Clover - 登場人物紹介[ ] |
【ノイディエンスターク神聖王国】 |
本名、フィアル・セラフィナ・アンテーゼ・ノエル・フォルスマイヤー。 |
愛称はフィール。傭兵時の名はフィーナ・シュトラウス。 |
20歳。ノイディエンスターク神聖王国大神官、兼、第一王女。光の神子姫とも呼ばれる。 |
白金の髪、淡い蒼の瞳を持つ。 |
天上天下唯我独尊を地で行く性格。剣技・魔導において並ぶ者はいないと言われる天才でもある。 |
6歳の時に内乱が勃発し国を脱出、16歳で帰還し2年で内乱を終結させた。 |
空白の10年間には実はディシスと共に傭兵として生きており、死の女神エストワールと呼ばれていた。 |
表面上の明るさとは裏腹に、心の奥に深い闇を抱えている。魔神官ヨシュアとは恋仲だったらしい。 |
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本名、アゼル・フォン・メテオヴィース。 |
26歳。ノイディエンスターク神聖王国神官長であり、炎のメテオヴィース侯爵。 |
真紅の髪、真紅の瞳を持つ。 |
かなり短気で13侯爵の中では密かに怒りんぼ大王と呼ばれている。 |
内乱勃発からずっと反乱軍のリーダーをしていたこともあり、責任感は人一倍強く |
全てを自分で抱え込むところがある。現在は暴走しがちな姫君のストッパー役だが一緒に暴走することも。 |
フィアルは実は初恋の人であり、今でも複雑な気持ちを抱えているらしい。 |
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本名、シルヴィラ・フォン・レグレース。 |
愛称はヴィー。 |
24歳。風のレグレース侯爵。 |
明るい茶色の髪、青碧の瞳を持つ。 |
穏やかで優しい性格でアゼルの補佐的役割をしている。 |
しかしエセルノイツの風隊を率いていることもあり、各国の情報に通じていて策士な面があるため |
13諸侯の中では密かに一番の曲者と言われている。 |
父親のロジャーとの親子仲はこの上なく悪い。フィアルにはかなり極甘。 |
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本名、イシュタル・リリス・スレイオス。 |
愛称はイシュー。 |
22歳。水のスレイオス侯爵。 |
銀の髪、水色の瞳を持つ。 |
気まぐれで自分に興味のないことにはまるで行動しない性格。 |
いつも飄々としていて掴みにくいがフィアルとは何故かとても仲が良い。 |
内乱の折、目の前で双子の兄を殺されたという過去があり、何事にも執着しなくなったのはそれが原因らしい。 |
リーフとはこれ以上ないくらいに仲が悪い。 |
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本名、メナス・ナリア・シェイルナーラ。 |
19歳。浄のシェイルナーラ侯爵。 |
黒髪、紫の瞳を持つ。 |
家庭的でおとなしい、女の子らしい性格。かなりの泣き虫らしい。 |
昔からフィアルに憧れていたため、彼女に対してだけは一種異様にも思えるほどの情熱を見せる。 |
もともと戦いをこの好まず、ひたむきで真っ直ぐなので誰からも愛されている。 |
彼女のお茶とお菓子は13諸侯と姫君の大好物でもある。 |
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本名、キール・イエル・ファティリーズ。 |
22歳。魔のファティリーズ侯爵。 |
栗色の髪、深紫の瞳を持つ。 |
13諸侯1の頭脳派。 |
冷静だがぶっきらぼうで、思ったことがすぐに口に出るようなところがあり、対人関係に難がある。 |
しかしその豊かな知識は皆の認めるところでもある。フィアルとはかなり仲がよく、淡い思いを寄せている。 |
フィアルの持つ暗い影にアゼル同様気づいていて、常に彼女を見守っている。 |
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本名、ゲオハルト・イーネ・ヴォルマイオス。 |
愛称はゲオ。 |
26歳。剛のヴォルマイオス侯爵。 |
黒髪、青の瞳を持つ。 |
豪快で物怖じしない性格。その立派な体格からキールには筋肉バカ、と呼ばれている。 |
外見とは裏腹に騎士道精神に溢れ、暴走しがちな面々のフォロー役に回ることも多い。 |
アゼルとは昔からの幼馴染で親友。 |
いろいろなことを抱え込むところのある彼をいつも心のどこかで心配している。わりとフェミニストなところもある。 |
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本名、リーフ・ザイル・ステラハイム。 |
