セビリアの理髪師序曲

以前、校内楽団で第1ヴァイオリンからヴィオラに“落とされた”話をしましたが、その時の最初の曲がこのロッシーニ(17921868 Gioacchino Antonio Rossini ジョアッキノ・アントニオ・ロッシーニ)の「セビリアの理髪師序曲」でした。最初の部分、私はたしかピチカートでした。(ピチカート・ポルカのほうだったっけ?)続いて「ドナウ河の漣」となりましたが、緩やかで雄大な主旋律に入る前のヴァイオリンの独奏には手が届きませんでした。それから「ラデツキー行進曲」「ファランドール」と行きましたが、このロッシーニの曲は、確かに“入り易い”面があったと思われます。ロッシーニの生涯は奇妙奇天烈と言っていいでしょう。18本のオペラで名声を確立した彼は、37歳の作曲家としての絶頂期に、しかも「ウィリアム・テル」大成功の直後にスッパリと音楽を止めてしまったのです。それだけならいいのですが、その後、なんと豚の飼育と料理に移ってしまった。今でもロッシーニの名前を冠した料理があるそうですが、豚とはね。まあ、その豚は黒・白のトリュフを見付けさせるための探査用豚だったらしいのですが。

         Gioacchino Antonio Rossini 

     セビリアの理髪師序曲
           Il Barbiere Di Sivigua Ouverture






           作曲:ジョアッキノ・アントニオ・ロッシーニ 
           MIDI制作:滝野細道
























             MIDI制作:滝野細道   

                   *2008/5/11