昭和26年(1951年)     JASRAC No.019-0103-6
角兵衛獅子の唄  

作詞:西条八十
作曲:万城目正
歌唱:美空ひばり
MIDI制作:滝野細道
(一)
生れて父の 顔知らず
恋しい母の 名も知らぬ
わたしゃ旅路の 角兵衛獅子
打つや太鼓の ひとおどり

(二)
情けを知らぬ 親分
(おやかた)
昼寝の暇に 空見れば
雁も親子で 帰るのに
わたしゃ越後へ いつ帰る

 (三)
 旅路にまたも 茶の花が
 匂えば故郷
(くに)を 想い出す
 赤い万燈
(まんどう) 村まつり
 幼馴染が 忘らりょか

八洲秀章&抒情歌 童謡・唱歌 懐メロ  *10/JUL/03 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ
 Illustration by Hosomichi

この「角兵衛獅子の唄」は松竹映画<鞍馬天狗・角兵衛獅子>の主題歌です。美空ひばりは同じ昭和26年に角兵衛獅子の物語、松竹映画<とんぼ返り道中>とその主題歌「越後獅子の唄」をリリースしており、鞍馬天狗の杉作と蝶松という二人の角兵衛獅子の子役(美空ひばり14歳の時)を演じていました。「越後獅子の唄」は大ヒットし、後になって美空ひばりは「私は街の子」、「あの丘超えて」などとともに三部作としてメドレーで歌っておりましたが、「角兵衛獅子の唄」のほうは嵐寛寿郎の鞍馬天狗の映画の人気ほどにはヒットしませんでした。