20歳。裂のステラハイム侯爵。 |
蜂蜜色の髪、空色の瞳を持つ。 |
感情の起伏が激しく、子供っぽいが、その反面13諸侯1の感受性の強さを持つ。 |
内乱の折にほとんどの一族の者を失ったため、敵国であるラドリア、アイザネーゼに強い憎しみを抱いている。 |
その性格が災いしてかトラブルメーカー的な面もあるが |
基本的に騎士としての心根は持ち合わせているらしい。イシュタルとは犬猿の仲。 |
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本名、ルシェル・リオ・エアリエル。 |
愛称はルチェ。 |
22歳。星のエアリエル侯爵。 |
銀の髪、金の瞳を持つ。 |
何を考えているのかわからないようで、実際に何も考えていなかったり、掴みどころのない性格。 |
占術を得意とする家系ゆえか、どこか浮世離れした雰囲気を持つ。年齢より子供っぽい。 |
フィアルのことを気に入っていて、彼女以外に愛称で呼ばれるのをひどく嫌がる。 |
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本名、アーク・ラディス・ブルデガルド。 |
27歳。斬のブルデガルド侯爵。 |
黒髪、緑の瞳を持つ。 |
13諸侯の誰からも恐れられている影の権力者。普段は穏やかで、誰と話す時も敬語であるが |
その実、わりと考えることや行動が過激であるのがその大きな要因であるらしい。 |
斬の力を受け継ぐからか、突然キレたりする面もある。 |
皮肉屋だが、実は笑い上戸であったり、子供好きという顔も持っている。大の昼寝好き。 |
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本名、レヴィン・レイ・シャリク。 |
23歳。雷のシャリク侯爵。 |
金髪、すみれ色の瞳を持つ。 |
明るく豪胆な性格で正義感が人一倍強い。本人的には不本意であるが、密かに『歩く凶器』の異名を持つ。 |
最近ではアゼルあたりに『歩く胃袋』とも呼ばれている。 |
生まれ持った魔導力が人一倍強大なために、その力をうまく制御することができない。 |
食べることが何より好き。シードとは昔からの幼馴染同士。 |
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本名、シード・キイス・イエンタイラー。 |
23歳。聖のイエンタイラー侯爵。 |
栗色の髪、青の瞳を持つ。 |
細面で女性受けする容姿を持つ、13諸侯一の女たらし。そのせいで女性関係のトラブルがいつも絶えない。 |
軽く飄々とした性格だが、内乱が起こる前までは穏やかで優しい少年だったらしい。 |
客観的に物事を判断できる目を持っており、わりとキレ者でもある。 |
レヴィンとは昔からの幼馴染同士で、今でも仲がいい。 |
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本名、ヴォルク・リヒテ・フレジリーア。 |
28歳。地のフレジリーア侯爵。 |
焦茶の髪、深緑の瞳を持つ。 |
13諸侯の中で一番の年長者。 |
そのせいか、はたまたその生真面目で固い性格が災いしてか、いつもいろいろな苦労を背負い込む苦労人。 |
密かに『保父さん』と呼ばれている。どうやらかなりの綺麗好きらしい。 |
イースのことを弟のように思っており、優しく見守っている。 |
しかし実はそのイースと対して変わらない10歳も年下の幼な妻がいる。 |
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本名、イース・ウィル・エリオス。 |
17歳。空のエリオス侯爵。 |
明るい茶色の髪、空色の瞳を持つ。 |
13諸侯最年少の素直で優しい少年。別名『13諸侯の良心』。 |
人当たりが良く、誰とでも仲良くなれることから、王宮に出入りしている国民に人気がある。 |
その実寂しがり屋で、わりと常識派。年齢が近いという理由からネーヤと最近は仲がいい。 |
ヴォルクのことを兄のように思っている。 |
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本名、ロジャー・フォン・レグレース。 |
44歳。前風のレグレース侯爵。 |
明るい茶色の髪、青碧の瞳を持つ。 |
内乱終結以降、忽然と姿を消した先代のレグレース侯爵。 |
飄々としたつかみ所のない性格で、現在は各国を渡り歩いているらしい。 |
唯一フィアルとだけは水晶球を使い連絡を取っている模様。 |
その性格から、息子であるシルヴィラにはかなり嫌われている。 |
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本名、ジークフリート・アルガスト・ライアス・ライル・フォルスマイヤー。 |
