麗人草の歌 | |
作詞:松村又一 作曲:加藤光男 歌唱:林伊佐緒 MIDI制作:滝野細道 |
レイジンソウ Photo fm Botanical Garden |
(一) 愛の涙に やさしく濡れて 咲くが乙女(おんな)の 生命なら なぜに散らした あの夜の風よ 今は帰らぬ 夢かなし |
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(二) 月のテラスで やさしく肩を 抱いたあの夜の あの人が 今日も呼ぶ呼ぶ 嘆きの窓に 強く生きよと 夢に呼ぶ |
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(三) 涙涙の 幾年越えて 帰るこの春 花の春 咲いて香れよ 麗人草の 花は紅(くれない) あの丘に |
*10/FEB/03 |
麗人草という野草はありません。上掲の花はキンポウゲ科トリカブト属レイジンソウ です。漢字の和名は、<麗人>と同じ意味の『伶人草』となります。この伶人草は名 前にそぐわず、っていうか、名前にふさわしくというか、トリカブト属なので、美麗な外 観にかかわらず、内に猛毒を秘めています。この失恋の嘆きの歌詞の裏にこうした 意味が含まれているのかも、と想像するとまた違った気持ちになります。 |