1987年(昭和62年)4月19日付 朝日新聞掲載記事

この記事の出た翌日、伐採は中止されたが、既に100本以上の壮齢樹が切り倒されていた。 

1987年(昭和62年)という年は土地バブルが始まる直前で、札束が舞っていたころだった。この瀬
戸際でかろうじて知床の自然が守れたことは、私たち滝ヤラレにとっても欣快に堪えないことで、
のち知床が世界自然遺産に登録される要因となったのは喜ばしいことだった。(2013/02/24記)