享年31歳。ノイディエンスターク神聖王国前大神官。 |
白金の髪、淡い蒼の瞳を持つ。 |
14年前の神官勢力による内乱によって命を落としたフィアルの父親にして、ディシスとファングの主君。 |
ユーノスとは子供の頃からの幼馴染で親友。シュバルツのクロード王とも親交が深かった人物。 |
穏やかな気性の持ち主で、誰よりもフィアルを慈しんだ。自らの守護竜は風竜のサーシャ。 |
ノイディエンスタークの悲劇は全て彼の死から始まっている。 |
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本名、ユーノス・フォン・メテオヴィース。 |
享年33歳。ノイディエンスターク神聖王国前神官長であり前炎のメテオヴィース侯爵。 |
真紅の髪、真紅の瞳を持つ。 |
14年前の神官勢力による内乱によって命を落としたアゼルの父親。ジークフリートとは親友同士。 |
明るく真っ直ぐな気性の持ち主で、誰からも好かれ、信頼厚い人物だった。 |
その死際にはフィアルと何かの因縁があったらしく、彼女は今でもその死を引きずっている。 |
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【ラドリア王国】 |
本名、レイルアース・ラヴィルフェルド。 |
愛称はレイン。 |
25歳。ラドリア王国第五王子、正妻腹では3番目の王子である。 |
黒髪、黒瞳を持つ。 |
無口で無愛想、時には冷酷とも思えるほど感情を表に出さない。 |
しかし武勇に優れ、剣の腕はラドリア一と言われている。その性格と容姿、剣技から、死神の異名を持つ。 |
5年前に恋人のリルフォーネが自ら命を絶ったことによって、全てのことに希望を持てなくなっている。 |
現在はフィアルに託された魔導剣、雷神を有する。 |
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本名、イオ・オーガス。 |
26歳。レインの補佐官兼乳兄弟でもある。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
忠義に厚い一本気な性格。激昂しやすい短気な面もある。剣も中々の使い手である。 |
レインには生まれた時からずっと仕えており、一番の理解者でもある。 |
ラドリアにいた頃は暗殺を危惧して気の休まることがなかったらしい。 |
ゲオハルトとは打ち解けていて、わりと仲がいい。フィアルから託された魔導剣、風神を有する。 |
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本名、リルフォーネ・レパラータ。 |
愛称はリル。 |
享年20歳。レパラータ男爵家の令嬢。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
5年前に自ら命を絶ったレインの最愛の恋人。穏やかで優しい気性の持ち主だが、芯は強い。 |
アイリオネという真紅の花をこよなく愛していた。 |
王家を取り巻く思惑によってレインと引き離され、セイルファウスの側室にされそうになり、心が壊れてしまう。 |
レインは未だに彼女の死を忘れることができずにいる。 |
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本名、セイルファウス・ラヴィルフェルド。 |
28歳。ラドリア王国第一王子にして皇太子。正妻腹。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
優しく真っ直ぐな心を持ち、賢くもあるレインの同腹の一番上の兄。 |
しかし皇太子であるがゆえに、常に命を狙われている。 |
同腹の兄弟ということもあってか、レインやユリアティウスとは仲が良い。 |
気さくで国民にも絶大な人気を誇る。現在のラドリアの状態を憂いて、実の父にすら意見する勇敢な面もある。 |
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本名、ユリアティウス・ラヴィルフェルド。 |
26歳。ラドリア王国第四王子、正妻腹では2番目の王子である。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
生まれつき病弱で、王宮で過ごすことはほとんどなく、離宮で静養しながら暮らしている。 |
そんな事情からか、どこか物事を達観したような不思議な雰囲気の持ち主。 |
王家の権力争い等には全く興味がないらしく、病弱なのもあってかあまり側室腹の兄弟に狙われることもない。 |
