大正7年頃(1919年頃)
JASRAC No.031-0507-5
 
金色夜叉
作詞:後藤紫雲/宮島郁芳
作曲:後藤紫雲/宮島郁芳
歌唱:東海林太郎/松島詩子
制作・編曲:滝野細道

(一)【
熱海の海岸 散歩する
貫一お宮の 二人連れ
共に歩むも 今日限り
共に語るも 今日限り
 
 (五)
 宮さん必ず 来年の
 今月今夜の この月は
 僕の涙で 曇らせて
 見せるも男子の 意気地から
 
(二)【
僕が学校 終るまで
何故に宮さん 待たなんだ
夫に不足が 出来たのか
さもなきゃお金が 欲しいのか
 
 (六)
 ダイヤモンドに 目がくれて
 乗ってはならぬ 玉の輿
 人は身持ちが 第一よ
 お金はこの世の まわりもの
 
(三)【
夫に不足は ないけれど
あなたを洋行 さすがため
父母の教えに 従いて
富山一家に 嫁(かし)ずかん

 (七)
 恋に破れし 貫一は
 すがるお宮を 突き放し
 無念の涙 はらはらと
 残る渚に 月淋し
(四)
如何に宮さん 貫一は
これでも一個の 男子なり
理想の妻を 金に替え
洋行するよな 僕じゃない
 童謡・唱歌・懐メロ 八洲秀章&抒情歌 昭和戦前の流行歌・新民謡
  *08/NOV/01