昭和22年(1947年)     JASRAC No.067-0219-8
   
 
作詞:江間章子
作曲:團伊玖磨 
歌唱:ダークダックス/他
MIDI制作:滝野細道

(一)
七色の谷を越えて 流れて行く風のリボン
輪になって輪になって かけて行ったよ
歌いながら(注1) かけて行ったよ

(二)
美しい海を見たよ あふれていた花の街よ
輪になって輪になって 踊っていたよ
春よ春よと 踊っていたよ

(三)
すみれ色してた窓で 泣いていたよ街の角で
輪になって輪になって 春の夕暮れ
一人さびしく 泣いていたよ

童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌  「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  *10/AUG/12

花の街
この「花の街」の歌詞には
(注1)の部分に論争があります。大部分の楽譜やレコード
はここの部分の歌詞が♪春よ春よと♪となって いますが、上記の通りに♪歌いなが
ら♪が正しいというものです。色々検索して見ましたが、江間章子に確認したというも
のはありませんでした。詞全体を見てみますと、1〜3番を通じて同じ部分は♪輪にな
って輪になって♪の部分のみで後はそれぞれ変化しています。どうも作詩上の問題
として♪歌いながら♪に軍配が上がりそうなのでこのMIDIはこちらを取りました。実際
に歌を聴いてみますと、小鳩くるみや倍賞千恵子は♪歌いながら♪と歌っています
が、合唱団やトワ・エ・モア等は♪春よ春よと♪、と歌っています。倍賞千恵子の場合
は面妖で、倍賞は♪歌いながら♪、と歌っているのにそのバックコーラスは♪春よ春
よと♪、と。
この歌の歌詞にはまだ問題があって、三番の♪街の角で♪が、多くの楽譜で♪街の
窓で♪となっているとか、JASRAC登録の正題が「花のまち」となっていますが、ほ
ぼ全部が「花の街」という題名にしていることなどです。 
Photoes by Hosomichi