レインとはわりと仲が良く、時々鋭い忠告をしてくれる。見た目ほど弱々しくはない人物のようだが・・・? |
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本名、アイザック・ラヴィルフェルド。 |
28歳。ラドリア王国第二王子、側室腹。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
高慢で残酷、時には冷酷な面も見せるレイン達の母親違いの兄。 |
権力欲が強く、ほんの数日違いで生まれたセイルファウスをひどく憎んでいる。 |
ノイディエンスターク侵攻の指揮官で残虐非道な行いをしたことから、国民にはひどく憎まれている。 |
黄金の装飾品を好み、派手派手しい。リルフォーネを死に追いやるきっかけを作った人物でもある。 |
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【シュバルツ王国】 |
本名、クロード・エイク・シュラフロード。 |
65歳。シュバルツ王国国王、賢王とも呼ばれる。 |
金髪、緑の瞳を持つ。 |
穏やかで優しく、常に国民のことを考えて国を治めてきた王。 |
シュバルツの国民は皆、この国王を敬愛している。 |
フィアルとアゼルの父であった前大神官ジークフリートと神官長ユーノスとは懇意の中だったらしく |
その子であるフィアルのことを常に心配している。 |
最近は病に臥せっており、政務の大多数を皇太子でもある息子のカインが取り仕切っている。 |
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本名、カイン・エノク・シュラフロード。 |
28歳。シュバルツ王国皇太子。 |
金髪、緑の瞳を持つ。 |
賢王クロードの子であり、実質、現在は政務の大多数を取り仕切っている。 |
フィアルとは昔何度か逢ったことがあるらしく、顔見知り。 |
父親に似て、穏やかで優しく、国民のために生きることを苦とは思わないタイプの人物である。 |
現在国内外から縁談が多数申し込まれているが、恋愛方面には朴念仁で、全く興味を示さない。 |
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【フューゲル王国】 |
本名、リンフェイ・サリフ・アーロン。 |
29歳。フューゲル連合国国王、竜騎士王とも呼ばれる。 |
黒髪、茶色の瞳を持つ。 |
天真爛漫、を地で行く子供のような性格だが、竜騎士としての腕は並ぶ者がいない。 |
混乱していたフューゲルを一つにまとめあげる強いカリスマ性の持ち主。 |
竜が何よりも好きで、飛竜王とは懇意の仲。その子であるエウロンが自らの騎竜である。 |
ちょっと危ない愛情をフィアルに抱いている。 |
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本名、リーレン・ワイヴルト。 |
31歳。フューゲル連合国宰相。 |
黒髪、茶色の瞳を持つ。 |
冷静沈着、分析力に優れる根っからの宰相肌だが、仕える相手が悪かったせいか、かなりの苦労人。 |
眉間に皺を寄せるのが既に習慣化している。 |
彼自身も竜騎士だが、頭脳派のため最近はめったに稽古に参加することはない。 |
視力があまり良くないらしく、常に眼鏡をかけている。 |
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【リトワルト都市同盟】 |
本名、リリーネ・サイラス。 |
38歳。リトワルト都市同盟議長。出身は首都ラスクア。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
その裏表のない性格から国民に人気のある女性。 |
しかし議長としては非常に優れていると言われている。 |
街で偶然出逢ったディシスに一目惚れし、アタックしているが本気では相手にされていないらしい。 |
そのせいもあって、フィアルとは昔からの犬猿の仲。立派な体格の持ち主で見た目通り豪胆な性格。 |
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【傭兵】 |
本名、ディシス・シュトラウス・メテオヴィース。 |
愛称はディシー。 |
35歳。元ノイディエンスターク神聖王国近衛隊長。現在は傭兵。武器は剣。 |
紅の髪、紅の瞳を持つ。(現在は黒髪、青の瞳) |
元々はフィアルの父、前大神官ジークフリートに忠誠を誓っていた近衛騎士。現在は傭兵。 |
14年前フィアルを連れて脱出してからは、ずっと父娘として暮らしてきた。 |
明るく物怖じしない性格だが、娘同様どこか暗い影を背負っている。 |
