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Canon EOS Kiss X7iがあまりにも進化していない件について

 Canonが新型一眼レフCanon EOS Kiss X7iとX7を発表しました。
 後ろに「i」があるかないかだけという、ちょっと分かりにくい構成です。
 

製品名 X7i X6i X7
撮像素子 APS-Cサイズ相当CMOSセンサー
有効画素数 約1,800万
感度 ISO100-25600(拡張設定含む)
ファインダー視野率 上下左右とも約95%
ファインダー倍率 約0.85倍 約0.87倍
(50mmレンズ使用時)
アイポイント 約19mm
液晶モニター 3型約104万ドット
バリアングル ×
タッチパネル
最高シャッター速度 1/4,000秒
静音撮影 ×
記録メディア SDXC/SDHC/SD(UHS-I対応)
連写速度 最大約5コマ/秒 最大約4コマ/秒
クリエイティブフィルター 撮影時確認○ 撮影時確認× 撮影時確認○
動画記録 MPEG-4AVC/H.264(最高1080/30p)など
バッテリー LP-E8 LP-E12
撮影可能枚数 約440枚 約380枚
質量 約580g 約575g 約407g

 いきなり表を書くのもあれなんですが、X7は順当進化している部分があります。ファインダーも少し倍率が上がっていますし、ハイブリッドCMOS AFもII型になりました(X6iとX7iはI型のまま)。静音シャッターも搭載されました。
 ところがですよ。X6iとX7iでなにが違うかというと、クリエイティブフィルターの掛かり具合を撮影時に確認できるようになった点と、外装がリッチになったので、5g重たくなっただけという…。
 どう見ても中身はおんなじです。撮影可能枚数まで一緒です。どうも、ありがとうございました。
 こうなってくると、なんでX7に雑な制限を掛けて下位機種にしたのかわかんないですね。せっかくX6iでスペック上げたのに、EOS Mが順調に伸び悩んだ(笑)ので、困っちゃったんですかね。
 X6iは併売とのことなので、X7iを買う理由がないです。
 コマ速とバリアングルを妥協できるならX7はアリだと思います(ライブビューでのCMOS AF範囲がかなり広くなったし)。静音撮影もできますし。
 X7iは早々にディスコンされて、X7が標準になって。次世代X8は、また秒4コマぐらいを標準にするんでしょうね。きっと。

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