FreeHOUSE 千歳忍BLOG

QNAP製のNASを買ってみた

 NASの中でもパフォーマンスが高く、機能満載で有名なQNAPのNAS(そして、ちょっとお高め)。この機能の中に使いたい物があったので経費で買ってみることにしました。
 購入したのは1ドライブモデルのTS-119PII。
 箱は案外コストの掛かった良いもので、その分マニュアルなどはバッサリ無い感じ。クイックマニュアルも淡々と書かれていて、詳しくない人お断りな雰囲気がプンプンします。
 Webサイトから最新のファームをダウンロードして、インストール開始。
 あ、HDDももちろん動作確認が取れたモデルを同時購入しております。
 PCにユーティリティをインストールして、そこからWizardに従っていくだけの簡単設計。15分ぐらいで使えるような状態になりました。
 機能が多すぎて、家庭用では使いにくいかも知れない…。
 ちゃんと設定できる人が、しっかり設定して管理したら、もの凄く強力なNASですね。ここまで多機能なNASってすごい(というか、イージーな管理画面に嫌気が差して、すぐに素のLinux入れちゃうからなー)。
 で、いろいろ機能を試して、数十分放置していると…。
 あれ? さっきまで繋がってたIPアドレスから返事が無い…。ユーティリティから確認すると、DHCPからアドレス貰ってることになってる(初期設定にもどった)。その上、HDDは見えるけど、ファームウェアがインストールされてないことになってる。
 こ、これは、HDDが飛んじゃった?
 慌ててHDDを取り出し、別のPCに繋いで確認してみると、とりあえず問題なさそう。一部読み取れないファイルがあるけど、これは落ちたときに書きこんでたファイルっぽい。fsckしても問題は見当たらず。
 どうせデータは何もないので、linuxをパーティション切り直してインストールするも、問題なし。HDDはシロっぽいです。
 このHDDをNASに戻しても、もう、HDD繋がってない!と怒られちゃいます。 やだなぁ。もう、ツンツンしちゃってー! と、笑っても仕方ないので、別の古いHDDを繋ぎます。すると、HDDは見つかったようで、新しくファームウェア入れてくれようとしていたところ、「31%」の表記のまま30分…。 これは冷や汗が出てきます。
 案の定ユーティリティからもNASが見つからなくなってしまいました。
 「まだだ! 未だ打つ手があるはず!」
 英語のフォーラムを見ていると、ファームアップに失敗したときのリカバリ手順がある様子。読み解いていき、ISOのイメージを手に入れ、それを別のPCでブート。QNAP側のリセットスイッチを押しながら電源をいれ、両者はクロスケーブルで結べとあります。PCはTFTPサーバーになってるんでしょうね。
 結構時間が掛かると言う事なので、そのまま一晩放置。
 翌日出社して見ると、NASの電源が落ちてました。
 スイッチのON/OFFも、電源ケーブルの抜き差ししても、ウンともスンとも言いません。コレは完全に逝ってしまった様子。
 ま、最初から調子は良くなかったですからね。
 諦めて初期不良っぽいと販売店に相談したところ、交換して貰えることになりました。取り寄せで1週間以上掛かるみたいですけどね。
 新しいのが来たら、またネタにしたいと思います。

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