Clover
Clover - 世界観および用語集
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【世界観】
Cloverの世界観
この世界に特別な名前はない。何処かの次元の何処かの惑星か空間に存在する世界と考えてよい。
世界には大きな大陸が3つ存在する。
その形状から、誰が名付けたかは不明だが
竜頭大陸
竜身大陸
竜尾大陸
と呼ばれている。
各大陸は遠く離れており、四大元素の竜か、時空魔導、及び魔法でしか行き来することができな
いため、交流はほとんどないと言ってもよい。
現在の物語は竜頭大陸のみで展開されている。

竜頭大陸
現在の物語の舞台、その名の通り、竜の頭の形をした大陸である。
『全能の大陸』と呼ばれ、魔導力、魔法力、聖霊の加護、竜の存在が確認できる唯一の大陸でも
ある。この大陸特有の特徴は、親の色を受け継ぐ、という点である。
違う国同士の違う色を持った夫婦の間に生まれた子供は、必ずどちらかの親の色を受け継いで生
まれてくる。色が混じるということは、この大陸ではありえない。
宗教は各国によって違うが、基本的には自然崇拝。

竜身大陸
竜の身体の形をした大陸である。
『悲劇の大陸』と呼ばれ、この大陸では魔導力、魔法力、聖霊の加護、竜の存在全てが存在しない。
この大陸では何故か竜が狂うと言われており、知能のない翼竜等が暴れ竜となって人を襲い、食
らうこともしばしばである。そのためか、竜という存在はこの大陸では忌み嫌われ、憎まれている。
また聖霊の加護がないために、機械文化が発達している。
大陸上には二つの国しか存在しないが、北方のラーネリス帝国により機械力は独占されており
南方のノーティス国民は奴隷階級とされ、差別されている。
かつては翼人が存在したようだが、現在はその存在は確認されていない。

竜尾大陸
竜の尾の形をした比較的小さな大陸である。
『魔法の大陸』と呼ばれ、この大陸では魔法力が突出して高い。
特に魔法大国であるザーフェン公国では、魔法に関する研究も盛んに行われている。
しかし聖霊の加護がないため、竜は存在しない。
聖霊の加護はないが、各地にある神殿に、聖霊石という、力を封じ込めた石が安置されており
それによってこの大陸でも魔法が行使できるようになっている。
比較的平穏で、戦乱もなく、差別的なものも存在しないので、獣人達の国も存在する。
宗教ではないが、精霊崇拝が強い。

生きている大地
竜頭大陸の中でも、ノイディエンスターク神聖王国の大地のことである。
この大地には明確な意思があり、代々、大神官の祈りなくしては存在することができない。
何故この大地にだけ、そのような意思があるのかは、解明されていない。

魔導と魔法
魔導力と魔法力は近しいが非なるものと考えてよい。
魔導力は、竜頭大陸のノイディエンスターク神聖王国固有の力である。
その発動には、ルーン語による詠唱が必要であり、使う者を選ぶ。特に強力な魔導を使う
にあたっては、13諸侯家の血を引いていなければ不可能と言われている。
しかし魔法に比べて、その威力は強い。
魔法力は比較的誰にでも使うことができるが、やはり通常言語による詠唱は必要で
それを使いこなすには才能も必要である。
どちらが強いとは一概には言えないが、威力だけを見るならば、魔導力が勝っていると言えるだろう。

【用語集】
ルーン語
ルーン語は、竜頭大陸ノイディエンスターク神聖王国に昔から伝わる固有の言葉であり、概念である。
この世界の大気には、ルーンと呼ばれる力が浮遊しており、それを行使する時に使う言語がルー
ン語、という考え方である。
また、ルーンという言葉は、ただ力、を指して使われることもある。
ノイディエンスタークに伝わるルーン言語にはもう一つあり、それは現在のものよりも古いと言
われ、解読できる人間は極少数である。

