FreeHOUSE 千歳忍BLOG

ついに発表Canon 1DX Mark2

 先日NikonよりフラグシップD5の発表がありました。数日遅れて、Canonも1D Xの後継機を発表しました。
 詳しくは、こちら。
 1DXから改善を求められていた部分を着実に改良した「質実剛」健なモデルというのが第一印象です。
 ずっと弱いと指摘されてきたダイナミックレンジ。70DからのデュアルピクセルCMOSセンサー。5Ds/Rからのサイレントシャッター。7D2からのフリッカーレス。1DxからのEOS iTR AF性能向上、開放F8AF対応拡大など、カタログを飾る数値よりも、カメラマンが使いやすいと感じる機能を充実させてきたように思いました。
 特にF8AFは、先代1Dxでは当初対応せず、F5.6レンズにx2テレコンが使えないという状態でした。途中ファームウェアのバージョンアップで中央1点のみ可能になりました。要望が多かったんでしょうね。今回は、レンズによって制限はある物の、かなりのAFポイントで開放F8でもAFが出来るようになりました。
 1点でも使えれば良いじゃん、と思っていたのですが。実際に100mm-400mmの望遠レンズにテレコンを付けて飛行機を取りに行った時、あまりの不便さに撮影を放棄したくなりました。
 また、1Dxのシャッターは、強力なバネを使用した力業の高速シャッターです。普通に撮っているときは気持ちいいのですが、ビデオとの同時撮影などで容赦なく入り込むシャッター音。ピアノの弾き語りなどで雰囲気をぶちこわす破壊力。目が合う演者。振り返る観客。穴に入りたい千歳。使う場所を選ぶカメラでした。これが5Ds/Rと同等になっていれば、怖いことはありません。
 動体撮影のCanonですから、AIサーボも進化しています。レンズ側に搭載されたセンサーと連動し、被写体が動いたからなのか、カメラが動いたからなのかを判断し、ピント面を動かすのか、維持するのか決定します。不規則に動く被写体に強くなるってことですね。
 カタログを見るだけでは、特に買い換えなくてもいいかなぁ?と思いますが、きっと触ったらぐっと使いやすくなっているんだろうな!と思える雰囲気です。
 さて、ライバル機のNikon D5との比較ですが…
 有効画素数は2020万vs2082万でD5の勝ち。
 ファインダーは0.76倍(アイポイント20mm)vs0.72倍(アイポイント17mm)で1DX2の勝ち(特にめがねかけている人)。
 秒間コマ数はAF追従で14コマvs12コマで1DX2の勝ち。
 連続撮影枚数は170コマ(CFast)vs200コマ(XQDカード)でD5の勝ち(ただし、コマ速が1DX2の方が15%ほど早いので、両者に差は無いと思われる。1DX2が12コマ/秒で連写した場合はおそらく(書き込み時間が増えるので200コマを超えてくるはず)
 常用ISO感度は51,200vs102,400でD5の勝ち(1段)
 最高ISO感度は409,600vs3,280,000でD5の勝ち(3段)。ただ、ISO300万は新月のサバンナで動物を撮るんじゃ無いかってレベル。普段不快だとISO12800ぐらいまでがどれだけきれいかが勝負かな。
 フォーカスポイントは61点vs153点でD5の勝ち(ただし、D5のAFで任意に選べるのは55点)。カバー面積も広い。1DX2はDP CMOSでライブビュー時に80%の面積をカバー。さて、どっちが使いやすいか。
 AF検出範囲は、-3~+18EV vs -4~+20EVでD5の勝ち。あれ、1DXも高輝度側は20EVだったのになぁ?
 バッテリー寿命は、約1210枚vs約3780枚でD5の勝ち。ただし、1DX2にはGPSが付いてる。
 XQDとCFastはどっちがいいんですかねぇ? いえ、カメラと心中だと思うんですが(笑)。
 XQDはSONY系で、ハンディカムなどで採用例があります。スチルカメラではニコンのみが採用しています。後述するCFastよりも新しい規格です。PCI-Exに直結する仕組みなので、今後も速度の発展が望めます。
 CFastはCompactFlash Associationが策定した物で、ファクトリー系などで採用実績があります。シリアルATAですので、理論上600MB/sの転送能力があります。最近は、SSDは別のプロトコルに行ってしまいましたし、HDDはこの速度で十分なので、新しい規格の気配がありません。うーん。
 (現時点で販売されているカードではCFastの方が速いようです)
 ハイエンドカメラのメモリは、5年先が見えないです。SDはUHS-IIで十分ですし、デジカムのハイエンドは、それこそSSDをぶち込んでも良いわけです。XQDは採用例が少なくSONYお得意のパターンになりそうだし、CFastはCFA直系だけれど、高速化で躓き、形状が同じでPCI-EX接続とかNVMeプロトコルになってたりしてね。

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