FreeHOUSE 千歳忍BLOG

銚子センチュリーライド

 天候が怪しかったり、仕事が忙しかったりで、佐渡ロングライドの後はほぼほぼ自転車に乗れていない状態で参加した銚子センチュリーライド。160km。
 千葉県成田付近から出発して、反時計回りで銚子の犬吠埼を経由し、また成田に戻ってくるルートです。
 なんというか、運動不足で走る距離じゃないね。
 ほぼ始発の電車に乗り込み、輪行開始。乗り換えはスムーズに済んだものの、安食駅に着いたときには、もう既に受け付け終了時間。駅前で自転車を組み上げて、スタート地点を目指します。
 今回の参加者は350人程度。160kmのコース一本です。
 無事にゼッケンを受け取り、着替えを済ませ、スタートを待ちます。遅刻組なので、最終組なのは仕方がありません。
 7:20頃スタートします。
 曇りで、気温は低め。ウィンドブレーカーを着ての出発です。
 成田空港に近づくと、旅客機が大迫力で迫ってきます。くそう、このままカメラを構えて撮影会をしたいぜ! というアングル連発。今度レンタカーで来よう。そうしよう。
 テンションが上がると同時に、北寄りの風も強くなりました。しょって走るリュックの重さが、地味に効いてきます。佐渡島の方が楽だったなぁ~と思えるほどの北風。その風に、東西に往復するわけですから、追い風なんてボーナスポイントはほとんど無いんですよ!
 「追い風のスペシャリスト・千歳」にとって、この風は辛すぎです。
 九十九里に着く頃には、もう、スタミナ使い切り。道の駅で辛み餅食べたりしましが、焼け石に水のようです。曇りの予報のハズなのに、日差しが出てきて、肌を無慈悲に攻撃してきます。体力が!!!!
 地球の丸く見える丘展望館で2回目の休憩。スイカが食べ放題! 美味しい! そして有り難いのが「塩」。もうね、スイカだけじゃなくて、スポーツドリンクにも掛けちゃう! ソルトドリンクにして、後半頑張ります。
 なんて、対策しても、足が攣り始めます。負荷をかけ過ぎなのは分かっているんですが、掛けないと風に負けて進まないという…。右足が縮むと攣る。左足は伸びるから助かる。右足が伸びるから助かる。すると、左足が縮んで攣る。という両足、無限痙り地獄。
 止まることは許されない。止まったら両足が痙って、きっと起き上がれなくなってしまうのです!!!
 特に、スタート/ゴール付近は、地味なアップダウンが多くで、体力を失った足に追い打ちをかけるようです。
 でもまぁ、何とかゴール。パンクもなく、落車もなく。無事に完走しました。
 銚子のお寿司屋さんで鮨食べてくれば良かったなぁ、と、後悔。
 背中の荷物は、たとえ少量でも負荷になると実感。
 完走証をもらって、コロッケを食べたら、帰り支度。早く帰って、ビール飲んで寝たいですからね!
 会場を後にしたときに、ふと、タイヤに違和感を感じました。まぁ、でも、駅まで1kmほど。そこまで保てばいいや! なんて甘い考えて、下りカーブを通り抜けようとしたら。
 「あ、前タイヤが抜けた!」
 そう、はっきり分かるレベルでスコーンと前輪のグリップが飛びました。ああ、さっきの違和感は、コレか。前輪がスローパンクしてやがったんだな(ここまで0.05秒)。
 あー、どうすっかな-。このまま飛んだら、確実に救急車レベルだなー(ここまで0.1秒)
 ハンドル握らないと…。あー。そのせいで、もう一回グリップなくなるー!(ここまで0.15秒)
 40km/hぐらいで下り坂を左に曲がろうとしてた所だったので、転んだら、確実に対向車線を飛び越えて、反対側の歩道までレッツゴーです(まぁ、これだけ周囲が見えているので、受け身を取るぐらいはできるでしょうけど)。
 左のビンディングを外して、がっつり掴んだハンドルをちょっとだけ左に傾けて、なんとか安定を回復させることが出来ました。ちなみに、この交差点で、左右間違えて曲がってしまい、駅を見逃したというおまけ付き。
 いやー、死ぬかと思ったよ!
 「走馬燈」スキルは発動しなかったよ!
 無事に駅に着いて、自転車畳んで、オロナミンCを飲んで。
 電車に乗ったら、5秒で上野駅についてたね! 凄いよ、JR成田線! 速いよ! ワープしたよ!
 というぐらい瞬殺爆睡でした。
 家に帰ってビール飲んだけど、もう1本飲みきらないぐらいで寝てしまった。
 風は強敵。
 さて、次はどこに走りに行こうかな~!

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