昭和52年(1977年)      JASRAC NO.072-5383-4 
氷雨  氷雨(ひさめ)

作詞:とまりれん(C)
作曲:とまりれん

 歌唱:佳山明生
 MIDI制作:滝野細道 
(一)
飲ませて下さい もう少し
今夜は帰らない 帰りたくない
誰が待つというの あの部屋で
そうよ誰もいないわ 今では
唄わないで下さい その歌は
別れたあの人を 思い出すから
飲めばやけに 涙もろくなる
こんなあたし 許して下さい

外は冬の雨 まだやまぬ
この胸を 濡らすよに
傘がないわけじゃ ないけれど
帰りたくない
もっと酔うほどに飲んで
あの人を 忘れたいから

 (二)
 私(あたし)を捨てた あの人を
 今更くやんでも 仕方ないけど
 未練ごころ消せぬ こんな夜
 女ひとり飲む酒 わびしい
 酔ってなんかいないわ 泣いてない
 タバコのけむり目に しみただけなの
 私酔えば 家(いえ)に帰ります
 あなたそんな 心配しないで

 外は冬の雨 まだやまぬ
 この胸を 濡らすよに
 傘がないわけじゃ ないけれど
 帰りたくない
 もっと酔うほどに飲んで
 あの人を 忘れたいから
        忘れたいから 

童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌     *2012/03/12 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ 

この「氷雨」は日野美歌や箱崎伸一郎らとシングル同時発売された昭和57年(1982年)
12月のリリースとされています。しかしこの歌は当倶楽部上記表示のように佳山明生の
シングルとして昭和52年に発売され、その後再発売されましたが中々ヒットしませんでし
た。従って佳山にとってはこの昭和57年盤が再々発売ということになります。日野盤とと
もに佳山盤も大ヒットとなりましたが、佳山の大ヒット曲はこれだけとなっています。顔も
良いし声も良いのですが、歌唱が昭和20〜30年代の歌手を思わせる歌いかただったの
で、時代受けしなかったということでしょうか。この当倶楽部の「氷雨」は日野版と歌詞・メ
ロディーはほとんど同じですが、調子など細部は異なっています。