G線上のアリア
ヴァイオリンの弦は高音域からE線、A線、D線、G線となっていて、各線間は5音階となっています。このためE線の高音域以外は大体ネックの指板(フィンガーボード)のところで演奏できることになっています。ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスなどの弦楽器はギターやマンドリンなどと違ってバーフレットが付いておりませんので、弦を変えたくなければボディーの表板の上の方まで指板に沿って指を持って行くことができますし、音そのものが指の形状、抑え方、位置、移動などにより微妙に違いますから、そこがヴァイオリンの面白さであり、難しいところでもあります。G線は低音域を担当する線ですが、最低音はヘッドのナットのところで終わりですが、高音は駒(ブリッジ)・∫字孔の寸前まで上がって行けるわけです。
このバッハ(
16851750 Johann Sebastian Bach ヨハン・セバスティアン・バッハ)の「G線上のアリア」はバッハの命名ではなく、もともとバッハの曲「管弦楽組曲第3番第2曲アリア(Air)」を1871年名ヴァイオリニスト、アウグスト・ヴィルヘルミによって、G線のみで演奏できるように編曲したものが有名になった、とのことです。「大バッハ」についてはいずれまた・・・

       Johann Sebastian Bach

   G線上のアリア

       

       MIDI制作:滝野細道




















                     *08/5/11