ディベートライブ解説 2試合目

北海道支部副支部長  岡山 洋一

第11回ディベート甲子園2日目に行われた「観て楽しむ! ディベートライブ解説」の2試合目の解説者をつとめさせていただきました。1試合目が終了後、2試合目のライブ解説までは時間がありましたので、教室の外で観戦者の呼び込み(?)をしていました。また、教室の中に入っていただいた方とお話をし、どういう方なのか、ディベートをご覧になったことがあるのか、まったくディベートをご存知ないのかなどを聞いてみました。

お話を伺うと、あまりディベートについてはご存じない方が多いなという印象を受けました。これで聴衆分析は終わりました。同時に、ライブ解説の前振りで話すこと、ライブ解説中にどうことを話したら良いのかが決まりました。

試合開始までの15分間で、ディベートとは何か、ディベートの効用、ディベートのルールなどを、甲子園のパンフレットを使いながら簡単に説明しました。

ライブ解説中は、私も実際にフローを取り、試合の準備時間の間に、どのような議論が行われたのかを、私の考えも若干まじえながら話していきました。試合後は、もう一度議論の内容を振り返り、判定のポイント、メリットデメリットの比較について解説しました。

判定後は質問を受けたりしながら、主にディベートの効用、教育的な効果についてお話しました。というのも、会場にはディベート初心者の方、教育関係の方が多かったからです。参加してくださった皆さんは、とても熱心にディベートを観戦され、解説も聞いてくださりました。解説者の私もとても楽しく解説できましたし、参加された皆様にとっても、有意義な時間だったのではないかと思います。

本稿は『トライアングル』第59号(2006年10月号)に掲載されたものです。