「いちご白書」をもう一度 

 昭和50年(1970年)              JASRAC CODE NO.007-4359-3
作詞・作曲:荒井由実(松任谷由実)(C)     歌唱:バンバン  MIDI制作:滝野細道
 
いつか君と行った 映画がまた来る
授業を抜け出して 二人で出かけた

哀しい場面では 涙ぐんでた
素直な横顔が 今も恋しい
雨に破れかけた 街角のポスターに
過ぎ去った昔が 鮮かによみがえる
君もみるだろうか 「いちご白書」を
二人だけのメモリー どこかでもう一度


懐メロ   八洲秀章&抒情歌   童謡・唱歌        「細道のMIDI倶楽部」TOPへ   *2014/JUL/09
 
 いちご白書
The Strawberry Statement
 「いちご白書」(The Strawberry Statement)は、米国作家ジェームス・クネン著の
1966年〜1968年の間の学生生活を著わしたノンフィクション。 特に1968年のコロン
ビア大学の学部長事務所の占拠事件など、大学当局への抗議行動を描いたもの
で、以後の若者の行動や、映画などに多大の影響を与えた。学生たちの大学運営
に対する意見などは、「いちご」が好きか嫌いかという程度のものとの、学長の言葉
に反抗したものだった。
 1966年といえば細道が大学を卒業した年だが、その二年前の1964年、在籍の大
学でも、授業料値上げに関する学長の言動に激高し、学内でデモ行進したり、本部
をバリケード封鎖するという狼藉を働いたが、お咎めもなく、「いちご白書」同様のこ
とが起こっていたのだった。六十年安保の興奮も醒め、エネルギーの捌け口もなく
年間授業料が12,000円の時代だった。この「いちご白書」は映画化され日本でも
ヒットし、荒井由実が彼とこの映画を見に行った想い出を歌としたのが、【「いちご白
書」をもう一度】であると言われる。
↓ 間奏
(二番はここから)

僕は無精ヒゲと 髪をのばして
学生集会へも 時々出かけた
就職が決まって 髪を切って来た時
もう若くないさと 君に言い訳したね
君もみるだろうか 「いちご白書」を
二人だけのメモリー どこかでもう一度
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二人だけのメモリー どこかでもう一度