FreeHOUSE 千歳忍BLOG

TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD

 タムロンの大口径標準ズームレンズです。
 よくこの大きさでF2.8通しに手ぶれ補正機能を詰め込んだ! というチャレンジャーなレンズです。
 カラーバランスはタムロンらしくコッテリ系。
 ズームリングは安っぽさはあるものの、適度に重くて良い感じです。自重落下防止スイッチもありますが、あまり使わなくても大丈夫そうです。ちなみに、フォーカスリングはオマケ。
 写りは必要以上。価格が倍もするEF24-70mmF2.8 L USM IIと良い勝負出来るレベルです(もちろん勝てませんが)。もちろん、様々な部分でコストダウンしているのを感じますが、許容範囲でしょう。
 手ぶれ補正は、公称4段。とはいえ、17-270mmなどに比べると、少し効きが弱い感じがします。ファインダーから見ていると、タムロンらしい強力な吸い付きが見られます。
 USDは静かですが、純正のUSMに比べるとまだ遅いし、若干動作音がします。個人的な感覚だと、CANONのSTMと同等か、ちょっと早いぐらいですね。超音波モーターだからと爆速を期待すると、物足りなく感じるかな。
 一番気になるのは、広角での歪み。ぱっと見で分かるぐらいの樽型です。しかも、彎曲の補正が面倒くさそうな形状です。
 ついで、周辺光量落ち。味と言えば味です。これはソフトでも補正しやすいので、いっか。
 少し収差も目立つところがあります。
 ですが、値段と機能を考えたら、これ以上の選択肢はありません。上を目指せば切りが無いけど、最強のコストパフォーマンスレンズと言えそうです。

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