昭和14年(1939年)

作詞の高橋掬太郎は「酒は涙か溜息か」「ここに幸あり」をはじめ戦後は「古城」など三橋美智也の多くの歌を作詞しています。作曲者原野為ニは、「幌馬車の唄」「片瀬波」は原野為ニ名、「花言葉の唄」「恋の島」は池田不二男名、「並木の雨」「雨に咲く花」はどっちつかずのペンネームです。歌手のミス・コロムビアは後に霧島昇と結婚した松原操のことで、「旅の夜風」など愛染かつらシリーズで霧島昇とともに爆発的なヒットを続けました。ミス・コロムビアも音楽学校出で覆面歌手でデビュー。藤山一郎や小林千代子も覆面歌手デビューしました。

  横浜海軍道路のさくら並木 Photo by Hosomichi

     JASRAC Code No.059−0835−3

 並木

     作詞:高橋掬太郎  作曲:原野為二  歌:ミス・コロムビア(松原操)  
     制作:滝野細道





















     (一)
   並木の路に 雨が降る
   どこの人やら 傘さして
   帰る姿の なつかしや

     (二)
   並木の路は 遠い路
   いつか別れた あの人の
   帰り来る日は いつであろ

     (三)
   並木の路に 雨が降る

   何処か似ている 人故に
   後姿の なつかしや

      *08/5/8 **検索から入られた方: