まがいなりにも写真を趣味にしているので、人に見せる機会があります。
某知人に写真を見せたところ、「なんだこれ、きったねぇ絵だなぁ」と一蹴されました。ああああ。悲しい。頑張って機材揃えて、それなりの写真は撮れるようになってきたなぁと自信もついてきたのですが、この一言は堪えました。
まあ、写真というものは、感性が大きく左右するものですから、私がイイと思っても、他人がイイと思うかなんてまったく分からないものなんですよね。そこで、何が悪いのかを聞いたところ。
「背景がちゃんと写ってないじゃん。カメラ壊れてんじゃないの?」
あああああ。背景をボカした写真はダメですか。そうですか。(話せば長いけど)携帯電話や、コンパクトなデジカメはボケないんですよね。どこまで行ってもシャープな画像。フィルムや、映像素子の大きい一眼デジなんかは被写界深度が浅くなるので、どうしてもボケます。このボケがイケナイらしい。
「周りがボケた方が、人物がより引き立つからよく見えないかなぁ?」
「だって何が写ってるか分かんないじゃん」
まぁ、こんなもんですかね。距離や、絞りでボケをコントロールするのが難しくて、それが面白いと伝えても「まったく」伝わらないでしょうから諦めました。別れ際、
「見て見て。俺の携帯。すんげぇシャープに写るよ!」
世の中、こんなもんなんでしょうか。(携帯がシャープ製というオチ付き)