童謡・唱歌   懐メロ   八洲秀章&抒情歌    *2008/MAY/06   「細道のMIDI倶楽部」TOPへ 


海沼実に見出された細川雄太郎の、次にヒットしたのがこの歌です。海沼実は信州松代の出身で、同郷の草川信を目指して上京し、<音羽ゆりかご会>という児童合唱団を創設しました。音羽ゆりかご会からは川田正子、孝子等を輩出しています。また、海沼実は、細川雄太郎のみでなく、作詞家を多く見出しました。「里の秋」の斎藤信夫。「みかんの花咲く丘」の加藤省吾などですが、誰でも知っている曲を沢山作った割には、あまり知られていません。これは本居長世と通ずるところがあります。長世は合唱団ではありませんが、自身の娘に歌わせて、全国、海外の公演をしています。三大童謡作詞家といえば、北原白秋、野口雨情、西条八十と決まっています。では、三大童謡作曲家といえば、中山晋平、弘田龍太郎、山田耕筰でしょうか。
誰でも知っている海沼実の曲:「里の秋」「みかんの花咲く丘」「あの子はたあれ」「やさしいおかあさま」「みてござる」「お猿のかごや」「蛙の笛」「ちんから峠」「からすの赤ちゃん」
誰でも知っている本居長世の曲:「十五夜お月さん」「七つの子」「めえめえ子山羊」「汽車ぽっぽ」「ないしょ話」「青い目の人形」「赤い靴」「俵はごろごろ」「四丁目の犬」「通りやんせ」

  JASRAC No.050−0122−6


  ちんから峠

 作詞:細川雄太郎
 作曲:海沼実
 制作:滝野細道


 (一)
 ちんからほい ちんからほい
 ちんから峠の おうまはほい
 やさしい おめめで
 ちんからほいほい ちんからほい
 おすずをならして とおります
 はるかぜそよかぜ うれしいね

 (二)
 ちんからほい ちんからほい
 ちんから峠は おひよりほい
 ふもとの 子供が
 ちんからほいほい ちんからほい
 わまわしごっこで あそんでる
 小鳥もぴいちく ないてます

 (三)
 ちんからほい ちんからほい
 ちんから峠の おうまはほい
 町から お帰り
 ちんからほいほい ちんからほい
 おせなにおみやげ 花のたば
 おくびをふりふり かえります