フィアルとはとても仲の良い父娘で、いつも彼女のことを気にしている。 |
魔神官ヨシュアとの関係等、フィアルの抱える全てを知る人物は彼のみである。 |
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本名、コンラート・アガート。 |
36歳。オデッサ出身の傭兵。武器は銃槍。 |
茶色の髪、空色の瞳を持つ。 |
ディシスとフィアルが傭兵としてリトワルトにやってきた時に意気投合し、ずっと行動を共にしている。 |
二人の事情を薄々は感じながらも決して自分から知ろうとはしない、傭兵の中の傭兵とも言える存在。 |
彼の素性もまた謎に包まれているが、相当昔から傭兵であることは確からしい。 |
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本名、シーク・ネーヤ。苗字はない。 |
17歳。【死の天使】という呼び名を持つ凄腕の傭兵。武器は二丁銃。 |
純白の髪、血の色の瞳。 |
10年前にフィアルが見世物小屋から拾ってきた少年。 |
そのせいかフィアルへの依存度が強く、彼女なしでは生きていけないほどの執着を見せる。 |
知らない人間に対してはぶっきらぼうで無口。容姿に注目されることと、首周りのつまった服が嫌い。 |
実はその背に純白の翼を持つ【翼人】の唯一の生き残りであり、その名は【正統なる翼】の意味を持つ。 |
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【竜族】 |
本名、エウローゼディク。 |
飛竜族。フューゲル連合国国王リンフェイの騎竜であり、飛竜王デュークの子。 |
銀色がかった緑の身体と、深い緑の瞳を持つ。 |
優しく、思慮深いどちらかというと地竜の性質を強く持つ飛竜。 |
リンフェイに深い親愛を寄せており、常に共にいる。 |
フューゲルの聖玉宮から程近い青山の飛竜を統括する役割も担っている。 |
その穏やかな性格から、聖玉宮の人々の信頼は篤い。 |
しかし暴走しがちなリンフェイを窘める常識的な面も持ち合わせている。 |
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本名、デュバルホーク。 |
飛竜族。竜の鬣半島に住まう飛竜族を治める飛竜王。 |
銀色がかった緑の身体と、淡い緑の瞳を持つ。 |
その生まれ持った性質の通り、思慮深く穏やかだが自由を愛する一面も持ち合わせている。 |
一族をまとめ、尊敬を一身に受ける偉大な竜王である。 |
リンフェイとは懇意の中で、人が立ち入れない竜の鬣半島への出入りを唯一彼にだけは許している。 |
フィアルとも面識があるらしく、その行く末を心配している。 |
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本名、サリヤメナム。 |
風竜族。前ノイディエンスターク大神官ジークフリートと魂を分け合って生まれた、彼の守護竜。 |
薄く緑がかった白銀の身体と、淡い緑の瞳を持つ。 |
その主の気性そのままに、穏やかで優しい風竜の娘。 |
ノイディエンスターク内乱の際、ジークフリートと運命を共にして絶命した。 |
しかしその魂は、封印された神殿の奥深くの広間に、竜珠として残されていた。 |
フィアルの幸せを誰よりも願っており、フィアル自身とも心を通じ合わせていた。 |
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本名、フォルクスラーグ。 |
火竜族を治める竜王。 |
真紅の身体に、琥珀の瞳を持つ。 |
明るく豪胆で親しみやすい性格。 |
短気で怒りっぽい部分もあるが、それはおそらく彼が最年少の竜王だからであると推測される。 |
料理が趣味で、いろいろな地方独特の料理を作っては、他の竜王達やフィアルに嫌がられている。 |
時々人の姿になっては、いろいろな国で遊び歩いているとの噂もある。 |
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本名、インフォスルード。 |
水竜族を治める竜王。 |
銀色の身体に、深い青の瞳を持つ。 |
常に笑顔を絶やさず、穏やかに見えるが、その実いろいろな事柄にあまり深く関心を持たない。 |
竜王達の中で一番怒らせると恐ろしいと言われている。 |
フィアルの存在にだけは深い興味と愛情があるらしく、彼女には饒舌に語ったりする。 |
酒には滅法強く、料理の味にも一番うるさい。 |
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本名、シェルースティン。 |
風竜族を治める竜王。 |
白銀に淡い緑を合わせた身体に、淡い緑の瞳を持つ。 |
