティションにして使わないように心がけたり、エラーが出つつもリトライを繰り返したりと、騙し騙し使ってきたのですが、ついに臨終を迎える時が来てしまいました。
 その日のLet'sNote。んーっがっがっ。んーっがっがっ。んーっがっがっ。と、シッピングとリトライを繰り返しておりました。今日は機嫌が悪いな、と思っていたところ、カツンッというイヤな音と共にWindowsはブルースクリーンを出して停止。
 再起動させようにも、HDDが見つからないという状態になってしまいました。
 ああ、HDD様が天に召されたのです。

 適当にgoogleで調べてみたところ、9.5mm厚の2.5incドライブなら、案外容量を気にせずつなげることが出来るようです。
 標準装備が6.4GBでしたから、少々手狭で困っていたところでした。
 長い間使ってきたもので、償却しきったでしょう! 壊れてもいい覚悟でHDDの換装を試みました。
 Panasonicからは、Windows2000対応BIOSや、最低限のドライバが提供されており、標準のWindows98SEから2000/XPへアップグレードすることは可能です。HDDも容量を気にせず接続できるようなので、その点では安心して購入することが出来ます。時期的なものもあって、8.4GB以上のHDDを認識しない、20GB以上のHDDは20GBまでしか使えない、などという心配がありましたが、杞憂でした。
 急遽秋葉原のショップを回り、IBMのTravelStar(40GB、5400rpm、8MBcache)を\13,800でゲット。熱容量的にあまり余裕がある筐体ではないので4200rpmのものも検討したのですが、流体軸受けなので、大丈夫だろうという判断です。
 キャッシュが大きいものを選んだのは、比較的細かいファイルのやりとりが多いため、すこしでも体感速度を上げたかった為。2MBキャッシュと値段差がなかったというのも大きい理由です。

 Windows2000を導入するまでの困難

 Let's Note A1Rは、HDDのみ内蔵の1スピンドル機です。外付けでFDDが付くものの、CD-ROMを直接繋ぐことは出来ません。
 OSのメディアは、当然CD-ROMですから、さて、これをどうしたものか、となるわけです。
 もう一つの問題は、家にあるPCはWindowsXPで、FDの起動ディスクを用意していなかったという事です。
 Windows2000と異なり、WindowsXPは、DOSの起動ディスクを簡単に作成できるようになりました。しかし、このディスク、本当に起動するだけで、fdiskやformatが使えないのです。なんの役に立つのか、このボケディスクめが!と怒鳴りたくなるほどです。
 仕方なく、デスクトップ機に2.5incHDDを接続し、WindowsXPからパーティションの作成を行いました。2つに分け、両方ともFAT32でフォーマットし、後ろのパーティションにWindows2000のi386フォルダをコピーしておきます。(ジャンパピンじゃ無くて、スレーブに出来ず、デスクトップ機に接続するのにも苦労しました)
 これをLet's Noteに接続し、FDで起動さえ出来ればインストールが出来ると考えたのです。
 実は、ネットワークに繋げる起動ディスクを作り、デスクトップのCD-ROMドライブをマウントしようかと思ったのですが、今更LANMANやら、PCMCIAのカードイネーブラーを探すことに辟易して諦めました。こんなことなら、取っておけば良かったと、後悔です。

 ところがどっこい。Windows2000インストーラーは、このディスクにはインストールできないよ!と冷たいメッセージを残したままどうにもこうにもなりません。
 原因は簡単です。2000/XPでフォーマットすると、ディスクのMBRを書き換えちゃうんですよ。こんなものは簡単に「FDISK /MBR」で解除できることは分かっているのですが、その肝心のFDISKを動かすFDがない!
 Windows2000のディスクの中には、アンチウィルス用にMS-DOS6.2をアーカイブしたものがあるので、これを展開してみたのですが、DOS6.2からは、FAT32をマウントすることが出来ません。
 仕方なく、翌日会社に行き、生き残っているWindows98マシンで起動ディスクを作り、FDISK /MBRしました。ちっ、対処法が分かっているのに何も出来ないなんて、悔しいです。
 2000のファイルコピーが終わり、再起動すると、再度「起動できるOSがないよーん」というメッセージが。ああ、これも分かってますよ。2000/XP系では気にしませんが、アクティブパーティションの設定がされていなかったんですね。再びFDISKを起動し、簡単に設定完了。
 そこからは問題なくインストールも何もかもが完了しました。
 本当に、皆さん、有事に備えて「Win98系で作った起動ディスクを持っておけ」と言いたい。激しく言いたい。
 (Xpで作った起動ディスクは、起動するだけ。FDISKは存在しない。FORMATは、DOSでは動かないものが存在している。使い物にならない起動ディスクなど、イラン!)

