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懐しのボレロ |
作詞:藤浦 洸
作曲:服部良一
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歌唱:藤山一郎
MIDI制作:滝野細道
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(一)
南の国 唄の国
太鼓を打て 拍子をとれ
楽しき今宵
南の星 十字星
いとしの瞳(ひとみ)に似て
輝けるは 愛のひかり
今宵もあの空に
高くひびけ 想い出の
懐かしのボレロよ
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(二)
想いをこめ 高らかに
太鼓を打て 拍子をとれ
楽しき今宵
南の花 紅い薔薇
優しき人の胸に
愛のしるし 高く香る
情(なさけ)を風にのせ
遠く送る 想い出の
懐かしのボレロよ
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*10/FEB/23 |
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この「懐しのボレロ」は歌詞を見ても南方の国々、特にメラネシアの島々を歌ったもの
であることがわかります。昭和14〜5年頃から盛んに南方や中国への憧憬を込めた
歌が軍歌に混じって歌われました。本倶楽部にも、5〜6曲アップしてありますが、ほ
とんどが非常に明るい歌で、これらが作者の意図とは関係なく、太平洋戦争の「あ号
作戦」と言われる南方攻略作戦を鼓舞し寄与たことでしょう。当時は、軍部の意向に
反する歌はリリース不可能だったわけですから、仕方ないともいえますが・・・ |