Claude Achille Debussy

        ドビュッシーの月の光

ドビュッシー(Claude Achille Debussy クロード・アシル・ドビュッシー 1862年8月22日−1918年3月25日)はフランス、イブリーヌ県サン・ジェルマン=アン=レーに生まれ、9歳の時から本格的にピアノに手を染め、以来亡くなるまで音楽家として名声を受けながら歩み続けました。1880年18歳の時にチャイコフスキーに小品「ボヘミア舞曲」を送ったところ、<未熟である>と酷評されたエピソードを持ちます。絵画の印象派(クロード・モネ、オーギュスト・ルノアール、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌなど)と時代を一にしていたことと、新しいそれまでの西洋音楽と書法が相違していたことから、揶揄もこめて<印象主義音楽>と呼ばれました。日本画の横山大観・菱田春草・下村観山などの五浦派の画法が<朦朧体>と呼ばれたようなものでしょう。この「月の光」は<ベルガマスク組曲(前奏曲、メヌエット、月の光、バスビエ)>の一つで、ドビュッシーの曲としては、日本では一番ポピュラーなものでしょう。比較的スローで制作も楽な様にみえますが、全音階使用による独特のハーモニーや規則的な律動にとらわれていないため、MIDIでアップするにはわたしのシーケンサーではなかなか難しいものがあります。





  月の光
    Clair De Lune



























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                     *2008/DEC/10