竜言語
文字通り竜が使う言葉である。
その系統は何故か、ルーン言語にひどく近しく、何らかの関係があると、学者達の間では考えら
れている。

翼人
背中に純白の羽を持つ種族で、人よりも古い時代から存在すると言われている。
今では伝説となった幻の種族である。
その知能は高く、古来より人に多大な恩恵と知恵を与えたと言われ、尊敬されてきた。
竜頭大陸と竜身大陸にかつては存在していたようだが、忽然とその姿を消した。

竜は竜頭大陸にしか生息できない。
産卵地である冠竜島で卵として親竜から生まれるのが通常だが、例外として、ノイディエンスタ
ークの大神官となるべき者が生まれる時に、魂を分かち合って生まれる場合がある。
その場合において生まれる竜は、必ず4元素の竜であり、大神官とは逆の性別である。
彼等は大神官の守護竜となり、大神官が自然に寿命尽きて死ぬと同時にその役目から解放される。
しかし大神官が自然ではない形で死に至った場合は、守護竜もその命を落とす。
大神官の守護竜として生れ落ちた竜は、その力が強大であり、竜王になる資質を持っていることから
竜族は大神官一族に大きな親愛を寄せている。
竜身大陸の竜の手半島にも竜は存在するが、全て翼竜の変異種で理性のない堕竜(ワーム)である。
神竜は全ての竜の王であり、魔竜も基本的に1頭しか存在しない。

精霊
精霊は竜頭大陸、竜身大陸にしか存在していない。竜尾大陸に存在しないのは、かの土地の魔法
力が強すぎるためである。
竜身大陸の精霊は存在しているが、その姿を見ることはできず、加護もない。
高位精霊の多くは竜頭大陸の精霊島に存在し、ここには精霊王が住まう。
基本的に人とは相容れない存在のため、精霊島への人間の立ち入りは許可されていないが、精霊
の主とも言える竜を生み出すノイディエンスタークの大神官は、古き盟約に従って手順を踏みさ
えすれば、精霊王に会うこともできるという。

獣人
竜頭大陸ディンゲル島、竜身大陸ノーティス国、竜尾大陸イーリス連合国に住んでいる半獣半人
の種族を指す。竜尾大陸イーリス連合国においては、連合の一翼をなすほどの勢力があるが、
竜身大陸においては奴隷階級とされている。
竜頭大陸では比較的好意的に迎えられているが、ディンゲル島でいくつかの里に別れ静かに暮ら
すことを望んでいるようだ。
一般的に知能も高く、精霊魔法を使えるものも存在する。身体能力は極めて高い。

召喚獣
高い魔法及び魔導力を秘めた聖獣、精獣、精霊を召喚して使役することを召喚と呼ぶ。
詠唱に時間がかかるため、戦いには不向きとされるが、魔導召喚はその限りではない。
ノイディエンスタークにおけるエセルノイツは騎獣として、精獣である天馬を使役している。

伝説の剣
名剣と呼ばれる剣はいくつもあるが、その殆どは魔導力を秘めていると云われており
その出自はノイディエンスタークを中心としている。
ノイディエンスタークに伝わる伝説の剣は以下の通りである。
・光剣-----アルバリウム。光属性。
・聖剣-----レスフォール。炎属性。
・神剣-----ビスマルク。風属性。
・魔剣-----イエルティール。水属性。
・剛剣-----ヴォールタム。地属性。
・闇剣-----エルムマグナ。闇属性。破滅の剣と呼ばれる。
・精霊剣---セフィロト。無属性。精霊の大きな力を宿す。
この内、光剣は代々ノイディエンスタークの大神官が継承する。
現在この剣の内、光剣、聖剣、神剣、闇剣はフィアルが所有しているようだが、その姿はめった
に見ることができない。
魔剣、剛剣はノイディエンスターク内乱の際に行方不明となっている。
精霊剣を除く剣は、互いに共鳴しあう性質を持つ。
また、精霊剣は遥か昔に翼人が所有していたようだが、現在は行方不明である。

傭兵
傭兵とは、全ての大陸において存在している、戦いを生業とする人々のことである。
各国にある傭兵街の治安は良くない。
比較的平和な竜尾大陸においては、ほとんど存在しない。