ソニーからα7IIIが出荷されました。それなりの数が出ているようです。検索すると、かなりの購入報告と作例が目に止まりました。
 AFのレベルと、高感度耐性には目を見張るものがあります。色の繋がり方も綺麗だと思います。
 とは言え、α7IIIが完璧というわけではなく、実売価格22万円台に収めるために、外装など目に見えてコストダウンしている部分もあります。コスト比率を内部部品に多く割り振っているので、実際の価格から見ると「ちゃちい」と感じることも少なくないようです。
 メニュー周りの構造や、ボタンの配置などにも、Canon、Nikonに一日の長が有るように思います。とは言え、簡単に大きく配置を変えられては、同じメーカーの製品を触る上で違和感を感じます。SONYは普及してしまったからこそのジレンマと闘い始めなければなりません。
 先日、α7III製品版をカメラ屋で触ってきました。
 すごく買い替えたい気分が高まっていたのですが、触ったことによって逆に熱が落ち着くという状態になってしまいました。
 シャッターフィーリングがあまり好みではありませんでした。位置も、もう少し前だし、角度ももう少し欲しいです。フィーリングに関しては、最高峰たる1D系を使っているから… と思われがちですが、なんか、押した感が薄いというか、半押しと全押しの間が曖昧というか、機械からのフィードバックが少ないように思えるんですよね。
 カメラ自身のサイズが小さいので、グリップを握ったときに小指が余るのは良いのですが(仕方が無い)、グリップの握り自体が浅いように感じます。この辺を成人男性が「握りやすい」と思えるサイズにすると、カメラを小さくすると言う方向性と逆になっちゃいますしね。難しい所です。
 メニューも(不慣れなせいもあって)どこに何があるか分かりません。ソニーは伝統的に、UIの作りが上手ではないんですよね~。技術優先というか、なんというか。
 CanonもフルサイズミラーレスのデバイスIDが漏れ出てきたりして、面白くなってきました。2019年早々にも発表になると思うので、この辺を楽しみに待ちたいと思います。

1件のコメント

  1. ソニーのミラーレスは、いい意味でも悪い意味でも「電子機器っぽいカメラ」ですね。
    デジタル家電慣れしている人がカメラデビューするにはうってつけの製品と思いますが、カメラ慣れしている人からすると、違和感はあると思います。
    ソニーからしてみれば、ミノルタの資産を捨てて勝負に出ている製品だけに、なんとかシェアを取りたいのでしょうけど、コスト面的にギリギリなんでしょうね。外見的に少しちゃっちく見える部分がCP+で垣間見えましたね。
    ソニーとしては、今後ミラーレス関連の製品を次々とリリースするでしょうが、キヤノン、ニコンがどう対抗するのか、要注目ではあります。
    ちなみに、当初は年末のミラーレスの発表を見込んでミラーレスにするか、光学にするか、機種の選定を考えていたところですが、家庭の事情により、今年は見送りとなりました。
    イコール、来年も持ち越しなので(来年は部屋の更新時期なので…)しばらくは購入が出来そうもないですね…www

    million_cotton
  2. ▼million_cottonさん
    >「電子機器っぽいカメラ」
     本当にその通りですね。コンデジから上がってきた人だと、逆にスムーズに扱えるかもしれませんね。
    >キヤノン、ニコンがどう対抗するのか、要注目ではあります。
     日経に、今年の後半にはフルサイズミラーレスを用意とすっぱ抜かれていましたね。
     想像よりも早いリリースになりそうなので、相当に焦っているように思います。
     取りあえず、老朽化した1Dxを下取りに出して、この辺を買おうと思います~!

    千歳

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