モルダウの流れ 作詞:植村敏夫 作曲:スメタナ ボヘミヤ平野をとわに 青く潤おし緩やかに 流れる川こそとわに わが故郷の誇るもの 流れる川こそ麗しき 我らが命のモルダウよ 水清き川の流れ懐かしや ボヘミヤ平野をとわに 青く潤おし緩やかに (即、最初から繰り返し) |
ベドルジハ・スメタナ(1824−1884 Bedrich Smetana )は、チェコの作曲家・指揮者・ピアニストで、特に6連の交響詩からなる「我が祖国」の2番目の「ヴルタヴァ (Vltava)」が日本ではよく知られています。<ヴルタヴァ>というのはチェコを流れるヴルタヴァ川のことで、エルベ川に注ぐ支流の情景を描いていますが、この川がドイツではモルダウ川と呼ばれている関係で、日本では「モルダウ(Moldau)」という曲名が一般的です。当ページのタイトルも<「我が祖国」よりモルダウ>としています。日本では、スメタナ=我が祖国と、一発屋のように思われている向きもありますが、スメタナは祖国チェコでは国民的作曲家で、オペラ、交響詩、室内曲・ピアノ曲など数多くの曲を書いています。指揮者、ピアニストとして北欧のイェーテボリを基点に活躍し、リストの援助を受けたり、アントーニン・ドヴォルザークの師匠であったことも知られています。。(画像ライセンスGNU FDL1.2 by Libro from Creative Commons)