メヌエット ト長調&ト短調

大バッハ(16851750 Johann Sebastian Bach ヨハン・セバスティアン・バッハ)は、ドイツのライプツィヒ(アイゼナハ)に生まれ若くしてオルガニストになりました。もちろん作曲も沢山行いましたが、生前は宮廷オルガニスト、楽団長のほうの評価が高く、作曲家としてはそれほどではありませんでした。J.S.バッハと彼の作曲した音楽が評価されたのは、モーツアルトやベートーベンの時代になってからで、特に1829年のメンデルスゾーンによるマタイ受難曲のベルリン公演を待たなければなりませんでした。J.S.バッハを高名にしたのは主として4人の息子であったと言われています。中でも長男のヴィルヘルム・フリーデマン(Wilhelm Friedemann Bach 1710〜1784年)は<ハレのバッハ>と呼ばれ、<春>、<ブルレスカ>などの作曲で著名で、次男のカール・フィリップ・エマヌエル(Carl Fhilipp Emanuel Bach 1714〜1788年)は<ベルリンのバッハ>と呼ばれ、<ポロネーズ>、<マーチ>、<ソルフェージエット>など数多くの作品で有名で、4男のゴッドフリート、5男のクリストフも音楽家で名を残しています。彼らが父の遺産を引き継いで、広めて行ったのでした。
J.S.バッハは、古典主義音楽を脱して、バロック音楽の頂点を極め、古典・近代音楽の分水嶺に立ったことから後の世で<近代音楽の父>とか<音楽の父>と呼ばれるようになったのです。
 このメヌエット ト長調とト短調は対になった曲ですので一曲のMIDIファイルとしました。(3’18”)


          Johann Sebastian Bach  


       メヌエット ト長調
       メヌエット ト短調


                         Menuet G moll
                 Menuet G dul




























                MIDI制作:滝野細道  

                         *2009/MAR/11