『教室ディベートフォーラム2005 in 札幌〜社会で生かす実践力を身に付ける〜』が開催されました。

全国教室ディベート連盟では、ディベート合宿、教室ディベートフォーラムを毎年開催しています。今年は名古屋、岡山、新潟に引き続き、今年は札幌で行いました。

「教室ディベートフォーラム2005 in 札幌」は、「社会に生かす実践力を身に付ける」をテーマとし、ディベートを学び、社会にどう生かしていくかを考えました。ディベートを生かしたライティング、プレゼンテーション、交渉などについて、各講演者よりお話しをお伺いしました。

参加者は1日目53人、2日目59人と、盛況のうちに開催できました。皆様のご協力に感謝いたします。

佐々木支部長による「教室ディベートフォーラム2005 in 札幌」のレポートはこちらから。


・フォーラムのご案内はこちらからご覧下さい。

・フォーラムアンケート結果はこちらからご覧下さい。

・フォーラム内で行った体験ディベートのためのアンケート結果はこちらからご覧下さい。

・御手洗昭治先生による講演「多文化共生時代の交渉力・ミディエーション」のレポート
  (全国教室ディベート連盟 研究開発委員会 市野敬介)はこちらからご覧下さい。


●日 時  平成17年11月19日(土) 13時30分〜18時
                     20日(日) 9時15分〜13時

●場 所  札幌市生涯学習センター「ちえりあ」 2F中研修室

(札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10 東西線宮の沢駅から地下直結 徒歩5分)


●参加費  2日参加 4,000円(連盟会員3,000円)、大学生2,000円、中高生1,000円
           1日参加 3,000円(連盟会員2,000円)、大学生1,000円、中高生500円


●プログラム

1日目(11月19日) 13時30分〜18時

13時〜

受 付

13時30分

開会式

 

13時40分

14時10分

講 演 「いま教室ディベートに何ができるか」 30分

二杉 孝司

特定非営利活動法人全国教室ディベート連盟理事長、金城学院大学教授

「低学力」問題への批判に対応すべく、学習指導要領の改訂が進められています。ディベートが今日の学校教育にどのような可能性を開くのか。ディベート固有の意義に着目し、お話してみたいと思います。

 

14時20分

15時50分

講 座 「ディベートを活かしたライティング指導」 90分

太田 昌宏

 

東京都立つばさ総合高校講師、全国教室ディベート連盟常任理事

設定されたテーマのメリット・デメリットを考えることを通じて論理的に文章を組み立てるスキルを学ぶ講座です。参加者同士のコミュニケーション、特に「学びあい」の場面を重視します。

 

16時00分

16時30分

講 演 「ディベートの視点を取り入れた英語の授業」 30分

佐々木智之

全国教室ディベート連盟北海道支部支部長、北海道工業大学助教授

英語の授業でディベートの視点を取り入れた言語活動を実践することの有効性を、いくつかの実践を基にお話します。

 

16時30分

17時00分

講 座 「ディベート講座 リサーチの方法」 30分

岡山 洋一

 

SDI札幌ディベート研究所代表、全国教室ディベート連盟北海道支部副支部長

ディベートにはリサーチが必要不可欠です。ディベートの勝敗は、リサーチが鍵を握っているといっても過言ではありません。情報ソースごとの特徴、調べ方などを学び、リサーチのコツを学びます。

 

 

17時00分

17時30分

レポート 「5時間でできる!?ディベート大会 〜新フォーマットによるディベート実践」 20分

石山 昌周

北嶺中・高等学校教諭(国語科)

シナリオ方式やマイクロディベートの体験後、どのようにしてディベート指導を深めていくか。授業時間の枠の中でこの壁に突き当たった方も多いことでしょう。NADEの中学新フォーマット採用は、この壁を乗り越える好機です。北海道のアゴラモデルやビデオを活用して、本格的なディベートの試合を授業に導入してみませんか。

17時40分

18時00分

体験ディベート 準備編 20分

参加者全員でアゴラ方式のディベート(あらかじめ用意された立論を使用してディベートします)を体験します。明日の試合のための説明と、準備をします。

19時〜

懇親会(別会場、ススキノを予定)


2日目(11月20日) 9時15分〜13時

8時45分

受 付

9時15分

10時10分

体験ディベート 試合編 55分

参加者全員でアゴラ方式のディベート(あらかじめ用意された立論を使用してディベートします)を体験します。

 

 

10時20分

12時10分

講 演 「多文化共生時代の交渉力・ミディエーション」 110分

御手洗昭治

学術博士、札幌大学文化学部教授、日本交渉学会副会長、ハーバード大学客員研究員(文部省研究プロジェクト『交渉学の確立とその教育』)

異文化・国際社会では「日本人は交渉下手だ」といわれています。今回の講演では、21世紀にサバイバルする上で必要な、「多文化共生時代のネゴシエーション力」と、時間があれば「ミディエーション」について語ります。

 

 

12時20分

12時50分

講 演 「これからの社会的コンセンサス作りに必要なディベート」 30分

冨田 房男

農学博士、特定非営利活動法人 北海道バイオ産業振興協会会長、放送大学北海道学習センター所長

社会的コンセンサス作りには、ディベートという議論の手法を会得することが必要です。それぞれの専門分野の人が、その立場の議論を正確にできるようになることが重要です。社会形成に必要な人材を輩出するためには何が必要かを論じます。

12時50分

閉会式


●オプション・プログラム(1日目 9時30分〜12時)

英語ディベート入門講座

講師 佐々木智之(連盟北海道支部支部長、北海道工業大学)

 中学校の授業でもできる英語ディベートです。英語でディベートをしてみたい方、中学校、高校の授業でディベートをお考えの先生にお勧めします。

ねこにもできるディベート入門講座

講師 岡山洋一(連盟北海道支部副支部長、SDI札幌ディベート研究所)

 ディベート初心者のための入門講座です。どなたでも参加いただけます。ディベートを全く知らない方にお勧めの講座です。

ディベート入門講座 –小学校編−

講師 古西峰幸(連盟北海道支部事務局長、稚内市立東浦小学校)

 小学校でのディベート実践講座です。小中学校の授業でディベート導入をお考えの先生にお勧めします。ディベート初心者の方も参加いただけます。