物事に執着することはなく、気まぐれな面がある、ある意味属性に一番合った性格の持ち主。 |
その性質はロジャーと似通っている。 |
竜王達の中では伝達役のようなことも引き受けていて、フィアルと精霊を使って連絡を取ったりもしている。 |
フォルクと一緒にいろいろな国に出没しているようだが、誰もその姿を見かけたものはいない。 |
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本名、ヴェルガーディス。 |
地竜族を治める竜王。 |
深い緑の身体に、こげ茶の瞳を持つ。 |
竜王の中では一番の年長者だが、竜としてはそこまで高齢ではない。 |
頑固とも言えるほど真面目で、保守的。だが、竜王の中では一番慈しみ深い性格で知られている。 |
かつて、主を失った後しばらくの間ラドリアの山中で暮らしていたことがあるらしい。 |
フォルクの料理に一番頭を悩ませているのは彼である。 |
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【敵】 |
本名、シオン・ラウル・ファティリーズ。 |
26歳。前魔のファティリーズ侯爵の嫡男であり、キールの実兄。 |
栗色の髪、深紫の瞳を持つ。 |
自己中心的で、子供のように目的を果たすためには手段を選ばない。 |
魔の魔導力にひどく執着があり、それこそが世界最高の力と信じて疑わない。 |
内乱の折には、大神官家が保有する封印された魔導具を手に入れるために神官勢力に加担し、 |
無限の魔の魔導力を与えるというアドラの杖を現在も保有している。 |
その真の目的が何なのかは誰にもわからない。現在はラドリアに潜んでいる。 |
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本名、ジョルド・クロウラ。 |
50歳。ノイディエンスターク神殿に仕えていた神官。 |
茶色の髪、茶色の瞳を持つ。 |
内乱時は魔神官に次ぐ神官長として、圧政を強いていた張本人。 |
元々は平民出身の神官であり、何故内乱に加担したのかは不明。 |
内乱勃発時に、フィアルの光の力の暴走により、その顔に消すことのできない醜い傷を負う。 |
それを治療するために、国民を使って人体実験を繰り返したが、顔が元に戻ることはなかった。 |
現在はラドリアの王都セイラス近くの森の中に潜んでいるらしい。 |
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本名、ファング・セイル・エリオス。 |
36歳。空のエリオス侯爵家出身の、元ノイディエンスターク神聖王国近衛副隊長。 |
明るい茶色の髪、空色の瞳を持つ。 |
内乱前まではディシスと共に、ジークフリートに忠誠を誓っていた近衛騎士。 |
思慮深く、真面目な性格で、暴走しがちだったディシスのフォロー役。 |
内乱勃発後は、魔神官ヨシュアに仕えていたがその経緯は不明。 |
現在はジョルド、シオン、そして他の人物とのパイプ役のようなことをしている。 |
フィアルのことを強く憎んでいるが、秘められた二人の恋を知っていたためずっと苦悩している。 |
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【その他】 |
ヨシュア。本名はリューク。苗字等は未だ不明。 |
年齢不明。反目の印を額に持った青年。 |
容姿等も未だ謎に包まれている。 |
神官勢力の頂点に立っていた青年であり、内乱終結時にフィアルによって倒された。 |
彼の素顔に関しては未だ謎に包まれており、ジョルド達に利用されただけの傀儡だったとも言われている。 |
魔竜の主で、魂を分け合って生まれている。 |
ノイディエンスターク大神官の守護竜は逆の性別で生まれるが、魔竜に関しては同性である。 |
ファングの主。フィアルとはどうやらかつて恋仲だったらしい。 |
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本名、ジェイルリアード。 |
魔神官と魂を分け合って生まれた闇と魔属性の竜。 |
漆黒の身体に澄んだ翡翠の瞳を持つ。 |
魔神官と魂を分け合って生まれた、神竜と対極に位置する存在。 |
フィアルとの戦いで魔神官が倒された後も消滅することなく、時空を隔てた異空間で眠りについていた。 |
その属性から、悪の心に引きずられやすい性質を持つが |
魔神官であるリュークの心に支えられ、自身をしっかりと保っていた。 |
フィアルにより発動された魔導環によって召喚される。無口だが穏やかな性格。 |
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