昭和22年
たそがれの猫の夢 Photo taken by Hosomichi
田村しげるは寺尾智沙との夫婦コンビで「白い花の咲く頃」など名抒情歌を残しましたが、単独ではあまり有名なものは残っていません。映画音楽などに忙しかったようです。この「たそがれの夢」も抒情歌というよりは明るい感じのメロディーですが、伊藤久男がいたく気に入って、常に自身のスタンダード・ナンバーとしていたようです。

   JASRAC No.046−0064−9

   たそがれの夢



   作詞:西沢義久
  作曲:田村しげる
  歌唱:伊藤久男
  制作:滝野細道



 (一)
  たそがれの窓を開き
  青いランプに灯りをともせば
  ささやきはやさしかったと
  古い日記のひそかにも
  ああ夢よほのかなる悲しみよ
  わが胸に流れてやがて消え行く
  愛のワルツよ


 (二)
  たそがれの庭に香る
  白きバラは憂いにゆれつつ
  くちづけに涙あふれた
  遠いあの日のおもいでも
  ああ夢よほのかなる悲しみよ
  わが胸に流れてやがて消え行く
  愛のワルツよ


  オラ家さ帰るだ
   *08/5/6