昭和48年

     JASRAC Code No.019−6640−5


     神田川

     
   作詞:喜多条忠

   作曲:南こうせつ
   歌唱:かぐや姫
   制作:滝野細道


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    貴男
(あなた)はもう忘れたかしら
    赤い手拭 マフラーにして
    二人で行った 横丁の風呂屋
    一緒に出ようねって 言ったのに
    いつも私が待たされた
    洗い髪がしんまで冷えて
    小さな石鹸 カタカタ鳴った
    貴男は私の体を抱いて
    冷たいねって 言ったのよ
    若かったあの頃 何も怖くなかった
    ただ貴男のやさしさが 怖かった

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    貴男はもうすてたのかしら
    24色
(いろ)の クレパス買って
    貴男が描いた 私の似顔絵
    うまく描いてねって 言ったのに
    いつも一寸
(ちっと)も 似てないの
    窓の下には神田川
    三畳一間の小さな下宿
    貴男は私の指を見つめ
    悲しいかいって 聞いたのよ
    若かったあの頃 何も怖くなかった
    ただ貴男のやさしさが 怖かった


    八洲秀章&抒情歌
   2008/MAY/03