 ハードディスクの恩恵

 モバイルセレロン366MHzというのが嘘のように速く感じます。
 もっともボトルネックになりやすいHDDが高速化されたことで、体感では倍ぐらい早く速くなったように思います。
 以前入っていた6.4GBの東芝のHDDより、HGSTの40GB HDDは若干振動が多いようですが、静かです。シーク音も気になりません。発熱も少なく、筐体内が熱くなると動き出す本体のFANもほとんど回転しません。そのせいか、余計に静音に感じます。
 星ネジを無理矢理抜いて戻せなくなったり、キーボードを外す前にパネルを取ろうとして留め金を一つ飛ばしたりしましたが、価格以上の効果があったように思います。
 古いノートでも、ある程度のメモリと速いHDDがあれば、まだまだ現役で行けると実感しました。
 BIOSによって搭載できるHDDの容量に差はありますが、皆さんも一度自らの手でアップグレードしてみることを考えてみて下さい。業者にお願いする金額の半分以下で済むと思いますよ。
 昔、目覚まし時計やラジカセを分解した時のような「わくわく感」があり、こういったのが自作の醍醐味だなぁと思えること請け合いです。

 本日のキーワード「今月から、行間を広げて見やすくしてみました」


1月9日
相変わらず月イチ更新


 1月9日
 あけましておめでとうございます

 年末年始、いかがでしたか?
 年末、仕事納めが終わってから、ようやく体が楽になって「さて、何賀状でも書くか」と思ったら、既に元日に届く期限を過ぎてるじゃないですか! 一瞬でやる気ナシ。
 正月明ければ、子供達の「お年玉クレクレ攻撃」に、私の財布は即死ですよ。即死。
 あーっという間に休みって終わっちゃいますね。

 千歳の周りでは、超絶的にインフルエンザが蔓延し、地獄絵図のような正月でした。これが、本当の寝正月。
 まあ、私はピンピンしてましたので、「なんとかは風邪を引かない」と証明してしまったかのような感があります。それでも、寝正月に変わりはありませんね。

 CLIE

 久々にPalmをパワーアップ♪
 最近、CLIEをかまってあげてなかったかなぁ?と言うことで、ちょっとアプリを導入したり、メモリースティック(以下MSと略)を買ってきたりしました。千歳が使っているのは、SONYのCLIE NX-73Vという、30万画素のカメラと、コンパクトフラッシュ(以下CFと略)、MSスロットがついたタイプ。
 CFの方が容量単価が安いので、こちらをメインに使っているものの、MSが刺さっていないと動作しないアプリも多くて全くないのは不便(標準では、CFはほとんど使い物にならない。通信カード用という位置づけ)。という理由で買ってきたのが、32MBのもの。8MBでも、16MBでも良かったのだけど、32MB以下は売ってなかった! なんて事だ。世の中の、メディアの最低容量は知らぬ間に大きくなっていってたのね。
 MSがないと、ビデオや、ヴォイスレコーダーが動かないから、ちょっと欲しかったんだよね。

