昭和53年(1978年) JASRAC No.077-5291-1
 
 坊がつる讃歌 

   ミヤマキリシマ 

作詞:神尾明正、松本征夫
作曲:竹山仙史 

歌唱:芹 洋子
MIDI制作:滝野細道 

(一)          →
人みな花に うときも
残雪恋し 山に
涙を流す 山男やまおとこ
雪解ゆきげの水に 春を知る
 

(二)
ミヤマキリシマ 咲きほこ
山くれないに 大船たいせん
峰をあおぎて 山男
花のなさけを 知る者ぞ 
 
(三)
四面山しめんやまなる 坊がつる
夏はキャンプの 火をかこ
夜空をあおぐ 山男
無我むがを悟るは この時ぞ 
(四)
出湯いでゆの窓に 夜霧来て
せせらぎに寝る 山宿やまやど
一夜ひとやいこう 山男
星を仰ぎて 明日あすを待つ 

(五)(ここより転調)
石楠花しゃくなげ谷の 三俣みまた
花を散らしつ しの分けて
湯沢ゆさわに下る 山男
メランコリーを知るやきみ

(六)
深山みやま紅葉に 初時雨しぐれ
暮雨滝くらさめたきの 水音を
たたずみ聞くは 山男
もののあわれを 知る頃ぞ 

(七)
町の乙女 思いつつ
尾根の処女雪 蹴立けたてつつ
久住くじゅうに立つや 山男
浩然こうぜんの気は 言いがたし 

(八)
白銀しろがねの峰 思いつつ
今宵 湯宿ゆやどに 身を寄せつ
斗志とうしに燃ゆる 山男
夢に 九重くじゅうの 雪を蹴る

(九)
三俣みまたの尾根に 霧飛びて
平治ひいじに厚き 雲は来ぬ
峰を あおぎて 山男
草原そうげんの 草に す 


【注】振ってあるルビは楽譜等
により相違しています。篠=さ
さ?、湯沢=ゆざわ?、暮雨
滝=くらぞめたき?、斗志=と
し?、平治=ひじ?などです。
※五番から転調します。
 

八洲秀章&抒情歌 懐メロ  *2011/MAR/01  「細道のMIDI倶楽部」TOPへ

著作権関係
作詞の神尾明正氏、松本征夫氏、作曲の竹山仙史氏ともJASRAC無信
託ですが、クロスミュージック出版社がJASRAC全信託としておりますの
で、JASRAC細道間の許諾契約によりアップロードします。上記3氏には
著作権がありますので歌詞も転載できません。坊がつるの地図風景
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