昭和26年(1951年)
JASRAC No.072-0086-2

作詞:藤浦 洸  作曲:上原げんと
歌唱:美空ひばり 制作:滝野細道

(一)
花を召しませ ランララン
愛の紅ばら 恋の花
もゆる心の ささやきか
恋のそよ風 ゆらゆらと
ゆれて恥ずかし 赤いばら
花を召しませ ランララン
召しませ紅ばら 恋の花

(二)
花を召しませ ランララン
白いミモザは 夢の花
ぬれた心の 愛の露
月の光か ささやきか
丘のチャペルの 鐘の音が
花を召しませ ランララン
召しませミモザは 愛の花

(三)
花を召しませ ランララン
乙女やさしい チュウリップ
赤白黄色と とりどりの
レビュウ幕ぎれ 千代紙や
なげたテープの 美しさ
花を召しませ ランララン
召しませやさしい チュウリップ

(四)
花を召しませ ランララン
花は散るもの しぼむもの
咲いた思いの 花びらに
夢があるうち いまのうち
いとしお方に ささげなさい
花を召しませ ランララン
召しませ情の 花束を
童謡・唱歌・懐メロ 八洲秀章&抒情歌 昭和戦前の流行歌・新民謡 昭和戦後の歌謡曲・演歌 *08/5/9

この曲の作曲者上原げんとは、戦前には「上海の花売娘」「広東の花売娘」「南京の花売娘」を戦後は「東京の花売娘」いわゆる<花売娘シリーズ>をいずれも岡晴夫のために作りました。作詞者こそ、<上海>=川俣栄一、<南京>&<広東>=佐藤惣之助、<東京>=佐々詩生(=門田ゆたか)と違いますが、明るい曲想は同じです。この「ひばりの花売娘」も<花売り娘シリーズ>のひとつと言えましょう。


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