幻想即興曲
シロートのおじさんおばさんたちがピアノ演奏を志すに当って、瞳に星をちりばめていうことには、「ショパン(1810−1849 Fryderyk Franciszek Szopenポーランド名:フリデリク・フランシスチェク・ショペン)の幻想即興曲が弾けるようになりたい」。この曲は確かにテンポは速く、MIDIの制作にも音符を置いていくだけでも疲れますが、「オクターヴ以上のところは少ないし、指使いにも難しいところはあまりない。弾いて見ればさほど難しくない」とは、指が短いのでピアニストになるのを諦めた愚息の話。とはいえ<ショパン弾き>という言葉があるとおり、本当にショパンを弾きこなすには、一応幻想即興曲が弾けるようになってから、大変なセコンド・エフォートが必要なようです。「バラード4番へ短調」なんてのもあるし。ショパンとリストはピアノで度々比較されます。リストは常々「オラに初見で弾けねー曲はねえ!」と豪語し、実際にそのとおりで、初見でその曲生涯最高の演奏をしたらしいです。ところがある時、ショパンの出した曲を初見ではうまく弾けなかった。たちまち雲隠れしたリストが再び現れた時、彼はショパンのどんな曲でも初見で弾きこなした、といいます。どちらを褒めたのだか・・・(4’12”)
曲のテンポはスコアより遅めになっています。
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