昭和26年  JASRAC No.094−2028−2
リラの花咲く頃
作詞:寺尾智沙
作曲:田村しげる
歌唱:岡本敦郎
MIDI制作:滝野細道
(一)
リラの花が 胸に咲く今宵
ほのかな 夢の香に
ああ 思い出の あの囁き
遠く遥かに 聞こえ来るよ

*(女性二重唱のハミング)
(二)
リラの花が 胸に散る今宵
やさしく 手を組し
ああ 過ぎし日の あのメロディー
霧の彼方に 流れ行くよ
*(女性二重唱のハミング)

(三)
リラの花が 胸に哭く今宵
はるばる 別れきて
ああ 懐かしの あの面影
ひとり狭霧の 小径を行くよ

*(女性三重唱のハミング)
 八洲秀章&抒情歌  懐メロ  童謡・唱歌
  *08/5/11  「細道のMIDI倶楽部」TOPへ
 

リラ=LilasLilac。そう、リラはライラックの別称ですが、音楽にも乗り安いし、何となく情緒的な叙情的な感じがするから、リラの方が良いでしょう。寺尾智沙・田村しげる夫妻の手によるものですが、白い花の咲く頃より、より抒情的でよりメランコリックな出来上がりになっております。この作品も岡本敦郎が歌って大ヒットさせました。リラの花弁は白、写真のピンク、薄紫、紫と色々ありますが、宝塚歌劇団の「すみれの花咲く頃」のフランス原曲も実は原詩を訳すと「リラの花咲く頃」。この場合は白いリラの花です。さらに、このフランス曲にも原曲があって、ドイツ原曲の「ニレトコの花が咲く時」というらしいです。ニレトコ(ドイツ)→リラ(フランス)→すみれ(日本)となったわけです。 Photo from 写真:Botanical Garden  リラの花咲く頃1