JASRAC No.019−0129−0(消滅)
籠の鳥
(一)
逢いたさ見たさに 怖さを忘れ
暗い夜道を ただ一人
(二)
逢いに来たのに なぜ出て逢わぬ
僕の呼ぶ声 忘れたか
(三)
貴郎の呼ぶ声 忘れはせぬが
出るに出られぬ 籠の鳥
(四)
籠の鳥でも 智慧ある鳥は
人目忍んで 逢いに来る
(五)
人目忍べば 世間の人は
怪しい女と 指ささん
(六)
怪しい女と 指さされても
誠心(まごころ)こめた 仲じゃもの
2008/MAY/03