読売新聞 2005年12月13日 火曜日

賛成 反対 議論の戦い熱く

札幌で大会 北嶺Aチーム優勝

 中学生から社会人まで幅広く参加できるディベート大会「Dlーグランブリ2005」(ディベート・アゴラ主催)が11日、札幌市で行われ、私立北嶺中・高のディベート部員で作る北嶺Aチームが優勝した。

 アゴラ代表で札幌ディベート研究所の代表も務める岡山洋一さん(46)が、「今後ますます必要になってくる『議論する力』をつけてほしい」と、2003年から毎年行っている。

 今回、札幌市立北野台中や道教大付属札幌中から北大生のチームまで8チームが参加。予選で各チームは2試合(各試合約35分)行い、「日本は遺伝子組み換え食品の販売を禁止すべきである」との論題に肯定する側と否定する側の二つの立場をそれぞれ担当して、議論を戦わせた。

 決勝には北嶺Aと、高校生で作る札幌聖心女子学院チームが勝ち進み、北嶺Aが「現状分析を丁寧に行った」と高く評価された。

 同チームの山本純君(15)(高1)は「以前、遺伝子組み換えのディベートをした際に先輩が作った資料がとても参考になった。勝てるとは思わなかった」と話した。