Georges Bizet
カルメン組曲
 Carmen suite

ハバネラ Hananera
カスタネット Castanet
闘牛士の歌 Toreador's Song
闘牛士の行進 Tdor's March



MIDI制作:滝野細道
 

             カルメン組曲

ビゼー(18381875Georges Bizet ジョルジュ・ビゼー)のオペラ「カルメン」は、あまりに奔放なジプシー女がヒロインで、背徳的であったため、最初の公演は失敗に終わり、その3ヶ月後にビゼーは37歳の若さで、失意の内に死去しました。今、世界中でこのように熱狂的にもてはやされる現実を知らずして・・・サン=サーンスはロマン派芸術に捕われ、1900頃の近代芸術の勃興に付いて行けず、近代主義を批判して評価されませんでしたが、ビゼーは反対に近代芸術の夜明け前で、生前に賞賛を受けるには早すぎたと言えます。イタリアのジャコモ・プッチーニ(ラ・ボエーム、トスカ、蝶々夫人、トゥーランドット)などは1858年生れで、同世代ながら1900年前後のオペラが熱狂的な支持を受け、成功したのとは全く対照的と言えましょう。「アルルの女」(後日別掲)はそれなりの賞賛を受けましたが、付随音楽というもので、劇音楽としてはベートーヴェンの「エグモント」やメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」グリーグの「ペールギュント」などがありますが、オペラの序曲や間奏の方が有名になるっちゅうのもね。N響のアンサンブルが田舎の地方公演に来たとき、あのメヌエット美しさは地方の洟垂れ小僧にとって誠に衝撃的でした。ジャン・クリストフの心境でした。
         

Piano Classic   童謡・唱歌・懐メロ   八洲秀章&抒情歌   昭和戦前の流行歌・新民謡   昭和戦後の歌謡曲・演歌  「細道のMIDI倶楽部」TOPへ
   *2006/SEPT/01