昭54和年(1979年)     JASRAC No.014-5717-9
おもいで酒
作詞:高田直和   作曲:梅谷忠洋   歌:小林幸子  MIDI制作:滝野細道
(一)
無理して飲んじゃ いけないと
肩をやさしく 抱きよせた
あの人どうして いるかしら
噂をきけば あいたくて
おもいで酒に 酔うばかり
(三)
いつかは忘れる 人なのに
飲めば未練が またつのる
あの人どうして いるかしら
くらしも荒れた このごろは
おもいで酒に 酔うばかり

小林幸子(こばやしさちこ、本名同じ、昭和28年(1953年)12月5日〜、新潟市出身)は、9歳のときに<歌まね読本>でグランドチャンピオンで優勝し、古賀政男の「ウソツキ鴎」でデビューし、子役としても活躍しました。しかし、その後にヒット曲に恵まれず、美空ひばりの母に嫌われたりして、この「おもいで酒」が大ヒットするまで、なんと14年余の長い不遇の時代をすごしたのでした。以後は「とまり木」、「雪椿」など次々とヒットを出し、紅白歌合戦の活躍は目を見張るものがあります。
高田直和(たかだなおかず、〜平成22年8月21日)は、昭和54年、この「おもいで酒」の大ヒットの作詞をし、作詞家と朝日放送の事業局次長という二足の草鞋を履きました。独立してから<オフィス・タカダ>を設立し、梅谷忠洋の作曲などで数々の作品を残しましたが2010年8月21日に逝去しました。
梅谷忠洋(うめたにただひろ、昭和27年(1952年)1月16日〜兵庫県出身)は、本来フルーティストでしたが、この「おもいで酒」の作曲で一躍脚光を浴び、クラシック出の演歌作曲家として活躍しています。また、<潜在意識研究家>としても活動している面もあります。
Photo taken by Hosomichi 鎌倉長谷寺の睡蓮の池
八洲秀章&抒情歌 童謡・唱歌 懐メロ
*10/SEP/29 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ
(二)
ボトルに別れた 日を書いて
そっと涙の 小指かむ
あの人どうして いるかしら
出船の汽笛 ききながら
おもいで酒に 酔うばかり