長崎 眼鏡橋
Illustrated by Hosomichi
長崎ブルース
昭和43年(1968年) JASRAC No.012-0016-0
作詞:吉川静夫 作曲:渡久地政信 歌唱:青江三奈 制作:滝野細道
(一)
逢えば別れが こんなにつらい
逢わなきゃ夜が やるせない
どうすりゃいいのさ 思案橋
丸山せつない 恋灯り
ああ せつない長崎 ブルースよ
(三)
石のたたみを あるいたときも
二つの肩が 離れない
ザボンのかおりの うす月夜
死んでも忘れぬ 恋すがた
ああ 忘れぬ長崎 ブルースよ
(二)
泣いてすがれば 好きだと抱いて
とかせた帯ひも 南蛮屏風
ガラスの絵にさえ 紅がつく
男と女の 恋
ごころ
ああ 女の長崎 ブルースよ
*2009/MAR/07
上掲のイラストは、通称<眼鏡橋>といわれる長崎の名橋ですが、この歌詞の中にある<思案橋>ではありません。思案橋という橋は現存しておらず、橋の標識のみで、地域の名称となっています。高知の<はりまや橋>や有楽町の<数奇屋橋>同様です。地区思案橋は丸山遊郭に隣接していて、昔は実際に橋があり、丸山遊郭に行こうか止めようかと思案した橋だったため、その橋名となったとのことです。この辺のことはコロラティーノの「思案橋ブルース」にも出てきます。<まるやま>といえば「花街の母」の円山も有名ですが。