昭和4年(1929年)  
JASRAC No.080-0136-7
殿
作詞:西条八十(C)
作曲:中山晋平(PD)
MIDI制作:滝野細道 手毬 Illust by Hosomichi

(一)
てんてんてんまり てん手毬
てんてん手毬の 手がそれて
どこからどこまで 跳んでった
垣根を越えて 屋根越えて
表の通りへ 跳んでった
跳んでった

(二)
表の行列 なんじゃいな
紀州の殿さま お国入り
金紋先箱 供揃い
お駕籠の傍には 髭奴
毛槍を振り振り ヤッコラサの
ヤッコラサ

(三)
てんてん手毬は てんころり
弾んでお駕籠の 屋根の上
もしもし紀州の お殿さま
あなたのお国の みかん山
私に見させて くださいな
くださいな
(四)
お駕籠は行きます 東海道
東海道は 松並木
止まり止りで 日が暮れて
一年たっても 戻りゃせぬ
三年たっても 戻りゃせぬ
戻りゃせぬ

(五)
てんてん手毬は 殿さまに
抱かれてはるばる旅をして
紀州は良い国 日の光り
山のみかんに なったげな
赤いみかんに なったげな
なったげな


懐メロ 八洲秀章&抒情歌 童謡・唱歌
2006/SEP/01開設