 TrainTime(フリー)
 電車やバスの時刻表を表示するTrainTimeを導入。時刻表を作るのが面倒だったので、ずっと敬遠してたんですけど、TrainConv Explorerという便利なものがあることを知りました。ネットから情報を取得して、必要なデータ形式にしてくれるので便利。
 日頃使う駅、時々使う駅をガンガン変換しながら登録しました。終電を気にしながら飲む時、地下に入ると、携帯の終電案内アプリとか使えなくなるので、あらかじめ調べておいてアラームにセット。ほら、バッチリ。
 日中外出する時も、電車の時間から、駅までの時間を逆算してセット。これで、電車にも遅れないってものですね。
 時刻表の並びがソートできず、登録した順番になってしまうのがちょっと使いにくいかな? 今日現在のバージョンは0.442。

 電車の最短ルートを調べるTrainは導入済み。
 本当は、最短ルート、電車賃を一緒に表示できるものが欲しいんですけど、これが無いんですよPalmには。扱えるメモリが小さいからなんでしょうけど、悔しいばかりです。市販のものも検討しているんですが、これがなかなか無いんですよ。トホホ。

 JpegShow(フリー)
 それから、画像ビュアーにJpegShowをチョイス。
 CF、MS、本体内のメモリと、全部見てくれるスゴイ奴。サムネイルの作成が早くてステキ。これで、ClieViewerとはさようなら。
 標準のClieViewerも、見るだけならそれでいいのですけど、スライドショーが出来ないのです。いちいち戻って、サムネイルを選んで、また表示。めんどくさいですね。ジョグでぐりぐり見られると便利です。やっぱり。

 KDIC(シェア)
 辞書検索ソフトのKDICも、今頃導入。
 ピルブックの代わりになる辞書が便利。エテンザミドとか、イブプロフェンとか、意味無く検索して遊んでます。
 標準で入っている辞書は、比較的固い単語が多い英和和英辞書だから、略語などに強い奴も追加。以前、PDAってなんの略ですか?と聞かれて、PDAって単語が収録されてなかった時は悲しかったです。
 CLIE、お前は、PDAではないのか!

 AppShelf(シェア)
 そして、シェルの置き換えはAppShelf。シルクスクリーンを隠しておくと、時間や、カレンダー。今日の予定が表示される。標準のDBを使うアジェンダスにしてて良かったなと思う瞬間。
 画面下部にあるクイックランチャーが激しく便利。即起動したいものをここに登録、よく使うものは、カテゴリを作ってソコに登録、で、非常に使いやすい。登録するアイコンの並び順を変えられたらいいのにね。
 よく使うものを上に。使わないものを下に。そうすると、凄く手になじむ。逆に、勝手にソートされると、新しいアイコンを登録すると、今まで押し慣れていた場所に突然割り込まれた感じがして、つい押し間違える。手軽なPalmだからこそ、そういった細かい部分が重要だと思うんだよね。

 と、やってると、あれよあれよとメモリの残りが3MBに。
 うおお。これはヤバイ。ヤバすぎる。ネットフロント(ブラウザ)なんぞ使おうものならソフトリセット準備しなくちゃ行けないぐらいヤバイ。
 辞書をMSに逃がし、要らないアプリやDOCを消して、何とか5MB台まで空けました。これで一安心。
 NX60から、NX73Vになってメモリに余裕が出来て、もう使わなくていいかと思っていたPowerRun(アプリを外部メモリに逃がすソフト)を復活させる日も近いかも。

 DA系のアプリも便利そうなんですが、いまいち使えなくて悩み中。
 (Palmはシングルタスクなので、ちょっと辞書を調べたい時でも今動いているアプリを停止させないとダメなのです。しかし、それでは不便なので、アプリを動かしつつ、別のアプリを動作させる仕組みで動くのがDAと呼ばれるアクセサリなんです)
 DALauncherを導入してみたんですが、シルクスクリーンが標準じゃないので、ここをタップとかしても起動できない。
 使えれば便利なんでしょうけど、まぁ、いっか。
 そのうち、また気が向いたらやることにします。

 本日のキーワード「やっぱり成人式は大荒れ」



当ページは「千歳忍」の独り言です。
極力真実に基づいて記述するようにしていますが、当方の思い違いや表記の方法によって一般的な解釈と異なる場合が有ります。意見や訂正の要請は大歓迎です。また、書いてほしいネタも募集しています。その場合はこちらまでどうぞ。

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