昭和51年(1976年3月)         JASRAC No.067-8729-1
春一番
春一番の吹く頃咲く、蕗の薹と福寿草
   
Photoes taken by Hosomichi
春一番
気象用語<春一番>は、冬型の「西高東低」の気圧配置が換わり、南の高気圧が強くなってきて、南の強い風が初めて列島に吹き込む事をいいます。立春から春分までの間の南の強風第一番目のものです。しかし、北の高気圧と南の高気圧のせめぎ合いの時季ですから、春一番の後再び西高東低に戻ったりしますが、春の息吹が感じられる現象です。このことは最近では普通の言葉として誰でも知っていることですが、昭和30年代はほとんどの人が知りませんでした。細道の某社入社試験にも「新時事用語問題」として出題されていたのは、昭和40年代初頭のことでした。語源は、安政年間、長崎の猟師がこの突風に遭い、56名の遭難者がでて、猟師たちがこの突風を<春一>とか<春一番>と呼んでいたもの、とされていますが、気象庁がこの言葉を採用したのが、昭和35年の朝日新聞の記事<春の突風>で、この歴史について触れて以来とされています。それ以後暫くは、特殊な気象用語として、広く一般に知られることはありませんでしたが、昭和51年キャンディーズがこの「春一番」を歌い、大ヒットとなったため、日本中あまねく知れ渡ることとなった、と言ってもよいでしょう。元作詞作曲家・穂口雄右氏の功績でしょう。<元>は変ですが・・・
それにしても、スーちゃん。美人であることもさりながら、愛くるしいという表現がぴったりの風貌で、心の豊かさが見えるような人でした。残念です。合掌。

懐メロ  八洲秀章&抒情歌  童謡・唱歌        「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  2013/JAN/30
(三)
雪が溶けて川になって 流れて行きます
つくしの子がはずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですね 
ちょっと気取ってみませんか
**
別れ話したのは 去年のことでしたね
ひとつ大人になって 忘れませんか
もうすぐ春ですね 
恋をしてみませんか
**
もうすぐ春ですね 
恋をしてみませんか
(一)
雪が溶けて川になって 流れて行きます
つくしの子がはずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですね 
ちょっと気取ってみませんか
**
風が吹いて暖かさを 運んできました
どこかの子が隣の子を 迎えにきました
もうすぐ春ですね 
彼を誘ってみませんか
泣いてばかりいたって 幸せは来ないから
重いコートを脱いで 出かけませんか
もうすぐ春ですね 
恋をしてみませんか

(二)
日だまりには雀たちが 楽しそうです
雪をはねて猫柳が 顔を出します
もうすぐ春ですね 
ちょっと気取ってみませんか
**
おしゃれをして男の子が 出かけて行きます
水をけってカエルの子が 泳いで行きます
もうすぐ春ですね 
彼を誘ってみませんか
別れ話したのは 去年のことでしたね
ひとつ大人になって 忘れませんか
もうすぐ春ですね 
恋をしてみませんか

作詞:穂口雄右(C) 作曲:穂口雄右     歌唱:キャンディーズ MIDI制作:滝野細道  
キャンディーズ