*2014/FEB/18
(三)
可愛い瞳
(ひとみ)
が すずらんに
どこか似ていた お下げ髪
愁
(うれ)
いを染める 夕空に
上
(のぼ)
りの汽車も 消えて行く
ああ オホーツクの 秋の海
(四)
春を舞うには まだ早い
つばさ淋しい ゴメ
(注)
の群れ
啼いては消える 流氷の
とどろき光る 岩かげよ
ああ オホーツクの 冬の海
(注)
ゴメ=ウミネコ
(一)
蒼
(あお)
いうねりも 汐
(しお)
鳴りも
消えて沖き行く 舟もない
見渡す限り 流氷
(りゅうひょう)
の
身を切るような 風が吹く
ああ オホーツクの 春の海
(二)
砂に埋もれて 朽ち果てた
遠い昔の 忘れ船
二人が語る 船べりに
浜茄子
(はまなす)
そっと 咲いていた
ああ オホーツクの 夏の海
オホーツクの海
昭和40年(1965年) JASRAC No.013-0390-2
作詞:纓片 実(C) 作曲:八洲秀章(C) 歌唱:和田弘とマヒナスターズ
MIDI制作:滝野細道 This photo from Wikimedia Commons under license
オホーツクの海