いちご白書 The Strawberry Statement |
「いちご白書」(The Strawberry Statement)は、米国作家ジェームス・クネン著の 1966年〜1968年の間の学生生活を著わしたノンフィクション。 特に1968年のコロン ビア大学の学部長事務所の占拠事件など、大学当局への抗議行動を描いたもの で、以後の若者の行動や、映画などに多大の影響を与えた。学生たちの大学運営 に対する意見などは、「いちご」が好きか嫌いかという程度のものとの、学長の言葉 に反抗したものだった。 1966年といえば細道が大学を卒業した年だが、その二年前の1964年、在籍の大 学でも、授業料値上げに関する学長の言動に激高し、学内でデモ行進したり、本部 をバリケード封鎖するという狼藉を働いたが、お咎めもなく、「いちご白書」同様のこ とが起こっていたのだった。六十年安保の興奮も醒め、エネルギーの捌け口もなく 年間授業料が12,000円の時代だった。この「いちご白書」は映画化され日本でも ヒットし、荒井由実が彼とこの映画を見に行った想い出を歌としたのが、【「いちご白 書」をもう一度】であると言われる。 |